~ いるかしあわせ宅配便 ~

ばあちゃんのひとりごと

子育て支援の継続と成果(こんな子育て支援が欲しい)

2013-06-27 08:50:21 | いるかこもれび助産院
月2回「 たまごママネット」さまとご一緒させていただいています。

一時は、暴れ、はしゃぎまわり、喧嘩も始まり,とどまることない騒がし 子どもたちに、ほとほと疲れ果てていました。

ヨーガの叡智を信じて,淡々と継続していくことのみでした。
ママのヨーガへの真剣さ、呼吸が安定していくと集中が高まります。
そのママの安定したプラ-ナ(気)が子どもたちを包み、子どもは明らかに穏やかになりました。
アーサナを繰り返し行なうことで呼吸が安定していき心を変容させるのでしょう。


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本日はブッダの「キサーゴータミーと芥子の種」を話しました。
我が子の死骸を抱き、ブッタに懇願します。
ブッダは母親に「家をまわり芥子の種を一個もらっつてくるように伝えます。ただし、死人を出していない家からもらうように言います」キサーゴータミーは喜んで集落に行き,家々をまわりお願いしますが、芥子の種はどの家にもありましたが死人を出したことのない家はありませんでした。
キサーゴータミーのほほに涙は 流れましたが,悲しい刺すような痛みは消えていました。我が子の死はどんなに悲しかっただろうとママたちは感じたことでしょう。
皆さんとキサーゴータミーの心は何を感じたのだろうね。と話し合いました。
皆さんは,毎回、ヨーガの教えを真剣に聞いてくれます。
ママ自身は愛を信じている。
そして自らがMa(母性 、女神)であることを知ったからでしょう。



授乳をするママ、我が子を抱き寄せるママ、子と遊ぶママもいます。
子どもたちがママから離れ自らの世界に入るまで、
少しの時間、呼吸法を実践し、抱っこしても授乳しながらでも集中していけます。
(ママの眼を見ておっぱいを飲む場合はママも子の目を見つめながら)
外側に向いている意識(心の動き)を内側に集中していきます。
難しいことではありませんね。良い習慣にしていきます。


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騒がしい子どもたちは押し入れで遊び、
ママから離れなかった子どもたちは,どんなに小さくても子ども同士で遊びます。
子どもには子どもたちの世界があることを知ることができました。
ママたちもお家だとこんなに離れて遊んでくれません。と、微笑みが溢れます。
「群れて育ち合う」素晴らしいこの場がたくさんできるといいなと感じます。
この穏やかさはヨーガがママのプラーナを緩やかにしていくからだと確信します。
ただ集まるだけでは、これほどの安定は生じることはないでしょう。


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子どもたちがママから離れ、穏やかになる頃からママたちはアーサナに入ります。

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子どもたちはまとわりつきますが、動じないママの姿になりますね。

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ママの膝を見てください。真っ直ぐになりません・・・腰や肩,背中全体が疲れています。
全身をスムーズに動かし、少しの集中で心身が調っていきます。
それだけでも、ママの心は軽くなるのです。

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子どもが上にのってこようとシャヴァ・アーサナを淡々と行なうママたちです。
ママたちの開放感は笑顔に変わります。

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そして子どもたち「ありがとう」おやつタイムです。
小さいから子どもだから,じっとしないのは当たり前だと、許す大人たち・・・。
この光景はこの時だけではありません・・・毎回終了した後このような状態です。
子どもたちは穏やかに座ります。ママに寄り添い安心して傍から離れません。

二時間半の穏やかなスペースです。


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留萌にてベビーヒーリングタッチで集う

2013-06-22 08:46:34 | いるかこもれび助産院
今回の白川DRの講座も受講しベビーヒーリングタッチに参加されたママたちも何人かおられました。


ママの育てられ方が、我が子を育てるとき同じ育て方をするという講座内容に対して、
愛を受けずに育ったママたちが愛を感じ、すでに在る(Ma=慈愛、母性、女神)気づく切っ掛けになる,
寄り添い方をご一緒するのが「ベビーヒーリングタッチ」なのです。

先ずは、始まる前にママたちに我が子をハートのところで,やさしく抱いていただきました。
ママが深い呼吸をして,肩の力、背中の力全身の力を抜き緊張感を取り除くことから始めます。
ママは自らのハートに集中していきます。
ママは我が子のハートに寄り添うように集中していきます。
散漫な状態があるでしょうが、ハートへ集中していきます。
双方の全身の力抜けていき安心の境地を感じることができます。
始める前にして欲しい儀式ですね。


下記の写真がハートに我が子を抱っこするママたちです。
ハイハイが始まった子はじっとしてくれませんが、ママはハートに集中しておられます。


単なる,ベビーマッサージではなく「世代間伝達残存現象」
注:世代間伝達残存現象とは、実母からママへ、ママは我が子へ思考、行為が受け継がれ影響を伝達していく現象のことを言う。代表的な育て方に虐待、ネグレクト、ママ本位の育て方があげられます。


これらを改善していく方法のひとつがベビーヒーリングタッチです。
ベビーヒーリングタッチはインドの聖なる教えを取り入れ皆さんと共に実践していきます。


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初めてのママたちは、先ず服の上から撫でていただきます。

撫でる「速度、手の圧、手のひらへの集中」を感じてもらいます。


緊張のあるママは,こちらから声をかけ肩や背中を撫でてあげるようにします。


この写真は,インストラクターがママの緊張をほぐしながら声かけをしています。



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裸にして始めます。
ママのやさしい手のひらの温かさは赤ちゃんに安心を与えます。
その行為は「世代間伝達残存現象」を切断し改善していきます。
ママはすでに存在するMaを感じるようになります。


最初の写真から、子を抱っこしないママがハートに集中されている姿ですが、
心を静めていけばハートの心地よさを感じ始めます。ゆったりされている姿から感じられるでしょう。


ベビーヒーリングタッチは継続してくださることが大事です。(特に新生児から6ヵ月まで)
継続するから、肌で感じる心地良さが深くハートを感じ始めるのです。
その時、愛に包まれます。
母子の絆作りは、それ程難しいことではありません。
このような場所作りと支援者自らがハートに留まり,愛を感じる生活習慣を身につけられることです。
そして皆さんと共に在ることです(共存する)


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北海道留萌市を訪れて

2013-06-21 09:32:55 | いるかこもれび助産院
真っ青な空と清んだ空気を感じに留萌をめざしました。
今回は、理事である白川DRの講座が主でした。


・子育て支援者ためのセミナー「母子の絆を深めるためのメカニズム」
・妊産婦のための講座「赤ちゃんはすばらしい」

二日にわたり、各講座に40名の方々が参加していただきました。
市民の皆さまが真剣に取り組まれている姿に感動しました。


6月16日のセミナーの内容

・我が国の現状・低出生体重児の増加。
・出生後のストレス、養育環境が脳に及ぼす影響
・愛着とは、しつけと虐待
・愛着障がい・子どもと向き合えない母親の理解
・世代間伝達現象
・なぜ母親なのか・女性の脳を母性の脳へ
・母と子の関係を強化するために
・これからの課題

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6月17日の講座の内容

・我が国の現状  
  出生数の減少に反して増加する低出生体重児の増加
  妊娠中の母親の食事パターンが胎児への影響
  ネグレクトと摂食障害
  母乳栄養
  人工乳の高タンパク質について
  愛着形成を進める
   父親は母子を守る。母親は子どもを守る。
   乳児の感覚能力・・・発達。感覚と母子の結びつき。
   出産直後の接触が後に母子に及ぼす影響。
   カンガルーケアの導入と母子愛着形成
   睡眠と児の発達・・・レム睡眠とノンレム睡眠の違い。
   睡眠障害により生じる症状、疾患。生活習慣病。
   母親と子どもの相互作用・・・愛着行動
   女性脳(妊娠出産前)と母性脳(妊娠出産後)
     ドーパミン、オキシトシン、βエンドルフィン
     出産時ゆっくり過ごす分娩時期、産後直後の母子の触れあい豊富な時間が多量のホルモンを放出する。
     子どもの脳の修復効果も認められている。

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~あらためて感じたこと~

白川DRの医学的な見解を感じ、では、予防は?今後のサポートは?


結局は、どのような状況であれ、人の心が関与していることは事実です。
母親から愛を与えられず育ったことが、確かに脳内において神経伝達物質の欠如。
脳の発達障害の誘因になることは医学的にもデーターより理解できます。
幼児期の育て方が、結果、心の奥深いところに不安という塊を作り、外的内的な刺激に反応し心を乱す結果となるでしょう。心の弱さとなるようです。
確かに、人は経験による記憶が深層に印象として蓄積し、それらがその人の傾向、性格を形成すると言われるのです。


しかし、与えられたものかもしれませんが受け取った自らに原因もあります。


寄り添い,互いに共生し合い。
自らの負の印象に執らわれず・・・過ぎたことですから。
今、児と共に今を楽しく過ごすのにどうしたらいいか。
仲間同士で考え、実践していくことかなと思います。


原因があるから、苦しみ、悲しみは現れます・・・その原因を自分で観ることから始めます。
インドで伝えられてきた聖なる教えの一つに、すべての心の奥深くにMa(母性、慈愛、女神)が存在していると言います。
自らを責めるのではなく、Maに集中していくことで私の存在の意味、赤ちゃんの存在の意味がぼちぼち現れてきます。
その為に赤ちゃんはあなたを選んできてくれたのです。
皆んなで幸せを感じていきましょう。




子育て「0歳児が動物園へ行くと免疫力」ホント???

2013-06-14 09:11:31 | いるかこもれび助産院
0歳児が動物園へ行くと免疫力がつくと誰かが情報流されたようです。


いるかこもれび助産院「子育て広場」にお見えになったママたちが来週動物園に行くと。


今日も34度熱中症で昨日も老人がお亡くなりになったようです。


0歳までの赤ちゃんは,体温調整もできないのに外気が上がる日中に外出するというママたちにあ然???


ネットを調べてみました。

動物園へ行くと免疫力


正しく見る力は誰にもあるのですから、
もっと内に集中して,児の様子を感じてあげてほしいものです。







いるかくらぶのクラス

2013-06-08 08:47:02 | いるかこもれび助産院
土曜日はパパも家族も無料参加出来ます!!


13時~ 安産のためのヨーガ&ママヨーガ
     (子連れOK・パパOKそして家族は受講料無料)
    予約制ではないので,思いたったらいらしてください。
  
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15時~ラージャ・ヨーガ
     (お子様連れはご遠慮いただいています)
    ゆっくり、丁寧にご一緒します。
    療養中の方もOKです。
    癌の術後方、季節変わりに体調を崩しやすい方、
    もちろん、美しく歳を重ね楽しく生きたい方。
    元気いっぱいの方もOKです。
    人生に目的をみつけたい方。
    是非のぞいてみてください。


  平日は月曜日、木曜日の19時からもございます。


  水曜日(中央公会堂)も同じラージャ・ヨーガがあります。
  (価格が違いますので問い合わせしてしてください)
   大阪クラス(ミッション)

  アーサナ(対位)そしてヨーガの教えのお話しもあります。

受講される方は、2時間前までに食事はおすましください。


ヨーガの目的は
心を静め、何事にも揺らぐことのない、そして傷つくこともない、誰でも本来持っている「本当の自己」に気づき、静かで平穏な境地を実現することです。

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私たちは
何かを始めるとき,必ず「思い」が在るから始めます。
思いは心を働かせます。そして心の働きは自律神経系、内分泌系に影響を与えます。(脳内伝達物質にも影響します)


ネガティブな思いは、抑圧、恐怖、不安と心の働きを乱します。
結果、肉体的な疲労よりも内的に機能障害を引きおこすのです。
私たちはそのことを知らない、気づいていないのです。
心の働きが不調を作ることを知りましょう。
そして経験の残存印象が心の働きに影響します。
残存印象にエネルギーを注ぐのがエゴ(利己的な自己)といわれています。


元気なときから「心の働き」を静める習慣をつけておくことは、あなたにどのような状況が訪れようと助けになるでしょう。

そしてエゴを静めておくことも、美しく楽しく軽やかに生きるのにかかせないことですね。