予定通り、アカデミー賞に合わせたかのようにグットタイミングで全国公開されたThe King's Speechを初日に見てきました。 感想はというと・・・「まぁ良かった」なんですが、特に「是非!」とはお薦めもしません(笑) 英国皇室の史実の中のエピソードを程よく脚色して、実力のある俳優達が期待通りに演じているといった感じです。 まぁすでに今年のアカデミー賞にノミネートされていて、そのどの賞にも打ってつけの作品であり俳優陣であるとのもっぱらの評判ですし、珍しいほど異を唱える評論家もいないようです。 きっとお年を召されたアカデミー会員にも受けが良く、多くの票が入り易い映画だと誰もが感じているに違いありませんね。 確かに、アバターのような忌み嫌われるSF超大作でもないしGeorge Clooneyのような華のある良い男が登場する訳でもありませんからまずジェラシーなんかで不当に貶されたりする事もないでしょう(笑)
対抗馬とされるBlack Swanの方が作品としては魅力がありそうですが、こちらはすでに主演女優賞がNatalie Portmanと決まっているかの雰囲気だし、作品賞まではどうかなぁということで、やっぱり本命はThe King's Speechと云う事でしょう。 Social Networkもねぇ・・・「予告」の出来があまりに素晴らしかったのでねぇ、ってこれはThe King's Speechにもいえる事で・・・2作品とも予告を編集した人がfilm editingをやればさらに良かったかも(笑)。 それから、日本ではワタナベケンさんが出演したことで話題にもなったし、興行成績も良かった「inception」。 撮影賞や特撮技術賞に加えて作品賞にもノミネートされているようですが、もうなんか今年はこのThe King's Speechが圧倒しそうな雰囲気ではありますね・・・
The King's Speechでは主演のColin Firth(ジョージ6世)と言語矯正の先生、Lionel Logue役のGeoffrey Rushが殆どダブル主演かと思われ程にほとんどストーリーはこの二人の関係に終始したものなんですが、私はね、逆にエリザベス役のHelena Bonham Carterに期待して映画を見に行ったくちなので、思ったより出番も少なくてちょっと残念でした。 だって、あのアリスのQueen Redだよぉ~(笑)Alice in Wonderlandもあの「Off his head~~~!」のなんともユニークで強力なキャラクターだった赤の女王なしではあの大ヒットは考えられなかったんではないかと(笑) まぁ、私が勝手に期待しすぎたってことですがね、はい。
とかなんとかごちゃごちゃ書いていたら、すでにニュースで「第83回のアカデミー賞、The King's Speechが制す!」と速報で出ましたね♪ 主演男優、監督、作品、脚本の主たる部門全制覇だそうで・・・そうか助演の方はChristian BaleとMelissa Leoの「The Fighter」コンビが取ったのね~。 Rush氏がちょっと残念・・・ Inceptionも4部門受賞したようだけど・・・俳優は全く関係無かった。 Social Networkはほとんど空気・・・こんなもんでしょう・・・って今回はなんか妙に納得の結果でした。 そりゃあ、米、英を問わず白人優越時代の栄光を懐かしむような映画の受けがこのような賞での受けが悪い訳はなくって・・・あははは。
さて今日で2月も終わり、春は弥生の季節ですね・・・
現在、我が家には今は昔になりにけりの同居人と私の2人しか住んでいないので空き部屋が凄い勢いで物置と化しているこの頃なんですが、今の季節に収納庫から出さねばならないのがこの人形達・・・以前は毎年、「面倒くさいなぁ・・・」としか思わなかったのですが、最近なんだか妙に特別な思いが込み上げて来るようになり、箱を一つ一つ開けて、包み紙をはずしてそれぞれの人形の御顔を見るごとに元の持ち主であった姑の事や、今は想像することしか出来ない彼女の幼い頃に思いを馳せるようになっています。 生まれも育ちも生粋の京都人であった彼女が絹問屋の「おひいさま」如く贅沢な暮らしをしていた頃・・・彼女の父の溺愛ぶりが窺われるように、それぞれの箱には人形が作られた年月と作者の名と注文主の父親の名前が筆で記されています。
最近気が付いた事なのですが、どうやら彼女の父親は娘が生まれてすぐに御雛様を発注し、その翌年には三人官女と随身と囃子方、翌々年に仕丁や御道具というように大正10年から13年まで4年間掛けて揃えているんですね・・・作られた時期から作者は五代目、大木平蔵らしく、箱に貼られた「御雛人形細工司、丸屋 大木平蔵」の文字が読めます。 たしかに古いものだし、着物も多少色あせているのですが、私はこの御顔がとても気に入っていて、特に御内裏様の品の良い目鼻立ちがね・・・ちょっと彷彿とさせるでしょ(笑) またねぇ~御姫様の被っていた冠が笑っちゃうほどgorgeous! いくらなんでもやりすぎだろう!っていう位。 今はすでにバラバラと崩れ始めたガミラスデスラー艦のようでもありますが、あはははは♪ ご主人を亡くした後、病気で具合が悪くなった姑と一緒に暮らした12年間。 そのほとんどが入退院の繰り返しでしたが、それでも全部で5年位は元気な時があったかなぁ・・・庶民生活とはかけ離れた娘時代の話を時々話してくれて・・・まるでおとぎ話のように聞いた事を思い出します。
幾つになってもなんとなく華やぐひなまつり・・・私にとっての桃の節句は少し輝きが増してきた陽だまりとまだまだ冷たい風の中で小さく膨らんだ桃の花を飾った床の間の横に並べられたガラスケース入りの可愛い御雛様飾りなんですけどね・・・父が楽しそうに毎年並べていたのを思い出します。 庶民的な本当に普通の御雛様・・・こちらも懐かしい思いでが一杯です♪
The Emperor and Empress♪
お気に入りの御内裏様
おひな様の冠・・・
随臣、やっぱり若い方が・・・ね♪
♪~♪~♪~
そう言えば、The King's Speechのジョージ6世は左利きだったんですね。 それを無理やり直されたこともどもる原因になったと。 姑も左利きだったなぁ・・・彼の家に行ったとき左利き用のハサミを見つけて気が付きました・・・でも当時の厳しい教育を受けた彼女は普通に右で物を書いていました。 達筆でね・・・筆も美しく、見事でしたねぇ・・・矯正も人に寄るんでしょうね。 それから、同居人は、映画を見終わった後、ヒトラーの演説の場面を見ていた時、娘のエリザベスに「パパ、なんて言っているの?」と聞かれて「Well, I don't know・・・but, he speaks rather well」(良く分からないけど、話すのは上手いね。」と答えている場面はおかしいと後で文句を言っていました(笑) 「あの時代イングランド王になる人がドイツ語が分からないなんてありえないよ。 上流階級の人はフランス語もドイツ語も出来たはずだしね・・・」「・・・あら、そう。」とそっけない私。 だって私の方はそれより、妻エリザベスが自分の不甲斐無さを嘆くバーティを慰める場面で、
「You know, I refused two offers marriage proposals, that was not because I didn't love you, because I had bad ideas for the royal life・・・・・my life will no longer be relative to my own ・・・」(結婚の申し込みを2度断ったでしょ、貴方を愛していなかったからじゃなくて、ロイヤルライフへの嫌悪感があったから、だって公の用事で自分自身の生活が無くなっちゃうって思っていたもの・・・でもね、「このどもりちゃん」を放っておけなかったのよ。)
このシーンでね・・・今の日本の皇室の事が私の頭を過ったんですよ・・・その環境に合う人と全く合わない人で天と地ほどの違い・・・やっぱり、それもこれも「運」なんでしょうか・・・
♪~♪~♪
さて、私の「ヤマト」を求める旅はまだまだ続きます!! そこで明日は土浦行きが決定しました!!
パチパチパチ~♪ 気分はウキウキ、張り切って行って来ま~す!!!
対抗馬とされるBlack Swanの方が作品としては魅力がありそうですが、こちらはすでに主演女優賞がNatalie Portmanと決まっているかの雰囲気だし、作品賞まではどうかなぁということで、やっぱり本命はThe King's Speechと云う事でしょう。 Social Networkもねぇ・・・「予告」の出来があまりに素晴らしかったのでねぇ、ってこれはThe King's Speechにもいえる事で・・・2作品とも予告を編集した人がfilm editingをやればさらに良かったかも(笑)。 それから、日本ではワタナベケンさんが出演したことで話題にもなったし、興行成績も良かった「inception」。 撮影賞や特撮技術賞に加えて作品賞にもノミネートされているようですが、もうなんか今年はこのThe King's Speechが圧倒しそうな雰囲気ではありますね・・・
The King's Speechでは主演のColin Firth(ジョージ6世)と言語矯正の先生、Lionel Logue役のGeoffrey Rushが殆どダブル主演かと思われ程にほとんどストーリーはこの二人の関係に終始したものなんですが、私はね、逆にエリザベス役のHelena Bonham Carterに期待して映画を見に行ったくちなので、思ったより出番も少なくてちょっと残念でした。 だって、あのアリスのQueen Redだよぉ~(笑)Alice in Wonderlandもあの「Off his head~~~!」のなんともユニークで強力なキャラクターだった赤の女王なしではあの大ヒットは考えられなかったんではないかと(笑) まぁ、私が勝手に期待しすぎたってことですがね、はい。
とかなんとかごちゃごちゃ書いていたら、すでにニュースで「第83回のアカデミー賞、The King's Speechが制す!」と速報で出ましたね♪ 主演男優、監督、作品、脚本の主たる部門全制覇だそうで・・・そうか助演の方はChristian BaleとMelissa Leoの「The Fighter」コンビが取ったのね~。 Rush氏がちょっと残念・・・ Inceptionも4部門受賞したようだけど・・・俳優は全く関係無かった。 Social Networkはほとんど空気・・・こんなもんでしょう・・・って今回はなんか妙に納得の結果でした。 そりゃあ、米、英を問わず白人優越時代の栄光を懐かしむような映画の受けがこのような賞での受けが悪い訳はなくって・・・あははは。
さて今日で2月も終わり、春は弥生の季節ですね・・・
現在、我が家には今は昔になりにけりの同居人と私の2人しか住んでいないので空き部屋が凄い勢いで物置と化しているこの頃なんですが、今の季節に収納庫から出さねばならないのがこの人形達・・・以前は毎年、「面倒くさいなぁ・・・」としか思わなかったのですが、最近なんだか妙に特別な思いが込み上げて来るようになり、箱を一つ一つ開けて、包み紙をはずしてそれぞれの人形の御顔を見るごとに元の持ち主であった姑の事や、今は想像することしか出来ない彼女の幼い頃に思いを馳せるようになっています。 生まれも育ちも生粋の京都人であった彼女が絹問屋の「おひいさま」如く贅沢な暮らしをしていた頃・・・彼女の父の溺愛ぶりが窺われるように、それぞれの箱には人形が作られた年月と作者の名と注文主の父親の名前が筆で記されています。
最近気が付いた事なのですが、どうやら彼女の父親は娘が生まれてすぐに御雛様を発注し、その翌年には三人官女と随身と囃子方、翌々年に仕丁や御道具というように大正10年から13年まで4年間掛けて揃えているんですね・・・作られた時期から作者は五代目、大木平蔵らしく、箱に貼られた「御雛人形細工司、丸屋 大木平蔵」の文字が読めます。 たしかに古いものだし、着物も多少色あせているのですが、私はこの御顔がとても気に入っていて、特に御内裏様の品の良い目鼻立ちがね・・・ちょっと彷彿とさせるでしょ(笑) またねぇ~御姫様の被っていた冠が笑っちゃうほどgorgeous! いくらなんでもやりすぎだろう!っていう位。 今はすでにバラバラと崩れ始めたガミラスデスラー艦のようでもありますが、あはははは♪ ご主人を亡くした後、病気で具合が悪くなった姑と一緒に暮らした12年間。 そのほとんどが入退院の繰り返しでしたが、それでも全部で5年位は元気な時があったかなぁ・・・庶民生活とはかけ離れた娘時代の話を時々話してくれて・・・まるでおとぎ話のように聞いた事を思い出します。
幾つになってもなんとなく華やぐひなまつり・・・私にとっての桃の節句は少し輝きが増してきた陽だまりとまだまだ冷たい風の中で小さく膨らんだ桃の花を飾った床の間の横に並べられたガラスケース入りの可愛い御雛様飾りなんですけどね・・・父が楽しそうに毎年並べていたのを思い出します。 庶民的な本当に普通の御雛様・・・こちらも懐かしい思いでが一杯です♪
The Emperor and Empress♪
お気に入りの御内裏様
おひな様の冠・・・
随臣、やっぱり若い方が・・・ね♪
♪~♪~♪~
そう言えば、The King's Speechのジョージ6世は左利きだったんですね。 それを無理やり直されたこともどもる原因になったと。 姑も左利きだったなぁ・・・彼の家に行ったとき左利き用のハサミを見つけて気が付きました・・・でも当時の厳しい教育を受けた彼女は普通に右で物を書いていました。 達筆でね・・・筆も美しく、見事でしたねぇ・・・矯正も人に寄るんでしょうね。 それから、同居人は、映画を見終わった後、ヒトラーの演説の場面を見ていた時、娘のエリザベスに「パパ、なんて言っているの?」と聞かれて「Well, I don't know・・・but, he speaks rather well」(良く分からないけど、話すのは上手いね。」と答えている場面はおかしいと後で文句を言っていました(笑) 「あの時代イングランド王になる人がドイツ語が分からないなんてありえないよ。 上流階級の人はフランス語もドイツ語も出来たはずだしね・・・」「・・・あら、そう。」とそっけない私。 だって私の方はそれより、妻エリザベスが自分の不甲斐無さを嘆くバーティを慰める場面で、
「You know, I refused two offers marriage proposals, that was not because I didn't love you, because I had bad ideas for the royal life・・・・・my life will no longer be relative to my own ・・・」(結婚の申し込みを2度断ったでしょ、貴方を愛していなかったからじゃなくて、ロイヤルライフへの嫌悪感があったから、だって公の用事で自分自身の生活が無くなっちゃうって思っていたもの・・・でもね、「このどもりちゃん」を放っておけなかったのよ。)
このシーンでね・・・今の日本の皇室の事が私の頭を過ったんですよ・・・その環境に合う人と全く合わない人で天と地ほどの違い・・・やっぱり、それもこれも「運」なんでしょうか・・・
♪~♪~♪
さて、私の「ヤマト」を求める旅はまだまだ続きます!! そこで明日は土浦行きが決定しました!!
パチパチパチ~♪ 気分はウキウキ、張り切って行って来ま~す!!!