マジンガー通信

多分500万人に1人くらいの割合でしか役に立たないシトロエンC4にまつわるお話など。

信心が足りないのか

2009年05月15日 | 車好き話
鉄の芸術品・・・

故も無く始まった私のプチイタリアブームの中で
お店を回った時も改めて気になって、ターンパイクのラウンジでも話題になった車があります。
アルファGTです。
私の感覚値で言うと、上の写真では格好良さの1割も表現出来ていないと思いますが、
端正というか男前というか、見る度にドキリとさせられる車です。
全体が引き締まった無駄の無い、筋肉質なフォルム、目鼻立ちがはっきりした小顔は正にジローラモ
イタリアの伊達が凝縮した様な車だと思います。
アルファGTは、アルファに突如起こった大ジュジャーロ祭りの一環で
ブレラに道を譲り、そう長くなかった生涯を終えたのですが、
(新車で買うのは、今がラストチャンスです。)
ジュジャーロ崇拝者を自認している私でも一目で分かる程、アルファGTの方が格好良い。
今回は並べて見たので、その考えは確信になりました。

私の宝物十傑の中に入る逸品です。(ちなみに85年発刊のパート1とイタルデザイン編は実家に置きっ放し。。)

実車を目の前にそれは何なのかを考えたのですが、
フォルムもさることながらディテールの違いが顕著なんだという事が分かりました。
一番分かり易いのはフロントオーバーフェンダーの処理の仕方です。
後で調べると、どうもアルファGTのフェンダーパーツは147GTAの使い回し
だそうで、これが為に作られた訳では無いそうですが
(適度な)マッチョマン(表現が古いな・・・)の肩甲骨辺りに隆起する筋肉の様に
三次元的な形状をしていて、それが引き締まった造形に寄与しています。
翻ってブレラのオーバーフェンダーは三角ロートの様にストンとした形状をしています。
故があっての事とは思いますが、見比べると何だかやっつけの様にも見えます。
内装もしかりで、スパルタンの文法から1ミリも外す事が無いアルファGTの内装に対して
ブレラにはマスプロの香りが色濃く出ています。
値段は殆ど一緒なのに。

159もダンディズムを感じる車でした。

共にドア後ろに貼られているプレートに書いてある"Designed by BERTONE"と
"Designed by GIUGIARO"を比べると私としては圧倒的に後者の方が後光が射しているのですが
車を比べると巨匠も少し歳を・・・という感も否めないところです。
同じく置いてあった159の、男である事を声高に叫んでいる様なマッシブかつ清潔感溢れる
パリッとしたデザインを見て少し安堵しましたが。
翻ってもう少し視野を広げた話をすると、カロッツェリアのデザインは専門家だけあって
メーカーのデザインスタジオで作られた刹那的な物とはレベルが違います。
時代が許さないのか、昨今、少々旗色が悪い様ですが
30年、40年後も”やっぱりベルトーネのデザインはさぁ・・・”と茶飲み話が出来る
本物が評価される世の中でいて欲しいですね。
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