第1部:ピアノの低音域が一発入り、上昇して奏でている。高音域が奏でて歯切れが良くなった。ブリリアントに艶が出て、やがて、重圧感へと変わっていく。
第2部:ピアノが寂しげに奏でながら、徐々に弾んだ。オーケストラが行進曲調にホルンやフルートと掛け合う。ピアノがブリリアントにフルートと掛け合う。オーボエ・ソロからクラリネットとピアノが掛け合い、キレのあるヴァイオリンから第九に似たメロディーのオーケストラにブリリアントなピアノが掛け合う。キレのあるオーケストラとピアノ。
第3変奏:途切れることなく続き、ピアノがブリリアントに弦楽器が目まぐるしく、オーボエと掛け合う。「ピアノ・ソナタ第23番<熱情>」の第3楽章のようだ。
第4変奏:ブリリアントなピアノにクラリネットが掛け合う。ピアノは高音域で艶がある。
第5変奏:ホルンから弾みのあるオーケストラと力強いピアノ。ピアノが低音域から上昇し、重圧感へとなる。
第6変奏:キレのあるオーケストラにホルンが掛け合い、女声、男声歌唱となる。バックは目まぐるしいピアノ。合唱となり、静かなピアノから女声、男声歌唱。スピード感が出て、合唱となり、キレのあるオーケストラから力強い歌唱やピアノと共に終曲。
ピアノ、指揮、ダニエル・バレンボイム。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団。ベルリン国立歌劇場合唱団&ソリスト。合唱指揮、エルンスト・ストイ。(東芝EMI。1995年、録音。ライブ)
前回はメイン曲である「ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重協奏曲」でした。しかしながら、この曲は現在はあまり演奏される機会がないようだ。マニア向けの曲でしょうね。
本当なら「合唱曲」に入るのでしょうが、「協奏曲」扱いとなっている。
ベートーヴェンがピアノ、合唱、管弦楽のために作ったもの。
第2部はビュールガーの詩による歌曲「こたえ合う愛」を引用したようだが、残念ながら、聴いたことはない。
1808年12月22日にアン・デア・ウィーン劇場で初演された。「ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重協奏曲」と同じ年ですね。12月というのは年末の曲という因縁深いようです。
この曲を作る際はかなり混乱があったようだ。第6変奏の合唱パートが物を言うので演奏をやり直したりしたという。
タイトルである「合唱幻想曲」は第6変奏を言うそうだ。内容としては愛と平和を歌ったもの。
大意は:様々な困難が待っているが、それが歓喜となる。芸術となって愛の歌となる。
「交響曲第9番<合唱>」の逆タイトルですね。「エロイカ変奏曲」も「交響曲第3番<英雄>」を逆にタイトルをつけた類似点がある。
共に「合唱」「英雄」の方が後から作られた。普通ならその原曲に手を加えたのを「○○幻想曲」「○○変奏曲」というのよね。
既に「ピアノ協奏曲第5番<皇帝>」「第4番」ついて書きましたが、割と「ピアノ協奏曲」に併録されているようだ。










これは田園とカップリングされていますが、アバドのこだわりが見て取れます。
運命・田園・合唱幻想曲は初演が同じ演奏会で、1808年12月ですから今年は初演からちょうど200年の記念年になるんですね。
初演は大失敗だったようですが・・・。(^^;)
この曲キーシンのも持ってるけど、私にはちょっとね。(^^;)
「合唱曲」と「ピアノ協奏曲」が一緒に楽しめられるのも魅力的ですね。
こういった曲も皆に知ってもらいたいです。