かたい文章・02

かたいことを続けて書きます。

味噌汁と、ヒヨコへのお湯

2017-03-07 12:29:17 | エッセイ
これは山本七平という人の本からです。

彼の先生は「日本人の親切」という文章を書いているのですが、その先生が若いころ下宿していた家の老人は、大変に親切な人で、寒中に、あまりに寒かろうと思って、ヒヨコにお湯を飲ませた、そしてヒヨコを全部殺してしまった。

そういう記述があります。

僕の両親も「味噌汁は絶対に身体にいいものだ」と信じて疑わないので、豆腐すら飲み込めないほど具合が悪くても飲ませようとしますし、説明をしてから拒絶すると、大変にがっかりします。

山本氏の先生は、彼に言いました。「君、笑ってはいけない、日本人の親切とはこういうものだ」。期待を裏切れず、時には命に関わるほど強烈なものです。
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