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夢の羅列<白バイp-3・逮捕デラックス>20170504

2017-05-15 20:20:39 | Dreams
夢の羅列<白バイp-3・逮捕デラックス>20170504


つづき。

染め物屋を出て、まずは住宅街を抜けようと私は高台の線路際から街を眺めた。

ははあ、あのへんが繁華街か。それならあっちへ行ってみるか。と私はその時に思ったが、今これを書きながら、どう考えても首都高速の空中立体ジャンクションなどどこにも見えなかったのに繁華街らしき風景を目指したというのは、まあ夢の中のいい加減な判断によるものだといえるだろう、と思う。

しばらく歩くとだんだん商店やビルが増えてきたが、しかし渋谷という感じではなかった。もっと、なんだろう。上野に近いが寂れているエリアというか、下谷あたりの感じというか、そういうと下谷に悪いのだが、そうか、寂れているという形容ではなく、落ち着いた感じといえばいいのか。そんな感じ。つまりけっして悪い感じではない。生活感があり、地元民ばかりで、騒がしくない、そんな感じか。

突然、背後から呼び止められた。振り返ると白バイである。他に男と女のいかにも行政といった感じの二人が明らかに私を追いかけてきたという雰囲気で立っていた。ああ捕まったか。私は思ったが、しかしこのくらいのこと、いくらでも言い逃れは出来るだろう。それに最悪でもたいしたことはないのだ。「何だ」と私は声に威嚇を込めて返事をした。

白バイ隊員が降りてきて、私の前に立ち、くどくど言い始めた。私も負けずに言い返し、だんだんとお互い冷静さを失いつつあった。ついに白バイ隊員が私を押し倒し、なんと、自転車の空気入れのチューブのようなものを私の口の中に押し込んできた。私は「モガモガモガガガガ」である。先端の金属が歯に当たり痛い。私は怒り心頭に発し、渾身の力を込め身体を上下入れ替えた。

このヤロー。オレはタイヤじゃねーんだよ。私は白バイ隊員に馬乗りになり拳を振り上げた。そして怒りをぐっと込めて振り下ろし、白バイ隊員の顔をマッサージし始めた。ぐにゅぐにゅぐにゅ、さわさわさわ、モミモミモミ。隊員は猫か犬のように気持ちよさそうにアゴをあげ応えた。私は指先に男の顔の油を感じ、気持ち悪かった。私は指先に油っぽいものが付くのが嫌いなのだ。しかも男の顔油。うぇっ。

さすがに怒りはあっても警察官を殴ることに躊躇したのだろう。夢の中の歩道上で私が馬乗りになり白バイ隊員の少しヒゲが伸びかけた油っぽい顔をマッサージしていると声がかかった。

「何してるの? アナタたち」

私が手を止めて顔を上げると黒い服の巨漢の女が心配そうに私たちを見つめていた。マツコであった。そう、デラックスの、である。

つづく。
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