今日もドタバタと起きてドタバタと家を出た。
予報では前日より回復するはずなんだけど、家を出るとまたもや雪がチラホラ。
まぁ、今年も予報なんてあまりアテにしてはいないけど、長期予報が“厳しい寒さ”から“やや暖冬”に変わったのは嬉しい事。
一昨年の正月なんて、雪が1m近くもあったからね。それに比べりゃ今日の寒さも屁みたいなもんだ。
途中、海風に寄って餌を仕入れ、情報も仕入れる。
一足先に向かった方の情報だと、加茂は渡船可能との事。
僕は戸賀を目指した。この時期に大型の実績がある宮島を目指して。
それともう1つ。
大会には参加していないけど、今日は渡船可能であれば、戸賀磯をホームとするTさんと竿を並べる事になっている。
初めてお会いしたのが一昨年の秋?だから1年半前か。
随分と昔の事のような気がする。この1年半で色々あったなぁ・・・公私共々。
Tさんを始めとする戸賀で知り合った方々は、皆さん僕より年上でいつもお世話になりっぱなし。
お陰さまで戸賀にも随分と詳しくなったし、以前は無愛想だった戸賀の魚にも徐々に好かれるようになってきた。
まぁ、皆さん僕の兄貴分みたいな存在であり、自分の中で1つのきっかけになった出来事かもしれない。
さて、今日は混雑するだろう・・・と思いきや、漁港には車が1台。
数年前の正月に50台以上の車に圧倒された事があったが・・・状況悪いんだろうなぁ。
まぁいいや、かえって気楽だ。Tさんを待とう。
程なくしてTさん登場。いつも車が違うから挨拶時に迷ってしまう。
新年の挨拶、雑談を済ませ船に乗り込んだ。1番船は約10名の釣り人。
北西風によるウネリがまだ相当に強い事から、当然大きい島限定になる。
緊張が走る根太島の渡礁・・・
海はガバガバと音を立てて荒れていた。
宮島の周囲も真っ白な泡に包まれており、船長の気合声炸裂「ウォレッ!!!」
久しぶりにちょっと緊張しながら島へ降りた。
数名の方が降りたことから、一気に意中の南向きを目指そうとしたのだが、どうにも道が分からん
「あれ?Tさん、どっち行けば良いんでしたっけ?」
「あぁ、確かそっちを適当に真っ直ぐ」
程なくして二人ともハァハァ息が切れ始める。
「こんなんでハァハァですもんね、好調の孔雀の崖なんて絶対に無理ですわ(笑)」
ハァハァ言いつつも笑いながら、ようやくポイントへ辿り着いた。
うわぁ・・・真っ白。
風裏にも係わらず、やはり風が“西北西”ちょいと西が入っているからなのだろう。
沖からも容赦なくウネリが次々に押し寄せ・・・雪のような白さに変わる。
でももはや選択の余地は無い。ここでやりましょう。
際は深そうで、チョイ先にあるハナレへ向かって急激に浅くなっているみたい。
ガバガバと荒れてはいるが、ある意味狙いは簡単。際を探っていくしかない。
前日は流す釣りで、今日は“点”に近い釣り。
久しぶりに1号のウキを取り出し、大サラシに負けないようハリスへもガン玉を段打ちする。
仕掛けが立ったところでウキがサスペンドして行くように設定し、ポカリをグビグビと飲み干し・・・よぉ~し!釣り開始!
張りながら誘いを掛けつつ底まで探ると、ソイやアイナメが掛かり始める。
腹もパンパンな事から、しっかり狙い目の底までコマセも入っているみたい。
穂先にアタリも鮮明に出ることから、張り具合もまぁまぁかな。
その他のエサトリは皆無。Tさんの方はフグが稀に反応する程度。
<大サラシに立ち向かうTさん>
こんな時は1発来そうだよな・・・集中。
だが、ウネリは更に大きくなりTさんの釣り座なんかは常に真っ白け。
僕のほうも青い時間帯が僅かしかなくなりつつあった。
根魚のアタリも途絶え始める・・・むぅ、厳しいぞこりゃ。
それでも女房の実家へ1尾、僕の実家へ1尾となると、どうしてももう1発欲しいところ。
大会並みに集中しよう・・・って、大会だったな。
ここは我慢。
「もし食ってくるとしたらここしかない」
自分に言い聞かせながら手返しを続ける。
そして・・・本日のハイライト。といっても・・・唯一のチャンスを逃してしまう訳だが。
ウキも全く視認出来ないほど沈め、誘いを掛けようとゆっくり引き戻した瞬間
「ババババン!!!」という音と共にラインが弾けた。
おし!来たっ!!!
全面へ出て竿を立て・・・いや、竿を立てようにも海面へ突き刺さらん勢いでグォングォン引っ張られる。
黒鯛はいつも力勝負で、ラインは出さないのだけれども
「こりゃ無理だ」
いったん逆転させ竿を立てようとするが・・・立てられない。
な、な、なんだこりゃ?!
「Tさん!!やばいっす!!」と隣へ向けて叫んだ数秒後
「バシン!!」鈍い音と共に、僕は後ろへ尻もちをついてしまった。
高切れである。
くっそぉ。
どの変から切れたのかも良く分からないが、あの音からして多分水中ではなさそう。
程なくして、擦れて外れたのか何だかよく分からないけどウキがプカプカと姿を現した。
ふぅ・・・悔しいなぁ。くそぉ。
放心状態で顔も引きつらせながらウキトリパラソルをセットし、沖へ向かって投げる。
まぁ、完全に集中も切れていたのだろう。手も膝もワナワナと震えていた。
で、投げたら「ヒューン」と、ウキパラだけが飛んでいってしまった・・・あらまぁ、しかだねごど。
「あらら?kishiさん(笑)パラソルが。私の持ってきますよ」
わざわざTさんが自分の荷物置き場へ走っていくが
「いや、いいですよ。すみません、ありがとうございます」
あぁ、悔しいなぁ。
結局、その後はオキアミが一度も取られる事も無く終了時間を迎えた。
僕は所要で午前上がりだったので、Tさんに別れを告げて船に乗り込む。
「kishiさん、なんとだったなや?」とあまり機嫌が良くない船長。
皆が釣れると、本当にいい笑顔で喜んでくれるんだけどね。
この不機嫌さが他の島での状況を表している。昼時点では他の島もほぼ全滅に近い状態だった。
「う~ん、大バラシ1でした。すみません」
「なしたど?水温がらしても黒鯛だやな?・・・う~ん・・・んだなが。」ボソッと言われた。
大会規定は2尾の全長。1尾の僕は既に圏外。
海風に立ち寄り参加賞とオマケを頂き、新年の男鹿を後にした。
こうして実に有意義だった2日間の大会は終わった。
これから毎年参加しよっと。
しかし・・・でも・・・何かとても悔しいぞ。
まるっきり“ボ”の方が気持ち的にすっきりしていたかもしれない。
頭の中が悶々とする。
竿の角度?
確かにあまり良くなかったかも。
では、昨日の秒殺は?角度は良かったよなぁ・・・
ラインは新品だぞ?・・・う~ん・・・
いつもの意味の無い「たられば」が頭を何度も駆け巡る。
今年は早めにオフにしようかと思っていたけど・・・無理だな、こりゃ。
次回は何処へ行こうか・・・
今年も長くて早い一年になりそうだ。
予報では前日より回復するはずなんだけど、家を出るとまたもや雪がチラホラ。
まぁ、今年も予報なんてあまりアテにしてはいないけど、長期予報が“厳しい寒さ”から“やや暖冬”に変わったのは嬉しい事。
一昨年の正月なんて、雪が1m近くもあったからね。それに比べりゃ今日の寒さも屁みたいなもんだ。
途中、海風に寄って餌を仕入れ、情報も仕入れる。
一足先に向かった方の情報だと、加茂は渡船可能との事。
僕は戸賀を目指した。この時期に大型の実績がある宮島を目指して。
それともう1つ。
大会には参加していないけど、今日は渡船可能であれば、戸賀磯をホームとするTさんと竿を並べる事になっている。
初めてお会いしたのが一昨年の秋?だから1年半前か。
随分と昔の事のような気がする。この1年半で色々あったなぁ・・・公私共々。
Tさんを始めとする戸賀で知り合った方々は、皆さん僕より年上でいつもお世話になりっぱなし。
お陰さまで戸賀にも随分と詳しくなったし、以前は無愛想だった戸賀の魚にも徐々に好かれるようになってきた。
まぁ、皆さん僕の兄貴分みたいな存在であり、自分の中で1つのきっかけになった出来事かもしれない。
さて、今日は混雑するだろう・・・と思いきや、漁港には車が1台。
数年前の正月に50台以上の車に圧倒された事があったが・・・状況悪いんだろうなぁ。
まぁいいや、かえって気楽だ。Tさんを待とう。
程なくしてTさん登場。いつも車が違うから挨拶時に迷ってしまう。
新年の挨拶、雑談を済ませ船に乗り込んだ。1番船は約10名の釣り人。
北西風によるウネリがまだ相当に強い事から、当然大きい島限定になる。
緊張が走る根太島の渡礁・・・
海はガバガバと音を立てて荒れていた。
宮島の周囲も真っ白な泡に包まれており、船長の気合声炸裂「ウォレッ!!!」
久しぶりにちょっと緊張しながら島へ降りた。
数名の方が降りたことから、一気に意中の南向きを目指そうとしたのだが、どうにも道が分からん
「あれ?Tさん、どっち行けば良いんでしたっけ?」
「あぁ、確かそっちを適当に真っ直ぐ」
程なくして二人ともハァハァ息が切れ始める。
「こんなんでハァハァですもんね、好調の孔雀の崖なんて絶対に無理ですわ(笑)」
ハァハァ言いつつも笑いながら、ようやくポイントへ辿り着いた。
うわぁ・・・真っ白。
風裏にも係わらず、やはり風が“西北西”ちょいと西が入っているからなのだろう。
沖からも容赦なくウネリが次々に押し寄せ・・・雪のような白さに変わる。
でももはや選択の余地は無い。ここでやりましょう。
際は深そうで、チョイ先にあるハナレへ向かって急激に浅くなっているみたい。
ガバガバと荒れてはいるが、ある意味狙いは簡単。際を探っていくしかない。
前日は流す釣りで、今日は“点”に近い釣り。
久しぶりに1号のウキを取り出し、大サラシに負けないようハリスへもガン玉を段打ちする。
仕掛けが立ったところでウキがサスペンドして行くように設定し、ポカリをグビグビと飲み干し・・・よぉ~し!釣り開始!
張りながら誘いを掛けつつ底まで探ると、ソイやアイナメが掛かり始める。
腹もパンパンな事から、しっかり狙い目の底までコマセも入っているみたい。
穂先にアタリも鮮明に出ることから、張り具合もまぁまぁかな。
その他のエサトリは皆無。Tさんの方はフグが稀に反応する程度。
<大サラシに立ち向かうTさん>
こんな時は1発来そうだよな・・・集中。
だが、ウネリは更に大きくなりTさんの釣り座なんかは常に真っ白け。
僕のほうも青い時間帯が僅かしかなくなりつつあった。
根魚のアタリも途絶え始める・・・むぅ、厳しいぞこりゃ。
それでも女房の実家へ1尾、僕の実家へ1尾となると、どうしてももう1発欲しいところ。
大会並みに集中しよう・・・って、大会だったな。
ここは我慢。
「もし食ってくるとしたらここしかない」
自分に言い聞かせながら手返しを続ける。
そして・・・本日のハイライト。といっても・・・唯一のチャンスを逃してしまう訳だが。
ウキも全く視認出来ないほど沈め、誘いを掛けようとゆっくり引き戻した瞬間
「ババババン!!!」という音と共にラインが弾けた。
おし!来たっ!!!
全面へ出て竿を立て・・・いや、竿を立てようにも海面へ突き刺さらん勢いでグォングォン引っ張られる。
黒鯛はいつも力勝負で、ラインは出さないのだけれども
「こりゃ無理だ」
いったん逆転させ竿を立てようとするが・・・立てられない。
な、な、なんだこりゃ?!
「Tさん!!やばいっす!!」と隣へ向けて叫んだ数秒後
「バシン!!」鈍い音と共に、僕は後ろへ尻もちをついてしまった。
高切れである。
くっそぉ。
どの変から切れたのかも良く分からないが、あの音からして多分水中ではなさそう。
程なくして、擦れて外れたのか何だかよく分からないけどウキがプカプカと姿を現した。
ふぅ・・・悔しいなぁ。くそぉ。
放心状態で顔も引きつらせながらウキトリパラソルをセットし、沖へ向かって投げる。
まぁ、完全に集中も切れていたのだろう。手も膝もワナワナと震えていた。
で、投げたら「ヒューン」と、ウキパラだけが飛んでいってしまった・・・あらまぁ、しかだねごど。
「あらら?kishiさん(笑)パラソルが。私の持ってきますよ」
わざわざTさんが自分の荷物置き場へ走っていくが
「いや、いいですよ。すみません、ありがとうございます」
あぁ、悔しいなぁ。
結局、その後はオキアミが一度も取られる事も無く終了時間を迎えた。
僕は所要で午前上がりだったので、Tさんに別れを告げて船に乗り込む。
「kishiさん、なんとだったなや?」とあまり機嫌が良くない船長。
皆が釣れると、本当にいい笑顔で喜んでくれるんだけどね。
この不機嫌さが他の島での状況を表している。昼時点では他の島もほぼ全滅に近い状態だった。
「う~ん、大バラシ1でした。すみません」
「なしたど?水温がらしても黒鯛だやな?・・・う~ん・・・んだなが。」ボソッと言われた。
大会規定は2尾の全長。1尾の僕は既に圏外。
海風に立ち寄り参加賞とオマケを頂き、新年の男鹿を後にした。
こうして実に有意義だった2日間の大会は終わった。
これから毎年参加しよっと。
しかし・・・でも・・・何かとても悔しいぞ。
まるっきり“ボ”の方が気持ち的にすっきりしていたかもしれない。
頭の中が悶々とする。
竿の角度?
確かにあまり良くなかったかも。
では、昨日の秒殺は?角度は良かったよなぁ・・・
ラインは新品だぞ?・・・う~ん・・・
いつもの意味の無い「たられば」が頭を何度も駆け巡る。
今年は早めにオフにしようかと思っていたけど・・・無理だな、こりゃ。
次回は何処へ行こうか・・・
今年も長くて早い一年になりそうだ。
そいつはおいらの獲物ですって(笑)。
だってグレックスのウキがついてたでしょ?(爆)。
先ほどはアドバイスありがとうございました。
体調はまだ全然本調子じゃないものの、明日は風邪をこじらせない程度にMってきま~す。。
恐らく30cm程度だから取りやすい(笑)
明日は海に引き込まれないように。
まだまだ居まっせぇ~♪
何だか寒くなるにつれて、気合が増してきたな(^_^;
え?若旦那も?
まぁ、風邪もともかく早くお風呂が治ると良いね(笑)
しかし、バラシた魚は大きい! 本当ですね。
竿が徐々にのされていく状態が分かりましたよ。一瞬でしたが。
尻もち付く程の高切れで魚の大きさが分かりますよ。
取ってれば大会優勝でしたかね。
あの後、西風12mで洗濯機状態でした。
親父さんも残念がってました。
またご一緒しましょう。
もう少し波が落ちた日にリベンジしたいですね。
ますます宮のファンになりました。
昨日、LUKEさんと$さんの所へ新年の挨拶行ってきましたよ。
もう既に飲み会の話で持ちきりでしたが(笑)
月末あたりに一杯やりたいですね。
気合入れて潰れましょ(笑)
今週はどうしましょうねぇ・・・また荒れそう。
ってか、あのバラシが無ければいいとこいってたっすよ~。
非常に残念だったっすね~。。。
まぁ懲りずに次回も参戦してくださ~い!!
今年も宜しくお願いいたしま~っす!!!
「たられば」ですから仕方ないですね。
あれを物にするのと、しりもちでは雲泥の差がありますよ(笑)
でもとても勉強になり有意義な大会でした。
高額商品はともかく、素晴らしい大会ですね(^-^)
で、昨日は周囲が壊滅的なのに1人で4尾?
・・・変態だ(笑)
こちらこそ今後とも宜しくお願いします。
またチヌ釣りもご一緒させて下さいm(_ _)m
通称「大ちゃん」と呼ばれておるものでございます。
正月そうそうに、「寒クロ」ゲット!!
流石でございます。(すっげ~~~)
きしさんも、誠さんも自分からみると
立派な「変態」だッス!(笑)
今度、お会いできたら熱~い・熱~い
釣り話したいッス!
よろしくお願い致します。
二日目のしりもち付く程の大バラシ
もしや相手はマグロだったのでは・・・
今年も夫婦共々よろしくお願いします
コメントまことに有難うございますm(_ _)m
で、そんな大ちゃんも変態?(笑)
向こうに書こうか迷いましたが、何を隠そう!
僕も初めて釣ったスズメダイを、ずっとグレと思い込んでいました。
「ほぉ、男鹿でもグレが釣れるようになったか・・・うん、温暖化だなぁ」
・・・って(^^;
話せば色んな話題で盛り上がりそうですね。
ぜひとも今年お会いしましょう。
○九グレも出ますし、今年はGチヌ、グレ両方にも参加します。
楽しみですね。はよぉ春ならんかな。
13日の大会も参加しますが・・・いつもの通り大荒れです(笑)
いやいや、驚きましたわ(^^;
本当に狭いっすね、秋田は。
で、あれはマグロにしてはちょっとパワー不足。
マグロの刺身かな(笑)
若高さんはオフですか?
また行きましょうね。
あ、そうそう。
釣った魚は自分で捌くのがチヌ師です(笑)