自在コラム

⇒ 日常で観察したことや環境問題、金沢大学での見聞、マスメディアとインターネットについての考察を紹介する宇野文夫のコラム

★天災はいつでもやって来る

2016年12月09日 | ⇒メディア時評
   きょう(9日)午前中、依頼したビデオ撮影のため金沢から能登半島に車で出かけた。のと里山海道の別所岳サービスエリアに近づくと強い雨が大粒の霰(あられ)に変わり、道路が真っ白になった=写真=。早めにスノータイヤに交換しておいてよかったと胸をなでおろしたが、先に走っていた別の車がスリップ事故を起こした。ちなみに外気温は4度だった。いよいよ冬本番がやってくる。

   このほど、日本気象協会は気象予報士100人が選ぶ「日本気象協会が選ぶ2016年お天気10大ニュース・ランキング」を発表した。ランキングは11月上旬までの情報で選定され、2016年に最も印象に残ったお天気ニュースでは、1位が他と大きく差をつけて「地震・大雨・火山噴火 熊本を中心に相次ぐ災害」だった。熊本地方を震源とする最大震度7の地震は4月14日21時26分と16日1時25分に2度発生。最大震度7を記録した地震は、2011年3月11日の東日本大震災以来だ。最大震度7を28時間以内に2回観測したのは、1923年の観測開始以来初めてという。さらに、6月19日から25日にかけて本州付近に梅雨前線が停滞し、その前線上を低気圧が通過したため、西日本を中心に大雨となり、土砂災害などが発生した。その後、阿蘇山の中岳第一火口で、1980年以来となる爆発的噴火が10月8日1時46分に発生。噴石や火山灰による影響が広範囲に及んだ。国の特別史跡である熊本城の石垣が崩れるなど無残な姿が災害の印象を心に深く刻んだ。

   2位は「北海道に台風上陸3個 被害相次ぐ」が選ばれた。8月17日、北海道に台風第7号が上陸。21日に台風第11号、23日に台風第9号が上陸し、1週間で3つの台風が北海道に上陸した。北海道に続けて台風が3個上陸するのは、これも1951年の統計開始以来初めて。

   3位は「Uターン台風 豪雨被害・東北太平洋側に上陸は史上初」。8月19日に台風第10号が八丈島付近で発生。最初は南西に進み、27日ごろからUターンして北寄りに進んだ。さらに、一時的に「大型で非常に強い台風」にまで発達した後、岩手県大船渡市付近に大型で強い勢力の状態で30日18時前に上陸した。台風が東北地方の太平洋側に上陸したのは、1951年の統計開始以来初めてのこと。

   これから心配なのは雪だ。11月24日には東京で初雪が観測された。地殻変動、気候変動はいつ起きるかわからない。関東大震災に遭遇した経験があった物理学者の寺田寅彦は「天災は忘れた頃に来る」と書き記したと言われる。昨今の状況は「天災はいつでもやって来る」と表現した方がよいかもしれない。

⇒9日(金)夜・金沢の天気   あめ
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