自在コラム

⇒ 日常での観察や大学キャンパスでの見聞、環境や時事問題、メディアとネットの考察などを紹介する宇野文夫のコラム

☆ドナルドとシンゾーに望む

2017年11月04日 | ⇒メディア時評

    面白いキャッチフレーズだ。安倍総理はあす(5日)、来日するアメリカのトランプ大統領を出迎え、ゴルフを楽しみ日米会談に臨む。すでに、二人は「ドナルド、シンゾー」と呼び合う仲だそうだ、二人でぜひとも世界平和を実現してもらいたい。課題は山積している。

   日本海側に住む国民の一人として、やはり北朝鮮による違法操業はなんとかしてほしい。能登半島の北300㌔にある大和堆(やまとたい)にはEEZ(日本の排他経済水域)であるにもかかわらず、北朝鮮の木造船が大挙して押し寄せていると、地元の新聞各紙は報じている。それによると、北朝鮮の木造船が日本の漁船の集魚灯を目当てに次々と近づいてくる。北朝鮮の船は釣りではなく、漁網によるイカ漁であり、その漁網が日本の漁船のスクリューに絡まった場合、船の損傷となることから避けている。それをさらに集魚灯目当てに追いかけてくるというのでタチが悪い。日本で有数の漁場が無法地帯と化しているのだ。

   そして空だ。これも地元紙での報道なのだが、漁船保険の一種で、戦争による攻撃の被害に備える戦乱等特約への加入が急増している。この特約を販売している日本漁船保険組合での加入は去年実積で235隻だったが、今年は10月末ですでに1630隻に上っているという。北朝鮮の弾道ミサイルが8、9月の2度上空を通過した北海道では特に増えているというのだ。戦乱等特約は通常の漁船保険に追加で契約するものだ。有事の際の補償対象が船体だけでなく、乗組員の生命や積み荷も補償対象となっている。

         北朝鮮は9月3日に6回目の核実験を実施した。同15日に弾道ミサイルを日本上空に飛ばした。それを国連総会で、トランプ大統領が「ロケットマンが自殺行為の任務を進めている」と演説した(同19日)。世界各国が国連安保理の制裁決議に同調するようになったはこのころだろう。「ロケットマン」演説の通り、この国の暴発をどのように防ぐのか。

⇒4日(土)夜・金沢の天気    はれ



   

   

   

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