イタンデイコウ!

ひっそりたたずむ、設備たち

村井菅谷営業事務所

2012年05月05日 | 暖房・ボイラー
ダイダン株式会社の前身は、長い社名の
「株式会社大阪電気商会大阪暖房商会」であるが、その名の通り
最初は電気工事業から出発し、後に暖房工事業を手がけることに
なった。この暖房工事業の前身が「村井菅谷営業事務所」である。

村井は村井季四郎、菅谷は菅谷元治。
2人は東京職工学校、現在の東京工業大学の同窓生。但し村井は
機械科、菅谷は染色科出身。当初菅谷は染色業を共同経営して
いたが、経営方針の違いからスッパリと染色業から手を引く。
その後、機械器具輸入販売業の菅谷商店をスタートさせた。

村井は辰野金吾の推薦で日本銀行に入行し、その後村井工業所を
経営した。ただしその経営は思わしくなく、菅谷と組むこととなった。
時は明治39年のことである。

こうしてできた村井菅谷営業事務所の初めての仕事が、大阪府立
図書館の蒸気暖房工事であった、と大阪電気暖房七十年史には
書いてある。暖房設備は本館が明治37年に落成してから後に
付設されたもので、暖房設備の仕様や機器などの資料は、図書館
にも住友(修史室)にも残っていないとあり、設計した側の住友
臨時建築部にも残されていなかったということである。
ちなみに中之島図書館は、建物を含めた何から何まで住友の
現物寄付で誕生した図書館である。

じゃあ、もうわかんないじゃん!

と、キレてこの項を終わるが、ダイダンの社史は北海道のあの
不明物件にまで飛び火することになった。


参考文献 大阪電気暖房七十年史 ダイダン株式会社 昭和51年発行
       ダイダン百年史 ダイダン株式会社 平成15年発行
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