たぬき新聞桃組@ SOL団

暗闇にエモーショナル・ハウル

2006年SF回顧(SFファン交流会1月例会)

2007年01月13日 | SFファン交流会
2007年初の例会。今回のお題は「2006年SF回顧」ということで、去年のSFを振り返ってケンケンガクガク。
普段の原宿・代々木よりちょっと狭めの恵比寿が会場だったにもかかわらず、普段の例会の倍くらいの人数が集ったため、ちょっとギュウギュウ。でもその分熱気溢れる雰囲気。
2007年の星雲賞を頭の片隅にということで、対象は星雲賞基準(1/1〜12/31までに発表もしくは1月号から12月号に掲載されたもの)である。

長編は、日本・海外とも「良かった作品」「印象深かった作品」を推挙してもらい、「それが出るなら」「あれも」「これも」と会場のホワイトボードをまずはどんどん埋めてゆく。
程よくいっぱいに書き込まれたら、ゲストの森下さんにコメントをいただき、その他来場していたレビュアー・編集者・その他各氏から、それぞれが詳しいジャンルについて一言付け加えてもらう。
特に「SF・マガジン」や「SFが読みたい」でレビュアーをしている風野春樹さんの的確なコメントには、場内からも「ナルホド納得」「ウーン鋭い」とのため息も。
日本短編はスタッフのfuchi-komaさん平林さん作成の作品リストを、海外短編は細井威男さん作成のリストを参考に話が進む。
リストはそれぞれ「異形コレクション」「SF・マガジン」「SFJAPAN」「ミステリーズ」「野性時代」などの雑誌と「各種短編集」掲載作品をまとめた労作で、作成者には大いに感謝である。

印象深かったのは、国書刊行会の大躍進。ちょっと前まではSF(特に海外)と言えば早川か創元しかなかったのが、いまや完全に業界の一角を占めるまでの地位を築き上げ、特に海外短編で言えばちょっと大袈裟かもしれないが「あれも」「これも」国書という印象。「海外は短編集が強し」との意見もでたが、これもある意味国書のおかげであろう。SFファンとしては、出版点数が増え、新たな作品や懐かしい作品に触れられるのはうれしい限り。

マンガ部門は、V林田さん・こばげんさん作成のリストを参考に話が進む予定だったのだが、時間の関係でほんのさわりの部分のみで終了。
印象としては「ヨコハマ買出し紀行」強しと言う雰囲気。さてこの大本命がSF大会ではどうなるか大いに楽しみ

最後に翻訳家の山岸真さんから、本のプレゼント。大いに盛り上がった。
そんなこんなで楽しい3時間でした。スタッフ諸氏には感謝を。
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コミクリ合同打ち上げ

2006年11月13日 | イベント
所用の後、コミクリ(CC)18 合同打ち上げ行って来ました。
毎回恒例の合同打ち上げということで、もちろん今回のコミクリでもあり
ます!。でもたぬきは本当は初参加。

打ち上げ内の企画ももりだくさんさにに、全参加者(ハトーマンいじめられそうな面々)に超興奮。
チョオとヤバそうな感じでしたが、遊び心満載のの進行にはホロリと涙。尽くし尽くされててっ何だか良いよね。

合同ウチアゲはコミッククリエイション即売会終了後、19時すぎから開始。
酒(池肉林)コース1,500円と、(明鏡止)水コースに分かれて参加。

禁則事項は以下のとおり
やっぱり未成年者の飲酒は法律により禁止。
飲ませるのは大人が悪い。
飲酒運転は法律により禁止。事故にあったら人生狂うし迷惑なので。
自転車も飲んだ時は駐輪場。放置はダメよ。

さて始まるとやはり盛り上がり、アニメ会ライブあの噂のオタク芸人トークユニット「アニメ会」がまで登場すると、場内は最高にヒートアップ。

オタクの妄想話を"萌え話"(アニメ会造語)という話芸にまで昇華した、独自のトークライブを心ゆくまで楽しまされたまさに「お腹一杯」。

またBAR雅夢「酒池肉林」スタッフが、BARも開店。クリエイションのスタッフの白い奴は。化け物か!。たぬきもアルコールと雰囲気双方で酔わされました。
ただ足りないのは、たぬきを優しく開放してくれる美女の存在。美女だらけなのになぜかたぬきだけサミシイ(泣)。

そんな訳で、泣きながら恒例じゃんけん大会に参加したら、なんだか「非モテの神様」降りてきて完全合神。かなり来ました。

食事で美味しかったのは有志で握ったおにぎり。。
手からの熱で、焼おにぎりになっていればなぁ・・・と思いましたが高望み。
それはまたの機会に!

以上のよう感じでひと時浮世の苦しさを忘れました。
スタッフ・会場の皆様ありがとうございました。
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伊豆の日の出

2006年11月04日 | 旅行
日の出を拝むため、早起きしてみる。
10分前に目覚ましで何とか起き上がる。まだまだ外は薄暗い。
しばらく潮騒に身をまかせ海を眺めていると、東の方が次第に明るくなってきた。
日の出

生憎の雲で、水平線から昇る朝日は見ることができなかったが、雲間から陽光が溢れ出すと、波の静かな朝の海がキラキラと輝き、何とも言えず美しい。
オレンジ色の光の帯の中を、漁船が行ったり来たりする様をボーっと眺め、暫し至福の時を過ごした。
日の出2

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天城越え

2006年11月03日 | 旅行
所用で伊豆。その合間に天城越え。
旧道は散策を楽しむ人がチラホラ。ポカポカ陽気だがトンネルの中はかなりひんやり。
その冷気が、逆に名曲「天城越え」の「くらくら燃える 火をくぐり」の歌詞を思い出させる。
可愛い踊り子と同道していないのが残念。(笑)
なお11月末までは、「天城路もみじまつり」が開催中で、トンネルの入り口で提灯を貸してくれるサービスあり。
天城トンネル

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SFジュブナイル(SFファン交流会)

2006年10月21日 | SFファン交流会
10月21日開催されたSFファン交流会10月例会の御題は「ジュブナイルSF」。いつもは2時開始なのだが、急遽二部構成となり、1時30分開始。

第一部は大橋博之さんによる「ジュヴナイルSFのイラスト」。

大橋さんは「SFjapan」誌(徳間書店)で「日本ジュヴナイルSF戦後出版史」を、「SFマガジン」誌では「SF挿絵画家の系譜」を連載している、SFイラスト研究家。

まず、ジュヴナイルSFのイラストの概要が述べられた後、武部本一郎、依光隆、金森進の三氏についての研究成果が語られた。各氏のエピソードや印刷技術の発展とそれに伴う画風・技法の変遷などなど、興味深い話が続く。
印刷技術に関しては、出版に詳しいSFファン交流会世話役のみいめさんや東京創元社の小浜さんなどからも適時フォローが入り、非常に判り易かった。

また大橋さんが収集したり、画集編纂の過程で預かった貴重な原画などが公開され、その一部が参加者にも回覧された。印刷では表現しきれない絵の具やホワイトの盛り上がりや筆遣いなど原画ならでは迫力。印刷されてしまうと平板になってしまう黒や白も、絶妙なタッチが隠されていることに驚きを禁じえない。なんとも凄い限り。

第二部は、タカアキラさんと三村美衣さんによる、「ジュヴナイルSFを語る」。お二方の前には、大きなトランクから取り出された古今のジュブナイル作品が山と積まれ凄い有様。

タカアキラさんは、ジュヴナイルSF愛好家という肩書きになっているが、SFやライトノベルに関するファン活動では著名な方。各種のイベントでも活躍されている。
三村美衣さんは、「活字倶楽部」「まんたんブロード」(毎日新聞社)など各誌で精力的に書評を発表しているライトノベル書評家。著作に、大森望氏との共著「ライトノベル☆めった斬り!」(太田出版)などがある。ご本人の挨拶によると、ライトノベルは仕事が増えただけで、本来はジュブナイル評論がメインとのこと。

お話は、本の山の中から適時掘り出しながら、子供の頃読んだジュブナイルSFとはどんなモノだったのか、お二方の個人的読書遍歴も交えて語られる。 山の中から、次々に懐かしい表紙絵が示され、子供の頃の思い出が蘇る。
もうX年以上も前なのにと不思議な感じ。ああ読んだ読んだと肯きながら、お二人の話に引き込まれた。

面白かったのが翻案や作品名について。
外国作品を子供向けに翻訳する際に、題名のみならず内容をも大きく変更した作品が散見され、改変度合いを比べるのも又一興との話や、中には改変版の方が日本的情緒に合い名作の薫りも高いという話などなど。

また、原題が大胆に改題されていて、想像つかない題名になっている作品なども。
例として、ハミルトンのキャプテンフューチャーシリーズ「謎の宇宙船強奪団」は「宇宙FBI」になっていたことが示される。 確かに太陽系連邦を又にかけて悪の陰謀を暴くのだから、あながち間違ってもいないのだが、「FBI」(=連邦捜査局)とは凄すぎだ。
謎の宇宙船強奪団 宇宙FBI
謎の宇宙船強奪団宇宙FBI



そんなこんなで面白話が次々続く。

最後に参加者それぞれが、自分のジュブナイルSF原体験を語ることに。 会場の一段と静かながら盛り上がる。

圧倒的に言及されたのは、ベリャーエフの「生きている首」(創元文庫では「ドウエル教授の首」)。 ジュブナイル的には、「SFこども図書館」(岩崎書店)の「合成人間ビルケ」である。

あらすじ
新米女医ローランの採用先はケルン教授の研究室。そこでローランはチューブに繋がれた生首の世話をさせられる。首の主は倒れた隙に助手だったケルンに首を切断された頭部移植研究の第一人者だったドウエル教授その人。
首だけになっても研究への情熱衰えぬドウエルは、成果を簒奪したケルンではあるが、研究のためを彼を厳しく指導し、ケルンは遂に首だけで生きる踊り子ビルケと別の死体の合成に成功する。
しかし体を得たビルケは研究所を出奔し、ローランも精神病院へ押し込められてしまうが・・・


ドウエル教授の首 合成人間ビルケ
ドウエル教授の首
創元文庫
1969年
合成人間ビルケ
岩崎書店SFこども図書館
1976年
いきている首
1969年版
翻訳原卓也

1976年版
翻訳馬上義太郎 イラスト井上洋介

2003年版
翻訳馬上義太郎 イラスト琴月綾絵
いきている首
岩崎書店冒険ファンタジー名作選
2003年
表紙いろいろ


2003年版がローラン・ビルケ・ドウエルが描かれてストーリーを過不足無く説明しているが、生首のインパクトで怖いのはやはり1976年版
次から次に、「私と首」をテーマに思い出が語られ、場内大いに盛り上がる。
やはり子供の記憶にとっては「恐怖」が大きな割合を占めているのだなぁと納得し、「首」を共通体験とする人がこんなにいる事になぜか安心感を覚える気がした。

しかしまぁ大の大人が「脳髄が・・・」とか「首が・・・」がとか熱く語り合うなんて、なんて平和な午後であろうか。
今回も大いに楽しませて頂いた。ゲストやスタッフの皆様には感謝。
たぬきは、みいたん派です。ハアハア。
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