エテポンゲの独り言

残したい瑣末な話し

即席麺の生みの親は誰か?

2007年01月07日 | 社会

日清食品の創業者、安藤百福さんがご逝去されました。まさに「巨星堕つ」の感があります。子供時代だけでなくもう残り少ない時間しかない今日でもお世話になるインスタントラーメンの代名詞みたいな方です。

氏の紹介記事の殆どにインスタント麺の開発者と冠されています。しかし昨年の当ブログでも書きましたが事実は異なるようです。再確認の意味もありもう一度書かせて頂きます。記事は「まぼろし通信」8月26日号からです。

※「お詫びと訂正」

 先週の通信でご案内した『即席ラーメンの日』について、当サイト・アドバ
イザーでもある串間努さんから、「チキンラーメン」の誕生の経緯が事実と違う、
というご指摘がありました。串間さんは、かなり以前にご自身で、「チキンラー
メン」の誕生の経緯について、本当の開発者と言われている陳さんのご子息や
奥さんにインタビューもされており、当時の業界紙も確認しているとのことで
す。

 「日清食品の創業者・安藤百福さんがチキンラーメンを開発をした」との旨
を、先週の通信に記述しました。しかし、串間努さんのご指摘によれば・・・

 華僑である安藤百福さんは、刑務所(信用金庫理事で公金横領)を出所後、
これからどうしたらよいか、友達の華僑である陳栄泰に相談した。しかし、陳
さんが開発した「即席ラーメン 鶏糸麺」を盗んで、先に特許登録してしまっ
た。昭和30年代に裁判で争った結果、陳さん側が敗訴。特許が先の方が、判
決に有利に働いてしまった。陳さんのケーシーメンは、台湾には昔から存在する。
 
 以上が本当の話のようです。「チキンラーメンの生みの親は安藤百福さん」と
いう定説を鵜呑みにして、ご案内してしまったことを改めてお詫び致します。
しかし、物ごとの起源について特定することは、ナカナカ難しいものがありま
す。まあ、先に言ってしまった者が勝ち、という面も現実としては存在してい
ます。これまでもそれなりにかなり調べた上で記述をしてはいましたが、今後
はさらに精度を高めていきたいと思います。が、それでも真実に反する場合が
あると思いますので、その際は遠慮なくご指摘下されば幸いです。

以上がその記事なんですが、確かに特許登録したのは安藤さんのようですね。けれど表面だけを取り上げるのはその影にいる人達が浮ばれません。陳栄泰さんのようにね・・・


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