「地球へ…」#4 【宙からの帰還】もっと絵が良ければ…

生身の身体で宇宙まで飛んでっちゃうって、凄いよな。
まぁ原作でもそうなんですが…
でも原作ではミュウの船は地中ですからね、
ジョミーはまず土の中を地上に向けて上っていったわけです。
絵的にはちょいともぐらみたいで、美しくないかもしれませんねぇ。
アニメでは地上から空へ飛ぶわけですから、すぐに追撃隊に追っかけられて
ミサイルガンガン向けられるわけです。
全部寄せ付けないですけどね。
ソルジャーがジョミーを静め＆迎えに行くわけですが、
やっと捕まえたところでソルジャーの記憶をジョミーに疑似体験させる。
ソルジャーが受けた成人検査。
その成人検査時の思念波エネルギーの影響で、ミュウは生まれた。
そうして生まれてしまったミュウたちの末路をジョミーは知った。

リオに続いてソルジャーの過去、ですか。
アニメオリジナルですな。
ソルジャーについては、ベールに包まれたままの方が好みではありましたが。
今回はソルジャーの見せ場な回だったのですが、絵が今ひとつだったのが
非常に残念です。
特にお迎えにいった時のソルジャーとか、もう力尽きる前ですから、
儚げな美しさを強調して欲しかったわけですが…
アニメで儚いというのはなかなか難しいですかねぇ。
アニメ「地球へ…」の作画自体、濃いめですしね。
それでもここまではソルジャーだけは、
儚げモードで描いてくれていたと思うのだが。

あー、でも意思を受け継いでもらうために、
ソルジャーの心、記憶、知識そしてフィシスのことを託すという部分が
描かれなかったような。
フィシスはちょっと特殊なのでねぇ。
ここでちらっと触れておいて欲しかったな。
ジョミーはこれらのことを受け取る必要があるのだけど、
ミュウ同士は知識、記憶のコピーが可能ということも、
アニメでは描かれてないから、わかりにくいよね。

「お帰りジョミー」
その声の優しさといったら…。
杉田さんの声って温かみあるからな。
この声には参りました。

「ジョミ…すま…ない。君を選んで…心からすまな…と思…て…る」
力尽きて落ちていくソルジャーのとぎれとぎな台詞。
再現されててどきどきしたよー。

帰還してからのソルジャーですが…
お別れのシーンはやらなかったけど、次回やるのか？
補聴器を託すところはやらなきゃだよね。
視聴者を泣かせるなら、あのシーンまで一気に見せなきゃダメだよー。
ソルジャーの寿命延ばしてひっぱりたいのか？
それよりも感動与えておいた方が効果的だと思うんだけどなぁ。
後にもソルジャーの影響は、ずーっとあるわけですしね。

リオは無事回収されたけど、けっこう深手を負ってるし、
心配です。

余談ですが、ハーレイの「おもかじいっぱーい」
笑ってしまいました。なんかおかしくて。

最後にちらっと映ったちびはシロエ？
アニメではシロエの扱いが原作とはちょっと違うみたい？
原作のシロエは竹宮キャラらしい、これまたシニカルな少年ですが、
ジョミーもかなり緩和されてるから、シロエも違う感じに
なってるんだろうね。

今回はナキネズミがいなくて寂しかった。
まぁどのみちそういうムードじゃなかったけどさ。
次回は出るみたいなので楽しみです。


かわゆいでしょお～ナキネズミ～
「孤狼Nachtwanderung」玲蘭さんから頂いちゃいましたっ。
私も一匹欲しい!って方は、玲蘭さんをお尋ねくださいまし。