山の時間 Time to spend for mountain climbing-山行メモ

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安達太良山(箕輪スキー場→箕輪山→僧悟台→塩沢スキー場)

2008年02月19日 | スキー
■山行No.4073
■山行種別 山スキー
■山行期間 2008年 2月16日
■コースタイム 福島(7:00)=塩沢スキー場=箕輪スキー場(8:15,8:54)=リフト=Aリフト終点(9:08,9:17)→箕輪山(10:13,10:15)→箕輪山南東斜面上部(10:30~11:08)→僧悟台・霧降滝分岐(12:11)→旧土湯スキー場上部(12:26)→無線機捜索(12:35~13:43)→見晴台(13:51)→湯川・徒渉点(14:50)→塩沢スキー場(15:20)
■メンバー  I.I  M.O  H.S  I.S

■概念図


 雪が積もったら塩沢スキー場へ降りてみようと狙っていたが、これ以上は積雪深は増えそうもない。待ちきれなくなって実行することにした。車を1台塩沢スキー場にデポする。昨年まで有料だった駐車場も今年は無料である。安達太良の稜線を見上げるが雪雲が覆っている。風も強そうだ。山の天気はめまぐるしく変わる。稜線に立つときだけ見通しがあれば良い。予定通りに箕輪スキー場へ向かう。


ホテル前まで無料のシャトルバスがピストン運転している

 駐車場はレストハウスの方にあり、身支度をしてバスに乗り込みホテルへと移動する。トイレ休憩とリフト券の購入、スキーパトロールへの登山計画書の提出をすませてBリフトへ乗り込んだのが8時54分、移動と準備に40分ほどかかる。
 Aリフトは私たちを待っていたかのように試運転を終えて乗車を開始した。Aリフト終点でシールをつけて登りはじめる。


Aリフト終点までくるとガスが切れ始まった

 今まで稜線を覆っていたガスが切れ始まった。今日は箕輪山の山頂に行けそうである。寒気が居座っているためか、気温は低く風は非常に強い。


あっと言う間にガスが切れていく


久々の太陽に感謝しながら登る

 箕輪山の西斜面はシュカブラで歩きづらい。ほぼ夏道沿いに登っていく。10時13分、箕輪山の西端に到着、気温はマイナス13度、強風のため立っているのがようやくだった。


箕輪山の夏道の標識のところ・風は非常に強く立っているのがようやく

 風をよけて東斜面へ急ぐ。少し下がっただけで風の強さがまるっきり違う。何とかシールを外す精神的な余裕ができた。稜線のガスは切れ、360度の展望が得られた。


鉄山越しに本山を望むことが出来る。稜線は風が強く雲がすごい勢いで流れる

 東鴉川の源頭・箕輪山南東斜面の上部でコンプレッションテストをするが、結果はCTE(3)@25cm+、CTE(4)@60cm+、最悪である。積雪内部は風成雪(ソフトスラブ)と雲粒無し降雪結晶のサンドイッチで、ストレスを与えると、いくつもの層に破壊される。
 再確認のため、ルッチブロックテストをする。スノーピットを掘って、上に乗ったとたん5cmの深さから上載積雪が滑った。更に1回のジャンプで60cmの深さまでバラバラに層が滑り落ちた。今日のコースから沢の滑降は外された。


ルッチブロックテストの結果も最悪


弱層テストは最悪だが景色は最高に良い

 作戦会議のうえ、滑る斜面は楽しみにしていた沢を避けて、尾根上を滑り、東鴉川の横断は平坦になる夏道とし、通らなければならない鉄山の南斜面に突き上げる左沢の源頭は、一人づつトラバースすることにした。


斜面はスラブで状態はあまり良くなかったが、滑るに支障はない


いつ雪崩れても不思議はないので、常にメンバーを注視する


東鴉川が登山道と出合う場所・道標は頭だけ出ていた

 危険地帯を脱出する。当初の予定は東鴉川を1350mまで滑って僧悟台に出るつもりだったが、夏道ぞいに僧悟台にルートをとる。1506m標高点まで我慢すれば、東斜面の滑りが楽しめる。


登山道伝いに1506m標高点を目指す


1506m標高点の東側斜面は雪原で滑るに良い

 1506m標高点から東鴉川寄りの尾根には雪庇が発生するので、現在地確認の良い目印になる。(東鴉川を滑る場合は、最初の5m滝に注意することと、3m滝の手前から右斜面をトラバースして旨く1350m標高に乗ること。遡行図は福島登高会のHP安達太良山・東鴉川に掲載されています)雪庇の脇を通過し、樹林帯の緩斜面を滑っていくと僧悟台に出る。


雪庇の脇を滑ると樹林帯の緩斜面になる


緩斜面を進んでいくと霧降滝の分岐も近い


霧降滝分岐の標識

 僧悟台の台地は広いので天気の悪いときは注意したい。振り返ると稜線は再び雪雲に覆われてしまった。ガスが取れたのは、私たちが稜線を横切った一瞬だったようだ。
 だんだん灌木がうるさくなってきたころに旧土湯スキー場のリフト跡に着く。ここも悪天時に現在地確認するときのチェックポイントだ。


旧土湯スキー場のリフト降場の跡

 ここから灌木が濃くなる。覚悟はしていたものの滑りづらい。ルートは右に寄らないようにして尾根伝いに降りていく。


灌木は年々うるさくなってくる

 ここでトラブルが発生、ヤブが濃く灌木を漕ぐように滑るのだがH.Sさんの無線機が途中で無くなっているのに気づいた。時間も予定通りに来ているのと、天気も持ちそうなので、大休止を取って無線機の捜索を開始した。運悪く電源を切っていたので1時間ほど費やしたが発見には至らなかった。残念.....


少し降ると見晴台に着く

 見晴台から下部は、相変わらず灌木がうるさいものの、それでも木々が大きくなり、いくらか滑りやすくなる。


木々の間が開いてくるとカラマツ林も近い

 やがてカラマツ林に入ると、ようやく灌木から解放される。今回は、夏道沿いに尾根伝いに滑ったが、最後まで尾根上を行かないで、いくらか左寄りに寄るとカラマツ林の作業道に出るので、作業道を利用した方が滑りやすいので良いと思う。


カラマツ林まで来ると湯川の徒渉点も近い

 湯川の右支沢を少し滑り、右に回り込み、夏道の草履沼に出る。一段下がったところが湯川である。S字で草履沼を通り湯川に降りる。丸太橋の上には雪が積もっていた。


湯川の丸太橋を渡る

 雪の量が中途半端なので、雪の上を歩くと非常に不安定で、残りのメンバーは雪を落としスキーを脱いで渡った。
 馬返しまで、大した登ではないのでスキーをつけたまま登り返し、登山道に出る。雪もべたつきはじまり、滑らない。


滑らない登山道を推進滑降する

 車をデポしておいた塩沢スキー場に15時20分に着いた。子供たちで賑わう以前のような活気はなく、どこのスキー場も営業が大変なようだ。


塩沢スキー場のゲレンデ下部

 車にスキーを積み込んで、出発点である箕輪スキー場へ車の回収に戻る。スキーパトロールに下山報告をしてから福島に帰った。滅多に晴れることのない安達太良だが、今日は運にも恵まれたと思う。(I.I)


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