アスカ・スタジオ

2011/9/1以降の映画記事は「八十路STUDIO」=(同一人管理blog)とリンクしました。

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

スラムドッグ$ミリオネア

2009-04-18 18:05:55 |  映画(ス~ソ)
 高層ビルが目立つ。人口は今や東京を凌ぐインドの商都。私が使っている世界地図帳はボンベイと載っている代物。ボンベイ時代からのスラム街は改名後も息づいているようだ。ヒンドゥー教とイスラム教対立の断面もチラッと覗かせる。

 「これだけクイズ・ミリオネアに正解するのはおかしい」と、誤解と差別と迫害を受けるジャマールだが、それには秘密があった。という設定は面白い。けれどもネタバレ防止上詳しく書けぬが、些か調子よすぎる嫌いは残った。

 ジャンプ・カットとクロス・カッティングを駆使しつつ、四択の面白さも充分伝えている。いま流行りの諸検定も四択が多いが、決して正解率25%にならぬところが四択の面白いところ。如何にもインドらしいエンディングには、思わず日本映画の「座頭市」(03)を連想した。

 2008年(09/4/18公開当日鑑賞.観客30%).英/米[監督]ダニー・ボイル[撮影]アンソニー・ドット・マントル[音楽]A・R・ラーマン[出演]デブ・パテル。マドゥル・ミッタル。フリーダ・ピント。アニル・カブール[原題]SLUMDOG MILLIONAIRE[上映時間]2時間[私の評価]75点

【2009/4/20追記】
 一昨日、劇場観賞して帰宅後、ほかほかの感想こそ大事と、直ちに書いたが、ひとつだけ書き落としていたので、次に追記する。

 ヒンドゥー語が多いのだろう。日本語と英語の字幕が多く出る。その使い方が巧かった。
①簡略明瞭。
②そのため映像への集中度が高まる。
③位置の使い方が画期的。従来は、昔、スタンダード・サイズ時代は、右側に縦書きで出た。ワイド・スクリーン時代になってからは、概ね下部に固定されていた。今回は、右に、左に、左稍上部に、果てまた右側下部へと、流動する。何とも言えぬ新鮮味を感じた。
④その副作用で、バックが明るい時は読み辛かったが、それを凌駕する新鮮味を感じた。
⑤このことが作品全体のレベルアップに繋がっているといえば、過言かもしれないが。
『映画・DVD』 ジャンルのランキング
コメント (12)   トラックバック (4)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« レッドクリフ(Part I) | トップ | 腑抜けども、悲しみの愛を見せろ »
最近の画像もっと見る

12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは。 (マーちゃん)
2009-04-27 15:27:36
少しばかり、ご無沙汰しておりました。眼の具合はいかがですか?
躍動感あふれる秀作ですね。字幕の位置に関するご指摘、ウンウンとうなずきながら拝読いたしました。あれは新鮮でしたね。字幕の位置に加え、セリフにも無駄がなく映像へ集中することができました。
コメントレスや私の記事へのコメントなど、気になさらないでください。目をお大事に。
マーちゃん、こんにちは。 (アスカパパ)
2009-04-28 11:37:28
 コメントありがとうございます。こちらこそ、暫くご無沙汰でした。
 私の眼へのお気遣い、ありがとうございます。ちょうど5日前に、定期診察を受けに通院したところです。主治医から「症状は落ち着いている」と言われました。続けているブルーベリー服用が効いていると思います。

 ほんとうに、新鮮な映画でしたね。
 ほんの少しだけ、クイズを正解する秘密に多少の無理を感じたりはしましたが、それもクイズの裏に隠された訴えの前には消え去るちっぽけなものでした。
 再コメントなどに関するお優しいお気遣い、本当にありがとうございます。大丈夫ですので、ご安心ください。
こんばんは! (ボー)
2009-05-07 23:02:40
調子がよすぎる、たしかに私もそう思いました。
生活の中でクイズの答えを知った、という脚本だから、しょうがないといえば、しょうがないのでしょうか。

英語字幕の位置は、私も新鮮に見ました。あれは躍動感を増しましたよね。
ボーさん、こんにちは。 (アスカパパ)
2009-05-08 11:28:11
そういえば、最近観ました「西の魔女が死んだ」でも、気になる部分がありました。でもそれに拘り過ぎると、映画の本質を見損なう恐れを生じるので、気にしないことにしました。しかしながら、ちょっとばかり引っ掛かるところが出てくる映画はありますよね。あの字幕のアイデアは本当に画期的でしたね。
やっと見てきました。 (ヌートリアE)
2009-05-16 14:49:05
アスカパパさま、こんにちは。
連休は結構家事で(ちょっと大げさかな。)ずっと家にいましたので映画を1本も見ずに終りました。こんなG・Wはここ10年はなかったように、、。

やっとこの映画を見てきました。まとまった映画で、かなり娯楽化していましたね。それだけいろんな人から見ていただけるんでしょうね。

自分的には、兄と弟との確執がやはり印象に残りました。ボイルも兄弟がいるんでしょうね。肝心の恋愛ものより(女の子がちょっと美人過ぎたかな。)兄弟愛が後々残ったというのも、ある意味ではこの映画の不満点でもありますが、、。もっとダイナミズムのある映画かなっと思っていました。
では、また。
ヌートリアEさん、こんにちは。 (アスカパパ)
2009-05-17 10:59:29
コメントありがとうございます。
あっという間に連休も過ぎていきましたね。
ヌートリアEさんにしては珍しい連休の過ごし方をされたのですね。

そうですね、確かに娯楽化していましたが、見応えのある娯楽映画だったと思います。
なるほど、そう言われれば、兄弟愛と男女の愛。その両方を描くのに大変だったかもしれないと思いました。
わたしのBLOGに来て頂き、、 (ヌートリアE)
2009-05-17 19:56:52
こんばんは。
神戸に続いて大阪でも新型インフル、心配ですね。ちょっとナーバスすぎる気もしますが、これぐらいでないとウイルスに抵抗できないんでしょうね、、。

すみません。いかにもこの映画が分かったような映画コメントを適当に書いているだけですのに、読んでいただいただけじゃなく、コメントまで頂戴いたしまして恐縮いたします。

この映画、最初から乗れなかっただけなんですよ。連休の疲れもあったと思います。
映画館を出るとき皆さんが感動されていたのも分かりました。ほんと、いい映画だと思います。

アスカパパ様のコメントはいつも読ませていただいていますが、今回もすばらしいです。特に、追記の字幕のコメントはさすがだと思いました。

今が一番いい季節なのにインフル騒ぎなんてほんと日本もついてないですね。アスカパパ様もお体には十分気をつけて。
それでは失礼します。
ご丁重な再コメント、ありがとうございます。 (アスカパパ)
2009-05-18 20:20:30
新型インフル対処については仰る通りですね。実は月末に大阪に所用があるので、今日薬局にマスクを買いに行くと「すぐに売り切れて、ありません」ということでした。明日早朝にまた行こうと思っています。

いえいえ、そんなにご謙遜なさらないでください。お互いに感想は特徴が出るからこそ、妙味が出るのだと思います。これからもよろしくお願いします。
何度もコメントすいません (ディープインパクト)
2010-01-22 12:11:24
 僕はこの映画の監督のダニー・ボイル監督が好きです。彼ならではの映像センス、音楽センスは非常に斬新性があります。
 この映画には出ませんでしたが、キリスト教を皮肉ったようなブラックユーモアも彼の持ち味です。正直アカデミー賞を取るような作品を撮るような監督ではないので、観る前は不安でしたが、彼らしい映画で安心しました。
どういたしまして (アスカパパ)
2010-01-23 11:48:05
何時でも、お気軽にお越しください。
ダニー・ボイル監督がお好きなのですか。恥ずかしながら、私は彼の作品を観るのは初めてでした。今後、機会があれば、またほかの作品に接したいものです。
う~~む (kazoo)
2010-03-19 10:02:53
テンポが良くて
盛りだくさん・・・ではあるのだけれど

どーもわたくしとは
相性が悪かったのかしらという作品でした。

でも
音楽が良かったですよね!!
ムトゥ踊るマハラジャを
もう一度みようかなって思わせる作品でした。
kazooさん、こんばんは。 (アスカパパ)
2010-03-19 19:18:29
コメントとトラックバックありがとうございます。
確かに、音楽、よかったです。ムトゥ踊るマハラジャも佳かったですね。思い出します。

頂戴したトラックバックも読ませて頂きました。
kazooさん独特のユニークな文章、懐かしかったです。あの黄金のウンチのシーン…私も笑えなかったです。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

4 トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。
スラムドッグ$ミリオネア (嗤う生活)
今年のアカデミー賞で最多8部門(作品賞、監督賞、脚色賞、撮影賞、編集賞、録音賞、作曲賞、主題歌賞)を制覇し話題になった映画。 時々...
「スラムドッグ$ミリオネア」 (或る日の出来事)
彼が彼女の顔に唇を触れた瞬間、この映画に対する私の評価は上がった。 そうだ! きっと私も、必ず、そうする! まず、はじめは、彼女の唇...
映画 スラムドッグ$ミリオネア(2008) 運命にファイナルアンサー (ザ・競馬予想(儲かるかも?))
にほんブログ村 映画ブログ   {/arrow_t/}   {/arrow_t/}  人気ブログランキングに参加しております。クリックお願いします{/dogeza/}  歴代のアカデミー賞受賞作品には、時々アレッ{/face_gaan/}と思うときもあるけれど、僕はこの映画は確かに受賞しても不思議...
スラムドッグ$ミリオネア (LIFE ‘O’ THE PARTY)
ううーーーーーーあんなにステキな写真を撮られていたのにやっぱ