アスカ・スタジオ

7年近く積み上げた映画レビューは保存し、ほかの記事のブログとして再出発します。

君の名は(第2部)

2008-12-10 19:56:23 |  映画(カ.〜キ)
 舞台は北海道に移る。摩周湖や美幌峠など旅をした際の思い出深い景色が出てくるので懐かしい。「カラー撮影だったら」とも思うが、モノクロ撮影だからこそ、この抒情的な物語が効果的でもあるとも言える。

 相も変わらず、真知子と春樹のすれ違い劇は巧妙に続く。姉の結婚式に東京へ戻る春樹と、入れ違いに真知子は北海道を訪ねる。といった調子である。偶然過ぎる作り話が見え見えなので、興を割くケースもあるが、それがこの作品の命でもあり、やむを得まい。
美幌駅の別れの場面など情感タップリ。
 摩周湖に消えるユミと許嫁の悲話は哀切を呼ぶ。ユミに扮する北原三枝は激しい気性を発露する。真知子巻の岸惠子は痺れるほど美しい。

 1953年.日(松竹)[監督]大庭秀雄[撮影]斎藤毅[音楽]古関裕而[出演]岸恵子。佐田啓二。淡島千景。川喜多雄二。北原三枝。笠智衆。月丘夢路。市川春代[原作]菊田一夫[上映時間]2時間[私の評価]60点
ジャンル:
映画(DVD)
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