■アフリカ3兆円投資 「質・技術力」で差別化 新外交戦略、印と連携
【ナイロビ】安倍晋三首相が27日、アフリカを巻き込んだ新たな外交戦略を打ち出した。
日本が主導し、アジアからインド洋を隔てアフリカの成長の実現を目指す。テコとなるのは
「質」と「技術力」を誇る日本のインフラ整備とインド。低コストを武器に売り込みをかけ、
アフリカ大陸への影響力を拡大する中国に対抗する構えだ。
◆中国に大きく後れ
「アジアで根付いた民主主義、法の支配、市場経済のもとでの成長。それらの生んだ自信と責任
意識が、やさしい風とともにアフリカ全土を包むこと。それがわたしの願いです」
安倍首相は27日に開幕した第6回アフリカ開発会議(TICADVI)での基調演説でこう
力を込めた。首相が示したのは「自由で開かれたインド太平洋戦略」とする新外交戦略。
発展著しいアジアの成功体験と潜在力あふれるアフリカを連結させ、さらなる成長を日本主導で
牽引する構想だ。
そのアフリカは高い潜在力を持ちながらあえいでいる。アフリカ連合議長国のチャドのデビ大統領は
27日の会議で「資源価格の下落や治安の脅威で多くの国の経済が危機的状況にある」
と日本の支援を求めた。
しかし、現状では日本は中国に大きく後れを取っている。内閣官房が作成した資料によると、
2001年以降、中国要人が訪問したアフリカの国は延べ104カ国だったのに対し、日本は延べ
43カ国で半分以下。現地の在留者数は中国が100万人(推計)で日本は8千人、進出企業数は
中国が2千社超で日本は687社にとどまっている。貿易額も日本貿易振興機構(JETRO)
によれば、06年に約510億ドル(5兆1千億円)だった中国の対アフリカ貿易額は15年には
約1350億ドルに達し約190億ドルの日本を圧倒した。
支援も突出している。習近平国家主席は昨年12月に南アフリカで開いた
「中国アフリカ協力フォーラム」で、インフラ整備などに約6兆円の拠出を表明した。
日本は今回、総額3兆円の投資を表明したが、中国には及ばない。
◆期間「3年」と限定
「量」で攻勢をかける中国に対し、日本は「質」「信頼性」で対抗する。TICADの特色の
一つは、日本の支援策の進捗状況を毎回確認すること。27日に首相が表明した投資や人材育成
などの期間を「3年」と限定し、目標数値を掲げた。日本の支援が「有言実行」で、信頼性が
高いことをアピールし、中国との違いを際立たせる狙いだ。
こうした日本の新戦略に欠かせないのがインド洋を自国の海と位置付けるインドの存在だ。
価値観を共有するだけでなく、アフリカに300万人以上の「印僑」を持つインドとの連携は
対中牽制には有効だ。
首相のアフリカ戦略はこれまでの外交実績を、さらに発展させようとするものだ。
「最後のフロンティア」で、安倍外交の真価が問われることになる。
(産経新聞)
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まあ、
なんでしょ。
外面がイイのに越したコトアリマセンが、米ソ冷戦時は宇宙開発競争で米国が旧ソ連に資金競争を
持ち込み過熱状態の中、ソビエトの内情が崩壊しつつ国家倒産しロシアに変わりました。
今、
米中冷戦中ともいわれてますが、日本はこのまま乗っかってる状態でイイのかとも思います。
ま、
投資資金や経済状態はまだソンナに悪くなってはいないようですが、対中意識してても中国の経営が
バブル崩壊してそうでも維持されていて軍事力も過剰に力入れてます。
国連とか政治力やら金融支配によって大事にはなってないですが、チャイナリスクも内部崩壊も
起こりそうにありません。
どうやら、
持久戦になってきているようですが、何年か前の米国デフォルト騒ぎやら日本の国債三桁問題とか
体力持つのか心配です。
ああ、
米日が経済崩壊したら世界中が連鎖するんですかね。
まぁ、
ミャンマーとかキューバとか南米とか発展途上状態の中途半端な国はゴロゴロあるわけで、
しかも、発展ドコロか中東なんかの危険地域やら手付かずな場所も多いハズです。
なんだか、
「資源価格の下落や治安の脅威で多くの国の経済が危機的状況にある」
は、自家産業すれば解消できるような気がするので、どうもその技術や教育さえすれば自立して
国家経営が感じです。
そりゃ、
途上国の発展と開発競争の方向性に(日本的に)間違いはないんでしょうけど、程々にしておいて
もらいたいものです。
(国内の問題というか、行政から民間まで?法整備とか地域整備とか?)
【ナイロビ】安倍晋三首相が27日、アフリカを巻き込んだ新たな外交戦略を打ち出した。
日本が主導し、アジアからインド洋を隔てアフリカの成長の実現を目指す。テコとなるのは
「質」と「技術力」を誇る日本のインフラ整備とインド。低コストを武器に売り込みをかけ、
アフリカ大陸への影響力を拡大する中国に対抗する構えだ。
◆中国に大きく後れ
「アジアで根付いた民主主義、法の支配、市場経済のもとでの成長。それらの生んだ自信と責任
意識が、やさしい風とともにアフリカ全土を包むこと。それがわたしの願いです」
安倍首相は27日に開幕した第6回アフリカ開発会議(TICADVI)での基調演説でこう
力を込めた。首相が示したのは「自由で開かれたインド太平洋戦略」とする新外交戦略。
発展著しいアジアの成功体験と潜在力あふれるアフリカを連結させ、さらなる成長を日本主導で
牽引する構想だ。
そのアフリカは高い潜在力を持ちながらあえいでいる。アフリカ連合議長国のチャドのデビ大統領は
27日の会議で「資源価格の下落や治安の脅威で多くの国の経済が危機的状況にある」
と日本の支援を求めた。
しかし、現状では日本は中国に大きく後れを取っている。内閣官房が作成した資料によると、
2001年以降、中国要人が訪問したアフリカの国は延べ104カ国だったのに対し、日本は延べ
43カ国で半分以下。現地の在留者数は中国が100万人(推計)で日本は8千人、進出企業数は
中国が2千社超で日本は687社にとどまっている。貿易額も日本貿易振興機構(JETRO)
によれば、06年に約510億ドル(5兆1千億円)だった中国の対アフリカ貿易額は15年には
約1350億ドルに達し約190億ドルの日本を圧倒した。
支援も突出している。習近平国家主席は昨年12月に南アフリカで開いた
「中国アフリカ協力フォーラム」で、インフラ整備などに約6兆円の拠出を表明した。
日本は今回、総額3兆円の投資を表明したが、中国には及ばない。
◆期間「3年」と限定
「量」で攻勢をかける中国に対し、日本は「質」「信頼性」で対抗する。TICADの特色の
一つは、日本の支援策の進捗状況を毎回確認すること。27日に首相が表明した投資や人材育成
などの期間を「3年」と限定し、目標数値を掲げた。日本の支援が「有言実行」で、信頼性が
高いことをアピールし、中国との違いを際立たせる狙いだ。
こうした日本の新戦略に欠かせないのがインド洋を自国の海と位置付けるインドの存在だ。
価値観を共有するだけでなく、アフリカに300万人以上の「印僑」を持つインドとの連携は
対中牽制には有効だ。
首相のアフリカ戦略はこれまでの外交実績を、さらに発展させようとするものだ。
「最後のフロンティア」で、安倍外交の真価が問われることになる。
(産経新聞)
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まあ、
なんでしょ。
外面がイイのに越したコトアリマセンが、米ソ冷戦時は宇宙開発競争で米国が旧ソ連に資金競争を
持ち込み過熱状態の中、ソビエトの内情が崩壊しつつ国家倒産しロシアに変わりました。
今、
米中冷戦中ともいわれてますが、日本はこのまま乗っかってる状態でイイのかとも思います。
ま、
投資資金や経済状態はまだソンナに悪くなってはいないようですが、対中意識してても中国の経営が
バブル崩壊してそうでも維持されていて軍事力も過剰に力入れてます。
国連とか政治力やら金融支配によって大事にはなってないですが、チャイナリスクも内部崩壊も
起こりそうにありません。
どうやら、
持久戦になってきているようですが、何年か前の米国デフォルト騒ぎやら日本の国債三桁問題とか
体力持つのか心配です。
ああ、
米日が経済崩壊したら世界中が連鎖するんですかね。
まぁ、
ミャンマーとかキューバとか南米とか発展途上状態の中途半端な国はゴロゴロあるわけで、
しかも、発展ドコロか中東なんかの危険地域やら手付かずな場所も多いハズです。
なんだか、
「資源価格の下落や治安の脅威で多くの国の経済が危機的状況にある」
は、自家産業すれば解消できるような気がするので、どうもその技術や教育さえすれば自立して
国家経営が感じです。
そりゃ、
途上国の発展と開発競争の方向性に(日本的に)間違いはないんでしょうけど、程々にしておいて
もらいたいものです。
(国内の問題というか、行政から民間まで?法整備とか地域整備とか?)