般若という智慧

現世はうたかたなり全て常ならず、もののあわれを思えばこそ、人生は辛く悲しきものと悟るべきかな

逢う事の絶えてしなくばなかなかに・・・だから「ヤマト」でしょ♪

2011年02月28日 | Weblog
予定通り、アカデミー賞に合わせたかのようにグットタイミングで全国公開されたThe King's Speechを初日に見てきました。 感想はというと・・・「まぁ良かった」なんですが、特に「是非!」とはお薦めもしません(笑) 英国皇室の史実の中のエピソードを程よく脚色して、実力のある俳優達が期待通りに演じているといった感じです。 まぁすでに今年のアカデミー賞にノミネートされていて、そのどの賞にも打ってつけの作品であり俳優陣であるとのもっぱらの評判ですし、珍しいほど異を唱える評論家もいないようです。 きっとお年を召されたアカデミー会員にも受けが良く、多くの票が入り易い映画だと誰もが感じているに違いありませんね。 確かに、アバターのような忌み嫌われるSF超大作でもないしGeorge Clooneyのような華のある良い男が登場する訳でもありませんからまずジェラシーなんかで不当に貶されたりする事もないでしょう(笑)

対抗馬とされるBlack Swanの方が作品としては魅力がありそうですが、こちらはすでに主演女優賞がNatalie Portmanと決まっているかの雰囲気だし、作品賞まではどうかなぁということで、やっぱり本命はThe King's Speechと云う事でしょう。 Social Networkもねぇ・・・「予告」の出来があまりに素晴らしかったのでねぇ、ってこれはThe King's Speechにもいえる事で・・・2作品とも予告を編集した人がfilm editingをやればさらに良かったかも(笑)。 それから、日本ではワタナベケンさんが出演したことで話題にもなったし、興行成績も良かった「inception」。 撮影賞や特撮技術賞に加えて作品賞にもノミネートされているようですが、もうなんか今年はこのThe King's Speechが圧倒しそうな雰囲気ではありますね・・・

The King's Speechでは主演のColin Firth(ジョージ6世)と言語矯正の先生、Lionel Logue役のGeoffrey Rushが殆どダブル主演かと思われ程にほとんどストーリーはこの二人の関係に終始したものなんですが、私はね、逆にエリザベス役のHelena Bonham Carterに期待して映画を見に行ったくちなので、思ったより出番も少なくてちょっと残念でした。 だって、あのアリスのQueen Redだよぉ~(笑)Alice in Wonderlandもあの「Off his head~~~!」のなんともユニークで強力なキャラクターだった赤の女王なしではあの大ヒットは考えられなかったんではないかと(笑) まぁ、私が勝手に期待しすぎたってことですがね、はい。

とかなんとかごちゃごちゃ書いていたら、すでにニュースで「第83回のアカデミー賞、The King's Speechが制す!」と速報で出ましたね♪ 主演男優、監督、作品、脚本の主たる部門全制覇だそうで・・・そうか助演の方はChristian BaleとMelissa Leoの「The Fighter」コンビが取ったのね~。 Rush氏がちょっと残念・・・ Inceptionも4部門受賞したようだけど・・・俳優は全く関係無かった。 Social Networkはほとんど空気・・・こんなもんでしょう・・・って今回はなんか妙に納得の結果でした。 そりゃあ、米、英を問わず白人優越時代の栄光を懐かしむような映画の受けがこのような賞での受けが悪い訳はなくって・・・あははは。

さて今日で2月も終わり、春は弥生の季節ですね・・・
現在、我が家には今は昔になりにけりの同居人と私の2人しか住んでいないので空き部屋が凄い勢いで物置と化しているこの頃なんですが、今の季節に収納庫から出さねばならないのがこの人形達・・・以前は毎年、「面倒くさいなぁ・・・」としか思わなかったのですが、最近なんだか妙に特別な思いが込み上げて来るようになり、箱を一つ一つ開けて、包み紙をはずしてそれぞれの人形の御顔を見るごとに元の持ち主であった姑の事や、今は想像することしか出来ない彼女の幼い頃に思いを馳せるようになっています。 生まれも育ちも生粋の京都人であった彼女が絹問屋の「おひいさま」如く贅沢な暮らしをしていた頃・・・彼女の父の溺愛ぶりが窺われるように、それぞれの箱には人形が作られた年月と作者の名と注文主の父親の名前が筆で記されています。

最近気が付いた事なのですが、どうやら彼女の父親は娘が生まれてすぐに御雛様を発注し、その翌年には三人官女と随身と囃子方、翌々年に仕丁や御道具というように大正10年から13年まで4年間掛けて揃えているんですね・・・作られた時期から作者は五代目、大木平蔵らしく、箱に貼られた「御雛人形細工司、丸屋 大木平蔵」の文字が読めます。 たしかに古いものだし、着物も多少色あせているのですが、私はこの御顔がとても気に入っていて、特に御内裏様の品の良い目鼻立ちがね・・・ちょっと彷彿とさせるでしょ(笑) またねぇ~御姫様の被っていた冠が笑っちゃうほどgorgeous! いくらなんでもやりすぎだろう!っていう位。 今はすでにバラバラと崩れ始めたガミラスデスラー艦のようでもありますが、あはははは♪ ご主人を亡くした後、病気で具合が悪くなった姑と一緒に暮らした12年間。 そのほとんどが入退院の繰り返しでしたが、それでも全部で5年位は元気な時があったかなぁ・・・庶民生活とはかけ離れた娘時代の話を時々話してくれて・・・まるでおとぎ話のように聞いた事を思い出します。 

幾つになってもなんとなく華やぐひなまつり・・・私にとっての桃の節句は少し輝きが増してきた陽だまりとまだまだ冷たい風の中で小さく膨らんだ桃の花を飾った床の間の横に並べられたガラスケース入りの可愛い御雛様飾りなんですけどね・・・父が楽しそうに毎年並べていたのを思い出します。 庶民的な本当に普通の御雛様・・・こちらも懐かしい思いでが一杯です♪


The Emperor and Empress♪

お気に入りの御内裏様




おひな様の冠・・・


随臣、やっぱり若い方が・・・ね♪

♪~♪~♪~

そう言えば、The King's Speechのジョージ6世は左利きだったんですね。 それを無理やり直されたこともどもる原因になったと。 姑も左利きだったなぁ・・・彼の家に行ったとき左利き用のハサミを見つけて気が付きました・・・でも当時の厳しい教育を受けた彼女は普通に右で物を書いていました。 達筆でね・・・筆も美しく、見事でしたねぇ・・・矯正も人に寄るんでしょうね。 それから、同居人は、映画を見終わった後、ヒトラーの演説の場面を見ていた時、娘のエリザベスに「パパ、なんて言っているの?」と聞かれて「Well, I don't know・・・but, he speaks rather well」(良く分からないけど、話すのは上手いね。」と答えている場面はおかしいと後で文句を言っていました(笑) 「あの時代イングランド王になる人がドイツ語が分からないなんてありえないよ。 上流階級の人はフランス語もドイツ語も出来たはずだしね・・・」「・・・あら、そう。」とそっけない私。 だって私の方はそれより、妻エリザベスが自分の不甲斐無さを嘆くバーティを慰める場面で、

「You know, I refused two offers marriage proposals, that was not because I didn't love you, because I had bad ideas for the royal life・・・・・my life will no longer be relative to my own ・・・」(結婚の申し込みを2度断ったでしょ、貴方を愛していなかったからじゃなくて、ロイヤルライフへの嫌悪感があったから、だって公の用事で自分自身の生活が無くなっちゃうって思っていたもの・・・でもね、「このどもりちゃん」を放っておけなかったのよ。)

このシーンでね・・・今の日本の皇室の事が私の頭を過ったんですよ・・・その環境に合う人と全く合わない人で天と地ほどの違い・・・やっぱり、それもこれも「運」なんでしょうか・・・


♪~♪~♪

さて、私の「ヤマト」を求める旅はまだまだ続きます!! そこで明日は土浦行きが決定しました!!
パチパチパチ~♪ 気分はウキウキ、張り切って行って来ま~す!!!


 



 

まだまだまだまだ・・・もちろん「ヤマト!」

2011年02月25日 | Weblog

昨日から「ヤマト」HongKongで公開なんですね! こちら日本ではほとんど公開終了となってしまいましたけど。 しつこいのは重々承知なんですけどなんか・・・本当に淋しい・・・Hongkongにでも行こうかしら(笑) ちょこっとだけTwitterを覗いて見ましたがまだあんまりツイートも無くて、ハリウッドの実写化の噂の方がメインになっているようで・・・どうやら、アメリカで'79に公開されたアニメ”Space Blazer”の実写化ということらしく、国内外を問わずまたまた賛否両論があるようで、中には「今年の日本の実写映画をそのまま公開すれば良いじゃん!」みたいなアメリカ人の書き込みもあって「全くその通りだ」と笑ってしまった。 で、HongKongでは「ヤマト」はギャッツビーが提供会社に絡んでいるのかしら? 映画サイト運営者の書き込みにそんな事がちらっと書いてあったけど・・・とにかく古代君の魅力を多くのHong Kongersに見て欲しいものだ。

折から、Hongkong International Film Festivalのラインナップ発表の時期でもあるし、「ヤマト」と同時に、True Grit(トロンのJeff Bridges)、The Rite、それに主演のNatalie Portmanがアカデミー賞の最優秀女優賞を取りそうな話題作Black Swanも一緒に公開されるという・・・ある意味凄く映画の話題で賑っている中での公開になっているようなんですよね・・・とにかくガンバレ「ヤマト」ガンバレ日本! あははは♪

アカデミー賞と言えば日本では明日から公開のThe King's Speech、私も明日見に行こうと思っているのですが、主演が、いまやSocial NetworkのZuckerbergを演じたEisenbergよりずっと有力視されている主演男優賞候補のColin Firth。 この人今年50歳なんですよね・・・なんか前々からよく見かける俳優ではあったんですが、印象に残っているのはやっぱり、Bridget Jones' Diaryの2作ですね。 この映画も初回の作品があまりに楽しくてヒットしたので、続編はちょっと今一でしたが役柄も後篇は英国風二枚目の代表とも言えるHugh Grantを皮肉っぽく振られ役にしているんですよね、最後は結局インテリ紳士、Darcy役のColinと結ばれたんですが、やはり最初の作品があまりに楽しかったので、続編制作の難しさをすごく感じました。 余談ですが、このコメディ映画の「Darcy」の役名は彼が1995年に演じて人気を博し、「あこがれの良い男」(拓さまで云う、抱かれたい男)の称号を得た「プライドと偏見」のFitswilliam Darcyの名前からとったというジョークだったらしい。

それと、Colin Firthの出演映画でもう一つすごく印象に残っているのが、彼が歌の上手さを披露しているMamma Mia!。ギターを弾きながらボート上で歌うHarry役の彼は大人の男の魅力が溢れていました。 やはり才能に恵まれていて、しかも努力家という人達は程度や時期の差こそあれ、活躍の場はあるだろうし、また結果的には報われるものだと思いますよ。 拓さまもその蓄えた豊かな経験と天賦の才能を多方面で発揮できるのはこれからなんだと思います。 ただねぇ、今の日本の衰退ぶりがちょっと心配にはなりますけど・・・特に昨今の大手メディアの目に余る韓国プッシュには情けなくなりますよ(涙)。

2,3週間前のNewsweekに俳優円卓インタビューなるものが載っていて、Colin Firthを始め、上記のNatalie PortmanyやNicole Kidmanなどが自由に語っているんですが、Portmanはハーバード大学の心理学部卒業の秀才でFace Book創始者のZuckerbergと同時期に大学にいたらしいけどあった事はないそうで、でもあの映画のエピソードにもあった入寮テストは事実らしく(笑)、今度のバレリーナ役では怪我も多くて大変だったそうです。 Colinは明日公開のKing's Speechではどもりを克服する英国王を演じているようですが、どもる「stammer」と「stutter」はどう違うの?とKidmanに聞かれて「同じだよ」と答えている所を読んで、結構私達日本人の方が細かい事に気をとらわれ過ぎて英語も使おうとするから逆にYips症状が出たりするのかな?なんて思ってしまった(笑)


さてさて、話を「ヤマト」に戻して・・・


この可愛らしい劇場はどこでせう?? きゃぁ~はははは! 実はここ九十九里浜もすぐ近くの千葉県は東金市の映画館・・・ま、どこぞの地方自治体のコミュニティセンターによくある映写室より施設のレベルはちょっと落ちるかなぁぐらいの所でございましたが・・・ は~い、ヤマト狂いのわたくし、昨日東金まで行ってまいりました~~~~ あはははは♪ 仮(もしかしたらまた見に行くかもしれないので、一応)最終鑑賞をまたまたして来たという訳です! この小さな映画館も昨日が最終日、どうせだったら午後の最終回が良かったんですが、都合上朝10時15分の回を私を含め7人で鑑賞致しました。 (内訳は中年の男性1、若~い今時のカップル、同世代のおばさん2人組、地元の御仲間らしき女性1一人・・・こんな少人数にもかかわらず、すべての世代、性別をカバーしているのが笑っちゃう程素晴らしい♪) 

とにかく、スクリーンは小さいし、床はべニアっぽいし、静かな場面では隣で上映されている「Red」の音が漏れ聞こえて来るという環境ではありましたが、一緒に見ていた7人は最初から最後まで音もたてず、凄い一体感がありました(笑)。

実は月曜日に同居人が「木曜日にゴルフに誘われたから○○まで朝送って!」と云う。 いつもは成田か友人のホームコースの埼玉に行く事が殆どなのに、珍しく「山田の○○」に行くという。 「ん? 山田?」山田と言えば、東金の一つ手前のインターじゃん!! さぁ~それを聞いて働きが鈍くなった私のシナプスを全速力で働かし、「あぁ~それなら私送ってあげるわ、ついでに千葉に寄る用事もあるし・・・でも帰りは○○さんに送ってもらってね! スタートは何時?」 すご~い、自然で滑らかな私の舌! スタートが最終組に近い遅いスタートだったので、8時半前に彼を下し、一つ先の東金まで走り、映画館の入っている○ーオンに着いたらまだ9時にもならない。

マーケットだけは9時にオープンするようだけどその他の施設は10時にならなと開かないとの事で、駐車場の場所だけ確かめて(さすが地方都市、9時~23時まで無料で止められる!)、時間つぶしになるだろうと10年程前まで毎年試合で通っていた同じ市内にあるホテル付き会員制テニスコートまで行って見る事にした。ここもご多分にもれずバブル期に建てられたリゾート施設で、すでに数年前に倒産して今はパブリックの貸しコートになっていると聞いていたけど、当時は綺麗なプールを見下ろすようにホテルが建っていて、雨の日でもプレー可能なドームまであって景色も良いところだったと記憶していたのでどんな風になっているかちょっと見たくなったという訳。 まぁね・・・感想と言ってもね・・・時の流れと今の地方都市の現状の一端を垣間見たかな・・・(ハァ)

いやいや、自分でもどこにこんな熱情が残っていたのかと己の事ながら、にわかには信じられないくらいの積極的な行動力に驚きながら、Love Livesを大音量で聞きながら帰って来たのでした(獏) そして、映画公開中は読まないでおこうと思っていたノベライズ本(皆様お勧めの小学館ジュニア版)とサウンドトラックを密林で注文! これでまだまだしばらくは「ヤマト」に浸れる日々が続きそう~です♪♪♪

♪~♪~♪:

「これが14万8千光年の旅の最後の戦いになるだろう、1945年4月、戦艦大和は絶望の中、ほんの少し残された希望と共に出航した。 しかしそれが暗闇の中の僅かの光だとしても可能性があるならば我々は前へ進まなくてはならない。 ・・・可能性を本物の希望に変えよう! ・・・地球の人々の為に、いや愛する家族の為に総員全力で戦うんだ! ・・・この戦いに勝とう!・・・沖田艦長の思いを!!」
「古代、結果は悔やむ為にあるものじゃない。これからの未来と可能性にある。・・・指揮をした事のない者は俺達の重圧を知らない。 そうだろう、古代・・・君は立派に艦長代理としてやっている・・・」
「(デスラーあるいはガミラスか)どちらともその両方で無いとも言える。 我々は個であり、全体であるのだαでありΩであるように・・・」

上に記した、古代くんのイスカンダル上陸作戦における演説や沖田艦長との第3艦橋爆破後の会話、そしてイスカンダル・ガミラス星首領のデスラーの言葉にはこの「ヤマト」の作者の事物の捉え方が良く出ているのではないかと思った所なんです。 第二次大戦後、アメリカの庇護の元ではありましたが、50年代から、70年代まで、当時の日本の成長力とエネルギーは今の中国や民主化運動の嵐が吹き荒れる北アフリカ諸国や中東諸国と同じように若い世代の熱い思いが満ちていたと思うのですよね・・・なぜ今、この日本で拓さまが古代を演じたか・・・そしてなぜこの題材なのか今の日本の世界の中での位置や取り巻く状況をなんとなく眺めてみると、その必然性がわかるような気もするんですけどねぇ。 周りの様子ばかりうかがって、斜めから見るのではなくもっと素直に某局だけでなく国も積極的に後押しで来ていたら・・・どうもこの一年の間に何かが変わってしまったのかなぁ・・・なんてね(笑) いまね、届いたばかりのSound Trackがね「希望の船」から「波動砲発射」になってね・・・うわぁ~ ヤバイ!ヤバイ!ヤバイ!

まぁ・・・長っ! 私って結局暇?  (呆)


 



今年最後のご挨拶~!

2010年12月30日 | Weblog

ひぇ~~~~ 今日はもう晦日なんですね(汗)
あれよあれよと12月は過ぎてしまったなぁ~(涙)
それでも、合間を縫ってなんとか4回劇場に足を運べて「ヤマト」を見れたことはそれなりに満足かも(笑)
出来れば年内に後2回は行きたいと思っていたのだが・・・それはどうも無理っぽい(泣)

「SBヤマト」はねぇ、なんか中毒になりそうな映画(笑) 見れば見るほどまた見たくなるという・・・ブログやTwitterなんかの感想を見るとアニメヤマトを知っている人ほど初見から大泣き出来るらしいが、私のようになんの思い入れも知識も無い人にとっては初回見たときはそれほど泣け無いという人が多いらしい。 壮大なストーリーを2時間余りにまとめたものだから結局一つ一つのエピソードの描き方がどうしても浅くならざるを得なかったのだろうとは思う。 なので、私のようなヤマト初体験の人には余りに展開早く、凝縮された中味のために最初は十分に内容を把握出来ないままに終わってしまうのかもしれない。 

しかし、その後パンフレットを熟読(笑)、原作についてはWikiを覗き、過去の作品についての情報を調べたりなどして後付のinformationを蓄えてまた映画を見ると、驚くほどすんなりとストーリーが入ってきて、それからは回数を重ねるほど「ヤマト」の世界に入り込んでしまう自分気付かされる。 もう、こうなると古代艦長代理に会いたくて会いたくて(笑)~~~♪ いやいや、これはもうひょっとすると拓さまの今までの役柄の中でも一番のはまり役かも知れません! 映画「ヤマト」の内容も脚本に「惜しい!」と思う所は確かにありますが、でも全体的に見ればHeroなんかより数倍面白いし、何回見ても飽きないという魅力があります。

ただただカッコ良い古代を見るのも良し、戦争の無意味さに涙するのも良し、地球の未来を憂うのも良し・・・はたまた経済的にも文化的にもその価値を下げ止まらない今の日本の現状や、教育の失策で競争を是とせずぬるま湯に浸かって育ちEdgeを失ってしまった若者達への警鐘足りえるのかも・・・などと様々に思いを巡らす事が出来る映画でもあるかなと。

まぁ拓さまファンの自分としてはもうこの映画、楽しくてね~~~! とにかく、古代が彼にドンピシャ! それだけでも監督をはじめこの映画を制作してくれた全ての人達にあらためて感謝、感謝でございます。 あぁ~早く行きたいよぉ~映画館(笑)!

さて、こんな私ですので、古代くんを見た後は、千路に思いは乱れ(笑)映画のレビューもままならないで居りましたが、昨日のTwitterで米国在住の映画評論家、町山智浩氏の「キム○ク版ヤマトを語る」がPodcastで配信されているのを知り、早速聞いて来ました。 拓さまファンにはチョコっとイラつくところもありますが、この日本版本格的SF映画を認めて下さっていますし、指摘されている点についても、「ヤマト」の知識の無い女性達にも分かりやすく、大変興味深い内容になっていますので、是非聞いて見て下さい。 但し、少し長いです。 くれぐれも時間のある時に、でもいつまでこの記事が有効なのか不明なので、「あわてず、急いで、正確に」ね! あははは~

「SBヤマト実写版」について語る町山 智浩

という訳で、今年もこの好い加減なブログ、今年はこれで〆となりました。
皆様、良いお年を! 来年もよろしく~♪










遅ればせながら、「ヤマト~~~!」

2010年12月09日 | Weblog
お久しぶり~~♪
いやいや「ヤマト」公開、早一週間が過ぎてしまいましたぁ・・・
なぜかこういう時に限って余計な事や仕事が次々発生し、中々ブログをゆっくり書く時間が取れないまま、あわただしく日々が過ぎてしまい気が付けばもう今日は9日! それに今回の映画は色々余計なことも気になってねぇ(笑)、時間があるとあちこち普段は寄りつかないようなネットの場所をうろちょろしたりして怒ったり、笑ったりはたまた呆れたりしている内に時間切れ~って事が多すぎた(笑)

肝心要の「ヤマト」はもちろん見ましたよぉ~! 公開直前の先月28日の試写会を含め3回。 本来ならおそらくすでに5回は行けているはずでしたが、急な母の入院等で今週はまだ残念ながら行く事が叶いません。 なんとか来週には行きたいなぁと思っています・・・

さて、「Space Battleship ヤマト」、一言で感想を言えば、「何もかも懐かしい・・・」って沖田艦長のセリフそのまま(笑)。 いやぁ~もうこれは「タクヤさま、さま!」の映画ですよ、本当に。 彼の存在感と華やかさが無かったら成り立たないどころか・・・以下自粛。 見終わってなぜか子供の頃に見た白黒の「宇宙戦争」の映画とか学校の図書室で読んだ「火星人襲撃」や「宇宙戦争」(2005年にトム・クルーズ、スピルバーグ監督で映画化されたもの、私は未見)の物語を思い出した。 原作の漫画もアニメ映画も一切見ていない私がこの「ヤマト」を新作SF映画として見た最初の感想は懐かしい昭和の匂いが漂う「少年少女世界文学全集」的SF映画かな(笑)

1日の公開日には同居人と近くのシネコンで鑑賞したのでパンフレットも買わなかったのだが、4日に友人とご一緒した時に日劇でパンフレットを購入、後で今回の映画、アニメヤマトを知らない私のような人にはこのパンフレットと映画は対になっているのかと思われるほど重要だと感じた。 いやもう本当に、これ無しでは映画の理解度が半分になってしまうかもしれない!くらいの。(笑) もっとも何も事前情報及びアニメーションも全く知らない同居人は鑑賞後「面白かったね、これは流行るでしょ、でもやっぱりスターウォーズと比べると迫力は違うねぇ。」と宣っていたので、内容やストーリー展開には何の疑問も感じないで単純に映画を楽しめる人にはNo problemなのかもとも思いましたが。

ただねぇ、バイオハザードなどの最新CG映画やプレデターなどに登場する物凄い異星人キャラクター、それに精巧なゲームソフトに見慣れている若者にはちょっとばかり古臭い感じがするかもとも思ったなぁ(笑)。 例のごとくネットでは○○タクによる○○タクの映画って言われているけどこれはある意味納得で、彼ありきだからこそ作れたし映画として成り立っているのは事実だと思うから。 なぜなら古代役を今の若手俳優が演じていたら興行が成り立たないだろうし、かといって他の福田さんお気に入りの○山さんとかの俳優を想像して見ても笑っちゃうぐらい違和感がある。 拓さまだからこそ、なんかこう絶妙なところでバランスが取れている映画なんだろうなぁと思いました♪

そういう事はさておいて(笑)、映画の中の古代には萌えどころが満載で、特に均整のとれた美しい上半身と柔らかそうな筋肉質の両腕にはもうほれぼれします。 それに私はコスモゼロのフォルムと彼のヘルメット姿もとても気に入っていてもう少し操縦シーンが長くあっても良かったのにとか思っちゃいます♪ 最後の出撃シーンも美しい・・・ (でもでも・・・波動砲の砲口にガミラス戦闘機がパコッってハマっちゃたヤマトが少しおまぬけに見えたのは内緒です。)

最後に流れる「Love Lives」のタイミングとエンドロールもとても良かった♪♪ 本音を言えば、今の覇気のない若者達にこそこういう映画を見てもらって大志をいだいて日本の未来に命を継いで欲しいものだと思うのだが・・・


愚痴を一言: ねぇ~何で私のコメントはじかれるんだろう・・・毎日ちゃんと書いて送っているのにコメント承認中の後はいつもスルーされちゃう(泣) NGワードなんか書いてないのに・・シクシクシク  あの古代くんブログも・・・もしかして年齢制限とかあったりして! えっ?!(笑) いやいや、超最新装置アナライザーもビックリのWarp機能付とかでさ!! あはははは





もういくつ寝ると~♪ ドキ!ドキ!ドキ!

2010年11月22日 | Weblog
朝晩めっきりと冷え込んで来ましたね・・・とか呑気に時候の挨拶している場合じゃない(汗)
忙しさも少しは分散してくれれば良いのにとかめったにない贅沢な文句を口に出来るほどここのところ私のプライベートは忙しい! あはははは♪

なんか日一日と、刻一刻と「ヤマト発進!」の日が近づいて来ます・・・ドキドキドキ~~ で、なんと友人のご厚意と運の良さ(爆)で私も直前の試写会に参加できる事になりましたぁ~ パチパチパチ! 何が嬉しい~ってこれで公開直前だけれども29日には映画のレビューが書ける!(笑) もう~~~頑張って書きますよ!(笑) 待ってろY○○○oってか、あはっ!

さて、先週のワッツを聞いて以来ず~~~~っと気になっているのが、BeBeチャン! とにかく近所のどんな不細工の犬でも「可愛い」思えるほどの無類の犬好きの私。 なのでましてや拓さまNew Family memberですもの、めちゃくちゃ気になるのはあたりまえ・・・って事でBeBeちゃんの犬種が何かを推測して見ました♪ 少し前のタマホームのフレンチブルの「Tamaチャン」がいたく可愛ゆし~だったのでもしかしてフレンチブルがお気に入り??かと思いましたが、「ぽたぽた歩く」と「後ろ姿がまるでクマ」からやっぱりこれでしょうと! ま、子犬のうちは多かれ少なかれどんなワンでも「モコモコのおしり」から見ればあれクマか?状態ですけどね(笑)

で、結論! 本名「Bear」愛称「BeBe」はこれだ!

っと、これでは小熊のじゃれあい?って感じですね♪ 私の想像するBeBeちゃんは、はいっ!こちら!

そうなんです、Old English Sheepdog・・・かな?と。 拓さまの性格からして存在感がありそうな大型犬を好みそうだし、奇襲を喰らってかなり頑張るってことは子犬のうちから結構デカイって事ではないかと。 かといってマスチフとかチャウチャウなんかは女性が多いお家には向かないだろうし・・・って事で勝手にBeBeちゃんの種類を決めてしまいましたぁ~ いやでも本当にこの犬、成犬になっても本当に歩き方に特徴があるんですよね。 一見・・・「とろいのか?」と(笑)ご近所のワンを思い出してしまいました(笑)「ポタポタ歩く・・・クマのよう・・・」本当に表現力が素晴らしい(笑) まぁ、もし間違っていたとしても、責任は取りません、勝手に想像させて下さいね。 あはははは♪ 

さてさて、日記も書きたいなぁとか思う時に限ってなぜか仕事も忙しく(汗)拓さまに関してのみならず、あれこれ気になった記事があったのに時間がなくてぐずぐずしている間に忘れてしまった(あれっ? あははは) 昨夜は八時過ぎごろかな、覗いたMy twitterでフォローしているホリエモン(堀江貴文氏)が「ヤマト楽しみだぁ~早く見たい!」と呟いていた(笑)。 彼も拓さまとは同い年、まさにヤマト世代?きっとそういう男性陣は多いでしょうね♪ 今朝は朝のニュースで先週金曜日から世界同時公開、全米でも何と9400以上のスクリーン数で公開されたハリーポッターが$125Millionを売り上げたと報じていた。 まぁとにかくシリーズ合わせてスターウォーズを抜いて世界歴代一位になることは確実と言われる大作だけあってまぁ凄い数のスクリーン(笑)。 日本でも870スクリーン以上で公開され3日間で9億7千万強を売り上げたらしい。 でも900を超えるスクリーン数で10億行かないって事は結構劇場の状態は空き空きの雰囲気かも。 

アメリカでもこの売り上げはちょっと期待外れだったらしく、昨年のPre-Thanksgiving weekと比較すると24%以上もダウンしているらしい。 最も昨年はトワイライトサガ(New Moon)とブラインドサイドと二つの大ヒット映画があったらしいが・・・ それにしても、シリーズ初動最高益とは行かなかったうえ、ハリーポッター最終章PartIとしては同じ条件の公開時期でトワイライト(New Moon)やダークナイトそれにスパイダーマン、パイレーツオブカリビアン、はたまたアイアンマン2にも初動売り上げで負けてしまったのはちょっと期待はずれだったかも・・・。 CNNでは公開前からさかんに宣伝をしていて、「CNNの親会社がワーナーなのでもちろん宣伝しますよ♪」とかBecky Andersonもあっけらかんとコメントしていたが、一方でRolling Stone Cinema CriticsのPeter Traversのレビューもオンラインで流していて、そこではこの最終章を2部に分けた事からしてワーナーの金儲けのための「だまし(Cheat)」映画だとこっぴどく叩かれていた。2部に分ける必要性が全く感じられない上に、過去の人気のキャラクターも一瞬で消えてしまうし、暗い森の中のシーンではトライライトまがいのハリーの半裸体のシーンまで出て来るし、はたまた話は展開が遅いし・・・もう来年6月3Dで公開されるPart2を盛り上げる為だけに作られたがっかりの映画とピーターはユーモアたっぷりに語っている。 う~ん、どこかの国のテレビ局も全く同じ手法使ってるよぉ~(笑)

まぁ私はもともとハリーポッターに興味は無く(笑)10年前に第1作目の映画化が話題になった時に原作本のペーパーバックを読んだ時点でどこが面白いのか分からなかったぐらいですから・・・しかしながら、同じジャンルとも言えない事もない「ハウル」の時は原作「Howl's Moving Castle」は結構楽しんで読んだ記憶がある。 これもまた、文章とか内容に関してもただ好みの違いって事なんでしょうかね・・・とにかく、今回はこの映画、ある意味「ヤマト」の敵! 出来があまり良くなくて良かったかも~~~って私も少しアンチの毒に当てられてしまっているかもしれません・・・気をつけよう(笑)

最後に~ キネマ旬報の樋口さんの記事でものすごく引っかかった箇所が一つ「ビヨルン・アンデレセンのような宇宙セーラー服姿云々・・」のところ。
ビヨルン・アンデレセン。そう、この人。 なつかしい~と思うあなた!は同世代!あはははは♪
Death in Venice(ベニスに死す)のあの美少年! 当時うら若き学生だった私。友人にこのアンデルセンをいたく気に入った人がいてねぇ~ お付き合いで見に行きましたよ映画も。 トーマスマンの自伝的映画と言われていて、主人公の老人が美少年に魅せられて最後は流行りの病気に掛って石灰で真っ白な顔になって亡くなるっていう・・・もう全く面白くもなんともない映画でねぇ。 しかし当時この美少年がメディアですごく話題になってね。 絶世の美少年とかいわれて・・・ 当時は私は美しい男よりスポーツマンが良かったから全く良さがわかりませんでしたけど・・・
こうして今見て見ると確かに顔の造りは綺麗ですね♪でも・・・ただ綺麗ってのは、やっぱりどうもね(笑)
なので、いくら美形でも古代拓哉の形容詞として「ビヨルン・アンデレセンみたいな」ってのは・・・やっぱダメでしょ! あはははは♪


 

遠くに見えるは三浦半島・・・はぁ~?(笑)

2010年11月15日 | Weblog
ワォ~ 嬉しい悲鳴が出そうな程の雑誌の数々で購入するだけでもあたふたの私(笑)
 
キネ旬はもちろん素晴らしかったが、こと写真に関しては「Popye」が群を抜いてよかったなぁ! あはははは、これがねぇ~ もう、どストライクでしたね・・・美しさと繊細さ、躍動感と高級スティールのようなしなやかさ・・・モノクロの写真なのにセクシーで彼が纏う匂いすら感じられるようで、どの写真も素晴らしい♪

美味しい紅茶でも頂きながらゆっくり雑誌をながめたいところだが、とにかく時間が無い(涙)・・・先週火曜日から来日しているドイツ人カップルのお世話で何やかやと忙しく、あれよあれよという間に拓さま、あ~んどmy sonのお誕生日も過ぎてしまい・・・(涙)息子の方は当日「おめでとう」のメール一本で事を済まし、一週間遅れで夕食でも一緒にということに落ち着いた(笑)水曜日には滞在中の旅程の打ち合わせの後銀座「ざくろ」で久しぶりのしゃぶしゃぶ~♪ 食事は美味しかったけどとにかく飲むビールの半端なさにビックリ! 身体の大きさも然る事ながら約二時間半の食事中に生ビール大4杯軽く飲んじゃうし、いやいやさすがにオクトバーフェストの国の方だわ、ほとんどビールはお水です♪ もっとも、これまでも飲まないドイツ人にお会いする事はほとんどなかったけどね(笑)

金曜日は朝早く品川のホテルを出発、鎌倉ツアーに一日お付き合い。 紅葉には少し早かったけれども一日良いお天気に恵まれたし長谷寺、露座の大仏見学の後、江ノ島まで足を伸ばして夕焼けに浮かぶ富士山の向こうに沈みゆく夕陽も眺める事が出来て結構楽しかったかも♪ 夜はAPEC警備でただならぬ数のパトカーと白バイが行き交う横浜の中華街で夕食。家に帰りついたのが結局真夜中に近く、ワッツも聞けず仕舞い・・・残念!

土曜日はどうしてもと彼女にせがまれて早朝築地の魚河岸を見学、その足で日光へ日帰り観光の予定だった為、新幹線に無事乗せてホット一安心(笑) 昨日の日曜日から箱根、そのまま関西まで行ってくれるのでこの一週間はちょっとゆっくり出来そうかなと・・・帰京した後、帰国までの残り数日をはてさてどう過ごしてもらおうかしらん? どうも興味深々らしい豪華ラブホテル巡りでも提案してみるかなぁ(爆)

この数日間まぁ~本当に良く話したなぁ・・・Good old daysからお互いの国が共通して抱える経済や社会保障や高齢化の問題まで(笑)。 今朝のI-List Japan Reportでも如何に今、日本の社会構造が瓦解の危機に直面しているかをレポートしていたけれど、根本的な社会構造を早く大転換しなければ日本は生き残れないのではないか・・・「今出来ることはやっておきたいそうでないと将来の子供たちがそうとうつまらない事になる」って拓さまもコメントしていたけど、ときどき我が国の「忍耐強く、大人しく寡黙」っていう国民性が疎ましく思えてしまう。 高度成長期を経たほんの数年のバブル期の栄華の時期にすっかり牙を抜かれてしまった感じ? なんかね・・・いつも暗い話ですいませんm(_ _)m

さて、待ち焦がれたヤマトももうすぐですね! 例のごとくあれやこれや○春あたりがアンチ活動をしているようですが、キティちゃんとのコラボはどうなんでしょうねぇ・・・さっきのレポートでも日本のアイコン商品としてキティが紹介されていましたし、中国はもちろん、韓国、タイなどでもこのキティキャラクターは人気商品だそうで、そういえば来日中の彼女もキティのT-シャツを小町通りで見つけてドイツでも人気だと言っていました。 サンリオは昨年NYSEにも上場したようで世界では30%以上売り上げを伸ばしているらしいですが、ヤマトも海外公開の宣伝などにも参画しているのかな?なんてちらっと思ったりね♪ あ~ 早く見たいなぁ~ ヤマト! あちこちのネタばれですっかりストーリーは予習済みになっているけど、そんなのまったく気にならない程期待で胸一杯! 拓さまはさておいて(爆)、私の大好きなSFもの、戦闘機ものだしってやっぱり男か?! あはははは

 
 

待ち遠しい! ヤマト~~~♪

2010年11月04日 | Weblog
「Space Battleship YAMATO」完成披露試写会も終わり、いよいよ全国公開を待つばかりとなりました!一年以上も前に撮影されその後VFX作業や編集にかなりの時間を費やして制作された大作がようやく日の目を見る事になる訳です。 1日の試写会には参加出来なかったので、当日はキムラ君のお姿云々よりもまず映画の出来が気になって気になって・・・孫が生まれる瞬間を待つ気持ちもさもありなんとか思いつつ(笑)、翌日参加した友人に感想を聞いてみたり・・・我ながら、心の中に今なお住み続ける純情乙女の気持ちの大きさにあきれてしまった(あははは~) 試写会の感想はそれぞれ微妙に違っていましたが(笑)、それこそ漫画文化とは縁のない私は原作もアニメーション映画も一切見たこともないので、そういう既成概念からは無縁でこのスペースファンタジーを見れるのではないかとすごく期待しています! それに、あっと驚くような、たとえば「The Sixth Sense」のようにネタばれされたら興味半減とかいうサスペンスでも無いし、社会問題を深刻に扱ったヒューマンドラマでもない。

予告を見ただけでストーリーが垣間見れるような、単純明快なハリウッドBlockbuster的作品を日本で初めて目指して制作されたのだろうから、もうその世界観の中に入り込んで楽しんだ者勝ちなんではなかろうかと。 もう~~~早く、音響の良い劇場で見たい、見たい、見たい!

さて、祝日だった昨日は佳境に入りつつある大学ラグビー、関東対抗戦グループの早大x帝京と慶応x明大の人気マッチが続けて行われたので、その前の日曜日に関東リーグ戦の流通経済大x東海と法政x関東が行われた同じ秩父宮とはとても思えないほど観客も多くて、また両試合とも白熱して面白かった。 いや、いや、かつての名ウイング、吉田氏率いる今シーズンの明治は強い!(笑) でもまぁ試合だけに関して言えば法政x関東学院の方が凄かったなぁ・・・前半24-3で圧倒的にリードしていた関東が後半あれよあれよと言う間に逆転されて27-38で負けるという驚きの展開だったからね・・・ノーサイドの笛のあとに男泣きする関東のメンバー達にもらい泣き・・・大学選手権ではしっかり修正して頑張ってね!ってTV画面にエールを送ってしまいました(爆)

男泣きと言えば、この人、今年のライダーカップで勝利を逃がしたアメリカチームの記者会見で思わず悔し泣きをしてしまったハンターメイハン(笑)チームの勝利が掛った最終日の相手、今年のUSオープンチャンプのスコットランドのマクドネルに完敗してしまって、「16番まで1downで・・彼がバーディーを決めてしまって・・・それが凄く大きなプレッシャーで・・・奴に俺は負けっちゃって・・・(涙)」となりのウェストウッドに慰められている姿がもうなんとも可愛い♪ 

あはははは、って笑うどころじゃないんですが、もう、国の期待とチームを勝利を背負っての2日間(今年は雨でコンディションは最悪だった)しかも最後の最後で自分の勝敗がチーム全体の勝利の行方を左右する状況になってしまった中での張り詰めたファイナルマッチ・・・その相手が今年の並いるUSゴルファー達を一蹴してチャンピョンを勝ち取ったマクダネルだったからその悔しさたるや・・・
でもね、このゴルファーとしては凄くクールでハンサムなメイハンが思わず泣いてしまった素直な気持ちにとても好感が持てたんですよね・・・確かにあの半端ないプレッシャーの中で素晴らしいプレーをしたマクダネルももちろん凄いですが、来シーズンは今田さんの他にメイハンを応援しちゃおうって気持ちにならせてくれたカッコ良いメイハンちゃんでした♪ こういう素直な男達がやっぱり私は好きだなぁ♪

人がより魅力的に見える時って確かにありますよね、某サイトに早速アップされていた完成披露試写会の動画。 キムラさんの緊張で目が潤みがちの立ち姿の美しさとか(笑) センテンスも語尾が若干あやしくなるほどやはり自分の中で背負っている責任の大きさをひしひしと感じてそれに負けないよう必死で耐えているそんな切ない表情も見て取れました・・・ こういう素直で一生懸命な性格の一面が見て取れるような時は余計に気持ちが揺さぶられます。 「大丈夫!!」って言いたい気持ちにもなったりしますよね♪

そして、昨夜のN○Kの7時のニュースで恒例の年末の番組の司会者の発表のニュースをやっていました。 女性の方は朝のドラマで今年人気になった人で先日のスマスマにも出演された人らしいですが、ドラマも最近スマスマも全く見なくなってしまったので初めてお顔を拝見しましたが、ま、普通の感じ?(笑) 男性陣はいまをときめくアラシちゃんって事で。 こちらも一人二人はお顔が分かりますが、どこがどうアイドルとして受けているのか良く分からず・・・若い男の子ならもう少し見栄えの良い人達がいそうなものですが・・・まぁ その辺はどうでも良いので・・・あははは。 で、当該グループの出演はありなのでせうか? また変なごり押しとかで、「We areなんたら」とか歌う事にだけはならない事を祈るのみです!!!


もうかれこれ7、8年前になるかなぁ・・・なんとなく見始めたドラマ「空星」でキムラタクヤという俳優に強烈に心惹かれ、遥か昔に通り過ぎた多感な思春期や純情乙女の時代を含め、それまで生きて来た何十年の間に、ただの一度も日本人俳優とかアイドル歌手とかに夢中になったことがなかった自分があきれるほどに完璧に「彼」に嵌まってしまったのは・・・ その当時は確かまだインターネットもまだまだブロードバンドなどの高速サービスが無いころで、ファイルもフロッピー中心だし、エクセルやワードといったプログラムソフトを仕事で使うためにPCを使う事が主だった。 だから、インターネットもドラマサイトを少し覗くくらいがせいぜいで、ましてサイトに情報を書き込むなんて考えもしなかった。 それにまだまだネット情報に相互関係が成り立っていなかった時代だから、ホームページを自主制作するなんて事は考えも及ばない時代だった。 大体その頃はメールなんかもちょっと大きな写真なんかをやり取りするだけでもものすご~く時間が掛ったしね・・・ してみるとこの7、8年、いやこの5年間のIT技術の発展はまさに驚異だなぁとあらためて思う・・・

なんでそんなことを今更とお思いでしょうが、先日知った拓哉ファンの方の逝去のお知らせが、当時、ドキドキと高鳴る胸の音を感じながら、初めて、その素晴らしいキャラクターと絵の達人の主宰するサイト(俗称「○ぁさま」)の「掲示板」とやらに書き込んだ経験を思い出させてくれたからなんです。 普段の自分では考えられない事だったけど、あの日勇気を出して踏み出した一歩のお陰で、多くの拓さまファンに出会い、チャットにも参加、そこに集う仲間のお陰でMIJコンサートに初参加出来、似たり寄ったりの年齢のファンの方々のお仲間も出来、時は流れ、そして今日に至るという訳です。 拓ファンとしては大先輩だった今は亡き御方に、色々とお世話いただいた事へのお礼の気持ちを直に伝える機会も遂に逸してしまった事がなんとも無念だなぁと。 今日のようなどんよりとした曇りのは、なんか色々な事が思い出されて・・・この数年間が本当に一瞬のようでもありとても長い時が流れていたようでもあり、なんとも複雑な、不思議な気持ちになってしまいました。 般若心経・・・

 





東京ドーム! 最初で最後のライブ参戦?~♪

2010年09月18日 | Weblog
北半球全体が異常な酷暑に見舞われた今年の夏もどうやら終わりを告げ、朝晩のひんやりした空気に秋を感じる今日この頃・・・(笑) そんな暑さの真っ只中でスタートした今年のライブも明日でオーラスを迎えますね♪ ここ何年かずっとアルバムの内容に不満だった私ですが、今年は例年以上に酷い歌割の悪さ、無神経さに購入はもちろんの事、それこそ聞く気にもならず、全くテンションも上がらないまま、それでも心広い、優しい友人の御蔭で昨日東京ドーム3日目にご一緒させて頂きました。 というわけで、アルバム収録曲、ほとんど全曲初めて昨日のライブで聞いたという・・・(爆) 全体の印象はまず盛り上がりに欠けているなぁと。 一昨年のライブがその構成や舞台デザイン、また何よりアルバムの内容が今年より格段に良かったので、よけい地味でフラットな感じを受けましたね。 

肝心の拓さまのソロも私は断然「It's My Style」の方が好き! 一昨年はこれが見たさに、北海道のオーラスまで出向いてしまいましたもの(笑)。 今年のソロ・・・David Fosterの得意とする美しいメロディラインはそれなりに生かされているとは思いましたが、今年のライブの全体を象徴しているかのごとく、肝心のさびの部分に高揚感が無いなぁ・・・と。 David Fosterと言えば「St. Elmos Fire」のあの美しいテーマが甦りますが、結局彼も20年前が旬だった人・・・ 衣装は拓さまにとても良く似合っていて素敵でしたが(笑) ジャンクション一つとっても一昨年の「チョモランマ隊」の楽しかった事や、何より~~ぃ、拓さまの見せ場がセクションごとにあって、ライブを通してsaggyな時間があまりなくラストまで楽しく見れた気がしましたね。 今年は如何せん、歌のパートが少なすぎ、しかも出だしが音程すら上手く取れないメンバーが歌う曲が何曲もあるのでまず「聞くmusic」として耳に入りずらいという決定的なダメージが自分の中に積み重なって行く上、スクリーンも小さく、なぜか拓さまは殆ど「瞬時」しか映らないのでそちらの不満も蓄積されて行くような気がしました。 結果、途中で何度も時計を見てしまうという・・・ あはははは。

ファンを飽きさせないように、間にヒット曲を挟み込んではいるのですが、どれも短くカットしているのでこれもあまり効果的な手法とは言い難かった。 また、あくまでも個人的な勝手な印象ですが、少し皮肉な言い方をすれば、歌唱が不得手なメンバーのおかげで、終始目立っていたのはシンゴくんだったのではないかなと。 歌うパートも断然多いし、結果としてスクリーン占有率も高い。 5人の中では比較的ちゃんと(笑)歌えるメンバーだしダンスも彼らしいスタイルを持っているように思うので、出番が多ければ自ずと中心になってくるのだろう。 実際今回初めてアルバム曲を聞いた私が一番印象に残った曲が「短い髪」(ツヨシくんと二人の曲)、一回聞いて、メロディも詞も良いなぁ~と感じた(笑)。 シンゴくんがシングルで出してもあの曲調と歌割のアンバランスで聞き心地が悪い「We are なんたら」とかいうテーマ曲よりよっぽど売れるかも~なんて思ってしまった♪

今回のライブ、例えて言うなら、ちょっと前に行った、場所も店の雰囲気やサービス、インテリアの趣味まで良いレストランのコースをもう一度期待して行って見たら、店の内装も料理長もお料理の味も全てが変わってしまって全く自分の好みでは無くなっていた・・・って感じでしょうか(笑)。 食材は変わらないのに料理の味は落ちてしまい、全く違う料理になっていたと。 その味を紛らわすために、ところどころ強い香辛料を使ってみたり、味の濃いソースを使ったりそれなりに工夫はするけど力不足は否めないというような。 なんとか見栄えの良いデザートで値段なりの満足を得るしかないか・・・みたいな感じだったかな。 あはっ♪ もちろん、好みは人それぞれですから、新しいレストランの方を好まれる方々もいらっしゃるでしょう・・・その店のオーナーや料理人が何を目標に、またどういった客層にターゲットを置いてお店づくりをするかという事で出す料理も決められるのでしょうからそれはそれで致し方無いのかもしれませんが・・・でも、こうやってリノベーションだけを繰り返すお店って結局のところあまり成功していないんですよね・・・(笑)

ま、この厳しい世の中、本当に世にも不思議な事ばかり・・・資本金やっと1500万位の一発商品で急に名を上げた薬品会社のCMが資本金100億を超える一部上場の大企業のCMを蹴飛ばすなんて事が、メディアとかゲーノープロなんかの都合で簡単に出来ちゃうんだなぁ~? なんて事もね♪

○ゃ○子さま、というしょうもない感想でスイマセンm(_ _)m  今度こそテンション高い面白い記事を書きたいで~す! (笑)

 

Following the Redline to the sun~♪♪

2010年08月31日 | Weblog
~I can see the sun rise, looking into your eyes; You are rising next to me~♪
ってね♪ レッドラインのHPのトップに流れるこの曲の方がwe are・・・とかglamourousだったけかな?なんかより断然曲として成り立っていると思うのは私だけか?(笑) トレーラーのBGMもすごくカッコ良くて下地さんやるなという感じでしょうか♪

とにかく今年のアルバムやシングルはどれもこれも酷い歌割で、あれじぁどれも「輪唱か?」と思う程。 これで楽曲として成り立たせようというのはどう考えても無理がある。だみ声やかすれ声、可愛らしい声やパワフルな声が交互に出て来て、聞きずらいというよりまず落ち着いて聞くことも難しい。 合間を縫ってバックコーラスに耳をそばだて、やっとワンフレーズシンガーらしい声が聞こえたと思ったらすぐにまた変な声が被って来るし・・・(笑) いくらなんでもたったワンフレーズの為に全曲聞きたいとは思わないなぁ~とか買ってもいないのに文句ばかり(笑) 一昨年のアルバムもひどい歌割だったと思ったけれど、「あなたのために出来る事」とか「アベマリア」とか他にも2,3曲気に入った曲もあって、まだ今年よりは随分ましな歌割だったといまさらのように思い出す。 「忍耐と寛容」とは云うものの私は・・・まだまだ修行が足りず、「妥協」という究極の選択も出来ませんね・・・

毎年、八月のお盆前かそのすぐ後に恒例の「ゴルフ合宿」に同居人と出かけるのですが、今年は暑すぎてやる気ゼロだったもので、もう取りやめにしようかと思っていたのですが、下旬になっても一向に暑さも和らぐ気配すら感じられないので、避暑をメインに先週木曜日の夜から出掛けてきました。 金曜日の朝一で地元のコースをスルーで回り、午後一休みして買い物がてら散歩に出かけたら、すぐ前の道路に人が鈴なり。 地元の警察官や白バイも「あれぇ~こんなにいたっけ?!」と云うほど連なっていて、何があるのかと近づいていったら、人懐こい警官が「4時10分過ぎに通ります♪」とか話しかけて来る訳。 はぁ?誰かVIPが通るのか?と思う先に横のおじちゃん「皇后さまはヘリだからなぁ・・・」と一言。 あぁ~どうやら天皇皇后が避暑にいらっしゃるご予定らしい。 時計を見たら4時5分。 と云う訳で、前後を群馬県警に囲まれて車中からにこやかにほほ笑みながら会釈される天皇になぜか周りと一緒に手を振ってしまう同居人と私(あはははは~) 場の雰囲気って確かにあるなぁ~と妙に納得してしまった。

そう言えば、毎年この時期音楽祭があって町が賑う時期だったなぁとか、地元の有力者中沢家の経営するホテルに両陛下がお泊りになった写真が常時展示されていたなぁとか、今日は午前中からあちこちに警官がたむろしているなぁとか・・・ぼんやり思い出したりした午後のひと時でした♪

翌日は早朝に出て軽井沢まで下り、ゴルフの後は例のアウトレットに行ったのですが、八月最終の土曜日とあって凄い人、人、人あ~んど犬、犬(笑)。 超高級ブランドのBossとかZegniaとかを除きほとんどのお店が大幅プライスダウンと云う事もあってかどのお店も暑さと人いきれで息がつまりそうなくらいでした。 経済不況、消費低迷・・・毎日新聞やネットで目にする言葉がにわかには信じられないほど駐車場も大混雑でしたが、実際の売れ行きはどうなんでしょう・・・ちなみに私達はただ徘徊して食事をしただけ(笑)、収穫といえば、普段あまり見かけない「Teo」の自動販売機の拓さまの写真が妙に目に付いたって事ぐらいでしょうか(笑)。

さて、明日から9月、今年も残り3カ月。 時は刻、一刻と過ぎてしまうのだなぁ・・・
彼の人は何を思うらむ。 ふしのまも逢わでこの世を過ぐしてよとや・・・イタタタタ



ミスター ケン・ワタナベ、International Movie Star~♪

2010年08月23日 | Weblog
残暑ってこんなに暑かったっけかな?? まだまだ酷暑は終わりそうにない今日この頃ですがいかがお過ごしだい? あははは♪

先週のワッツでも話題はライブ・・・BGMにはどうやら「We areなんたら」の収録曲が使われているらしく、話の合間になんとも微妙な歌声ばかり聞こえていました(爆)。 誰かがどこかで「お経のような・・・」と表現されていたけれど、それはお坊様に失礼でしょう(笑)・・・よほど下手なお経しか聞いたことがないのかも・・・普通、寺を預かるご住職さんになるとかなりお経も歌い込んで、喉も鍛錬を積んでいる方々が殆どで、一般人にとって、内容はgibberishでも十分聞かせる美しい声でお経を読まれる方が多いいやむしろ自分のお経を披露したいお坊さんがほとんどかと思います。 なので・・・一部ファンを除いたら、いったい誰が好んでこのアルバムを聴くんだろうかと思ってしまいますね・・・あはははは♪ まぁ、こんな状態でもとにかくアルバムを出して、何としても彼はライブをやりたいと思っているようですから彼にとってこの「ライブ」がいかに重要であるかが分かります。 日頃の言動からもダンスはもちろんの事、「ライブ」が根っから大好きで、それが「活力の元」にもなっているのだという事が伝わって来ますから・・・ しかし、せめてどの曲も「This is Love」位の歌割にして欲しかった・・・あの数億円踏み倒しのkomuroさんが作ったシングルのカップリング曲なんて曲自体どこが良いのか良く分からないし、CDでさえも聞きづらい出だしなのに、生でどうやって音程をキープして歌うのかとさえ思ってしまいます(笑)

それでも何でも彼のファンにとっては、たとえバックダンス担当、ハモリ専門が多くても生の姿を見れる事は何をしても代え難いものなんでしょうね・・・彼にとってもライブの熱気は彼のオーラの源になっているのかも知れませんし・・・ でもねぇ・・・Singerとしてだけでも、彼ならもう少しグレードの高い音楽活動が出来そうなものでしょうにと(これでもかなり控えめに言ってます♪)・・・

さて、話は変わり・・・

CNNのインタビュー番組「Talkasia」の今月のゲストが「ケン・ワタナベ」と知り昨日ウェブサイトでインタビューを見て見ました。
 
→ 「国際スター ケン・ワタナベインタビュー」

公開中の「インセプション」ですっかりハリウッドスターの地位を確立した感のあるケンさん。 今回のインタビュアーはいつもその厳しくそして鋭い目で日本の弱点ばかりを突いてくるKyung Lah女史。 しかし今回の彼女のケンさんに対する態度には「ある種の尊敬」すら感じたし、ただ 表面的におざなりにケンさんを紹介するのではなく、彼の出生から俳優としてデビューするまでの経歴、その後の出演作品など、しっかりと情報を集めて把握した上で、ケンさんのデビュー作(唐十郎作品、蜷川演出)を上演した劇場の観客席でのインタビューというさすがLah女史抜かりはありませんでしたね(笑) 「This is the start in his carreer.」の特別な場所でね・・・

ケンさんも21歳のときの蜷川演出、唐作品が初舞台だったのですね・・・そして29歳という若さで白血病を発病。 彼の父親も42歳で脳梗塞になり半身麻痺の状態で仕事をやめざるを得ない状況だったようで俳優としてよりも人間として30代は「the lowest in low points」の時期だったんだなぁと。 だから、病気の再発に際しては驚くほど強い決心を持って病気と向かいあう事が出来たんだろう・・・俳優として復活しなければ意味が無いと。 もはや治る事が義務だと。 そこまで強気持ちで病気に立ち向かったそうで・・・これを乗り越えての42歳(2003年)での「ラストサムライ」との出会いに繋がった訳だ。

私個人も今回の「インセプション」で初めてケンさんの出演映画を劇場で見た訳で、「硫黄島からの手紙」も「ラストサムライ」も見ていないので多くは語れないが、インセプションのように設定が複雑で監督の構想自体が「夢の階層(Layer)」などと非現実的なものをシリアスに演じるのは難しかっただろうなと思った。 公開前のCNN Screening Roomの評価が非常に高かったので、つい公開当日レイトショーで見に行ったのだが、ケンさんの演じる「Mr.サイトー」がかなり重要な役回りでしかも自然に英語で演じていたのがちょっとした驚きだった。

このインタビューでも分かる通り、詳細な説明や心情を述べるにはまだまだ英語力の不足が感じられるが、スクリプトであれだけの複雑なセリフをこなしているのだから、脚本よっては日本人の俳優でも十分活躍できるという事なのだろう。 今回のサイトー役は監督自ら、ケンさんをイメージして作ったそうだからスクリーン上で存在感があるのはあたりまえといえばあたりまえかもしれないが、「ラストサムライ」でアカデミー賞、ゴールデングローブ賞にノミネートされ一気に注目されたケンさんが、7年経って50歳を迎えさらに幅広く国際スターとして活躍できるポジションにいることが少し眩しく感じられるのはなぜかしら・・・・・

彼が裕福でも無く、サックスや音楽の才能には秀でていなかった事。 そして、「like a stick's falling down to a certain diection」というふうに良い方向にシフト出来た事。ま、それもこれも全て「人の運」なんでしょうけどね・・・ 何か色々、色々、そして色々思う事はありましたよ・・・変わらずにいる事の難しさもさることながら、シフトする難しさ、タイミング・・・この先、another stickはright directionに倒れる事があるのか否か・・・? (笑)