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タイタニック

2005-05-15 09:30:48 |  映画(タ.チ)
今までタイタニックの映画は多く創られてきた。それらの作品は何れも歴史に忠実に画かれていた。この映画は、それらの映画とはちょっと違う味になっている。彼の有名な歴史の中に、ラブストーリーを折り込んだ上、宝探しという話まで絡ませているところに特徴がある。

オープニング、海底深く眠っているタイタニック号の哀れな残骸が写される。その海上では、その船内に残っていると云われる謎の秘宝を手に入れようと、ラベット(ビル・バクストン)が引き上げ作業の指揮をとっていた。

時は1912年にフライバックする。イギリスのサウサンプトン港を出るタイタニックの乗客の中に、上流階級のアメリカ娘、ローズ(ケイト・ウィンスレット)と、三等客室には、ジャック(レオナルド・デカプリオ)という青年が居た。
ジャックはローズに、彼女が知らない自由な社会があることを教える。船にはローズの婚約者で大資産家のキャル・ホックリー(ビリー・ゼーン)も乗り込んでいた。それでも二人の間に芽生え往くのは淡い恋心。

やがてあの悲劇が起こる。その中には、大パニックの中で、金庫から秘宝を取り出しポケットに入れるキャルの姿も見られた。婦女子を優先して救命ボートに乗せる男も居れば、女装してボートに潜り込もうとする男が居る。
タイタニックの映画で、私が何時も憤激するのは、三等客室の客を拘束する船員だが、この映画でもやはり、彼らが救命ボートに殺到するのを阻止するシーンが出てきた。パニック場面は生々しく、この映画も歴史に忠実に伝えている。

船体および船内内部のセットも豪華極まる。レプリカでの撮影と、CG画面がミックスした最期の時の撮影も凄い。ジャックは身を犠牲にしてローズを流れてきた木材に乗せる。

そして時は再び現代に戻る。ラベットは残念そうに宝探しを諦める。数少ない当時の生存者の一人、ローズ(グロリア・スチュアート)は「碧洋のハート」をソッと海中に投ずる。そしてエンドクレジットが。
だが、ここでちょっとした疑問が生じた。何故ラベットは、巨大な資金と、3年の歳月をかけてまで挑んだ、伝説と謎の秘宝探しを諦めたのだろうか。と。

私自身を納得させるために次の結論を導き出しておこう。世に崇められているタイタニックの生存者から、神秘でヴィヴィッドな話を聴いて、心が浄化し、目的放棄をしたと解釈せざるを得ない。
何故ならばこの作品の骨子は、パニックを背景にしたラブストーリーにあるから。タイタニックの船首で、両手を横に水平に伸ばしたローズを、後ろからそっと支えるジャックの名場面が、それを如実に実証している。
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