NPO神奈川県日本ユーラシア協会 日本とユーラシア~ダイジェスト版~

神奈川県日本ユーラシア協会で毎月発行している機関紙「日本とユーラシア」から、ユーラシア芸能情報をお伝えします。

ユーラシア音楽芸能情報'13.05

2013-05-10 00:00:00 | ユーラシア芸能
 ロシアと近隣諸国の音楽を中心とした芸能情報を紹介するコーナー「ユーラシア音楽芸能情報」を発信中!(^_^)v

ユーラシア圏でのLGBTアーティスト事情 (4) -疑惑の人々-

 これまで書いたとおり、カミングアウトしたロシアのLGBTアーティストは大衆に受け入れられないまま、苦心している。先人が受けたバッシングの洗礼を見て、性的嗜好をひた隠すアーティストも多いらしい。地方からモスクワへ歌手デビューを飾った若手アレクセイ・ゴーマンは、地元のラジオ局でこれまでのモスクワでの日々について笑いながらこう語った。
「もうね、芸能界はゲイだらけなんだよ。」

 今回挙げるのは、いずれも大御所レベルの人々3名だ。写真上からA氏、B氏、C氏と名づけよう。

 A氏は70年代から活動し成功を収め、今も尚精力的に活動している。連邦芸術功労賞受賞者である。
A氏は70年代に女性と結婚して現在も婚姻関係だが、彼女は米国の某高級保養地で暮らしている。A氏は最初妻の考えを尊重したが、身内後継がいないため養子縁組をした。しかしその養子がA氏のプライベートを微に入り細に入りプレスに情報を入れるようになり、これにA氏は勘当し養子を突き放した。
 そんなA氏であるが、情報筋によると100%の同性愛者だという。A氏は同性愛に対する考えについては、公の場で何度も発言している。
 「最近の研究で示されているように、それは遺伝子レベルで予め決定される。つまり、神や自然によって形成されるんだと思うんだ。でもそれがもし罪だって言うなら、それは神が神自身に対して罪を犯したことになるんじゃないかな。」
 この際自分の同性愛嗜好については、否定も肯定もしなかった。

 B氏は、ビッグカップルと言われた大御所との10年余りもの結婚生活に終止符を打ち、現在はフリーであるが、婚姻関係にない2人の女性との間にそれぞれ1人の子供がいる。国民的芸術家賞、連邦芸術功労賞受賞など栄えある賞を受賞している。
 B氏が最も情報多く寄せられているアーティストではないだろうか。情報筋によると、B氏は両性愛者で同性間では女性役であるという。また後出のC氏とゲイクラブへ出かけたときに、素晴らしいひと時だったと語ったそうだ。
 彼はA氏のように同性愛に対する考え方や嗜好については公の場で語りたがらない。地位と名声が危うくなるのでやはり怖いのだろう。

 C氏は、オクターブが広いテノール歌手として有名である。
 C氏はいろいろな女性と結婚しているが、数年後に破局。現在は有名ソリストと熱愛、と噂されている。国民的芸術家賞、連邦芸術功労賞受賞など数々の栄えある賞を受賞している。
 彼の最初のプロデューサー氏がこう語っている。「C氏は俺が今まで会った中で、最も悪名高い同性愛者だ。前妻は彼と一体どうやって暮らしてきたんだ。」「リガでのコンサートの時、ドタキャンして出かけたんだ。それはリガに凄いゲイクラブがあるということを知ったからなんだ。」
 嘘か真か知らないが、プロデューサー氏を敵に回すと怖い怖い。

(続く)


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