弘前駅自体は、外観は近代的なガラス張りの建築になっていて、改装されたようだ。
だが、弘前駅は、古(クラシック)レールから見れば、英国 BARROW社のレールがたくさんある、宝庫だった。
私が見たのは、
BARROW STEEL SEC166 1894 I. R. J.
である(2011年9月)。
1894年製造で、注文は ”I. R. J.”「日本帝国鉄道」である。
正確には、当時は、逓信省鉄道局 だった由。
弘前駅は、1894年(明治27年) 12月1日に 、 官設鉄道の弘前駅として 開業した。
12月なら、開通の年の製造のレールが、存在しているというのも肯なずける。
2・3番ホームだったか、とにかく青森行きの出るホームで、屋根の骨組みを見上げると、出てくるは出てくるは、BARROW STEEL の文字。
奥羽本線の駅で古レールを、また、バーロウ社のレールを見たのは、初めてだ。
この下を、葛西善蔵、太宰治、石坂洋次郎とか、通ったんだね。上は見上げなかっただろうけど。