ぼくのありか。

僕は此処にいる。君は何処にいる?

うたわれるもの 第11話 「永遠の約束」感想。

2006年06月15日 | うたわれるもの

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●○あらすじ○●

髪梳く風が猛る頃。
人の脆さを、己の無力さを知る。
復讐心は戦を煽り。
ハクオロは忘失の過去に翻弄されていく―――


●○できごと○●

刹那

平和な暮らし。
交わされる朗らかな会話。
絶えない笑顔。

こんな日々がずっと続くと思っていた・・・。

土産

カミュのお土産。
アルルゥには木彫りの猫。
ユズハには貝殻。

そっか、ユズハは海も知らないのか。
何だか悲しいな。

波乱

調印の儀。
テオロによって知らされる襲撃。
平穏が崩れていく予感。

じゃあな 頑張れよ、アンちゃん

静かに逝くテオロ。
安らかに、穏やかに。
己の役割を果たしたと、満足そうに。

死を悟らせなかった男気。
見事な最期だった。

永眠

テオロの死。
呼びかけるアルルゥが痛々しい・・・。

村の状況。
生存者、無し。
余りにも当然で、余りにも残酷な現実。

エルルゥの表情は沈み。
アルルゥは受け入れることができない。

しくて、しくて、心がれてしまいそう。

それでも、どうすることもできない。
無力さが呪わしい。

主としての決断

ハクオロのするべき事。
それは感情のままの復讐では無くて。

黙れェ!!!

分かっている。
解っている。
判っている。

・・・はずなのに。

酒杯

カルラとの晩酌。
敵への疑問。

ハクオロは惑う。
己の素性に、己への怨嗟に。

失われた記憶の深遠に、真実は在るのだろうか・・・。

号令

使者の帰還。
無念が響く。

全軍に知らせよ! クッチャ・ケッチャに進軍する!

号令は怒号。
赫怒、瞋恚、憤懣。
黒き心が訴えるままに。

悪漢

進軍中、クッチャ・ケッチャ軍の襲撃。
現れる華麗なる剣士、トウカ。
そして、“ラクシャイン”。

義兄を名乗る存在に、ハクオロは・・・。


●○ひとりごと○●

とても寂しい話だった。
村の滅亡もそうだけど、何より憎しみの連鎖が。
憎悪は感染する。
きっと、本当のことなのだろう。

だからこそアルルゥの純粋さが痛くて、沁みるのだ。


次回 : 動揺

トウカよ、その天然で和みをもたらしておくれ!


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身近な人の死、避けることはできないもの。