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第14回横手しゃべりばによせて

2017年03月20日 16時54分59秒 | 横手しゃべりばによせて
 久しぶりに味わった人が持っている力、きいている私たちが余計なことさえしなかったら、ちゃんと話したその方は自分の向かうべき場所に行き着くということ。
 
最初のうち横にいる私は、彼女が何を言いたいのかよくわからなかった。
仕事での人間関係の話なのかな・・・、それくらいで、耳を傾けていた。
「・・・確かに自分が発した言葉、それを他人(ひと)は自分が意図したようにとってはくれない。決してそういうつもりで言ってないんだけど、誤解されている・・・そんな時、私は面倒で面倒くさくて、弁解などしたくない・・・」
それこそ、私の聞き方がかなり違っているかもしれないのを承知でここに言葉にしてみた。むしろ今言葉にしたかった!
 その後の彼女の話はこうだ。いつのまにか昨年亡くなった父親の話になり、「・・・今思い出すと、どうも父もそんな感じの人間だった。・・・言い訳はしない人、だからなのか、私たち姉妹が父の機嫌を取るなどということは、まずなかった。母親にはいつだって右往左往され、彼女の機嫌の良し悪しが自分たちに降りかかってきた。でも父はご機嫌伺いなどいらない人だった。決して口数は多くなく、やさしげでもなく、いつも黙っていた父・・・」その後、息子さんの話となる。
「どうも、息子もそんなところがある。口数が少なくて損してるような・・・」
そこまで話してから彼女は言った。「私、父親のことを話すつもりなんて全然なかった!
でも、あっ!あっ!つながった!・・・話して良かったあ!」と彼女。
この先職場で彼女がどう動くのかはわからないけど、腑に落ちたようだった。
 
この間、私や私の仲間たちは彼女の話に聞き惚れて(?)、口を挟む人はいなかった。彼女にしてみると、みんなが聴いてくれてる感じが伝わってきて話せたと教えてくれたけど、むしろ皆が聞き惚れての方が近いのではと、その場にいた私は思う。
まっ、どちらでもかまわないけど、どっちもなんでしょうきっと♬。
 
 話し終わった彼女は、晴れやかだったのです。

 この日、周りにいらした仲間たちをほんのちょっぴり紹介します。
いつも当たり前のように参加しているMさん、近所に住んでいて準備を手伝ってくれるAさん、お子さんにまだ手がかかるのにもかかわらず、時間を割いて来てくれるEさん、唯一20代の若者Kさん、はるばる宮城県からホテルを取って参加してくれたIさんご夫婦、
ついでに私、さらに今回は欠席の、Nちゃんも入れとこ。
みなさんの作った場で起こったことですよ。この場をかりて感謝いたします。
“ありがとう、皆様、ありがとう、Fさん” 

 ※Fさんの了解を得て掲載いたしました。
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