アスカ・スタジオ

7年近く積み上げた映画レビューは保存し、ほかの記事のブログとして再出発します。

優駿 ORACION

2008-11-10 17:43:20 |  映画(ムメモ&ヤ行)
 スッペの「軽騎兵」序曲。颯爽とした曲だ。勇壮なファンファーレに続き軽やかな馬の蹄の音が聞こえてくる。競馬に魅せられた時代があった。丹誠込めて磨かれたサラブレッドの毛並みに胸が高鳴った。少年時代、夏休みに聞いたラジオ・ドラマが契機だった。「ふうわり、ふうわり、白い雲。緑の牧場に夢乗せて、走れ!健気な子馬たち」云々のナレーションで始まる、若駒と少年の愛の物語に胸を高鳴らせたものだ。

 似た内容のこのドラマ。馬を通して人間をじっくり見詰める。これといった特徴は見当たらないが、無難に纏め上げている。スペイン語で‘祈り’という意味のオラシオンと名付けられた子馬が、産れてから日本ダービーを制覇するまでを感動的に綴る。

 緒形父子鷹が出演している。功成り名遂げた20才の馬が死ぬ時は、厳粛さは馬も人間も同じと実感せしめる。「人間でいえば80才。私も一緒に幕引きです」と漏らす緒形拳。自らの20年後を予言させるような好演だ。「♪お馬の親子は仲良しこよし〜何時でも一緒にぽっくりぽっくり歩く」と唄うショットに哀感籠もるを覚えるは、名優の死からまだ日が浅いせいだろうか。

 1988年.日(東宝)[監督]杉田成道[撮影] 斉藤孝雄/原一民 [音楽]三枝成章[出演]緒形拳。緒形直人。仲代達矢。斉藤由貴[上映時間]2時間8分[私の評価]70点
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映画(DVD)
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6 コメント

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この映画は知りませんでした。 (山口ももり)
2008-11-11 09:55:31
親子で緒方拳が出ているんですか。スナップでは、未だ本当にお元気そうですね。最近、高峰秀子のエッセーにはまっています。そっりゃあ!!!・・おもしろいのよ。映画も見たくなっています。たしか・・・「泥の川」違ったか???足の悪い老女を演じてすごかった???記憶違いならお許しください。「24の瞳」とか「楢山節考」とか・・・「喜びも悲しみも・・」「無法松の一生」とか・・・もう一度見てみたくなっています。
Unknown (すの)
2008-11-11 12:04:11
まだ お若い緒方拳さんですね。
この頃の 若いイメージがずっと続いておりました。

ジャイアンツ戦 見てきました。
にわかファンでも かなり 落ち込みましたから 野球ファンというのは毎シーズン 大変だな、と思いました。
ももりさんへ (アスカパパ)
2008-11-11 19:40:52
緒形拳の次男、緒形直人は、この映画でデビューしました。高峰秀子さんは、80を過ぎられたばかりだと思います。お元気なようで何よりです。香川京子さんが「悪い奴ほどよく眠る」で、脚の悪い役を演じるのに、高峰秀子さんに教えを請いに行かれた映画のことだと分かるのですが、それが何の映画だったか、残念ながら私もいま思い出せません。「泥の河」でないことは確かですが。。「二十四の瞳」「楢山節考」「喜びも悲しみも幾歳月」「無法松の一生」みんなみんな何時でもまた観たくなる名画ですよね。
すのさんへ (アスカパパ)
2008-11-11 19:45:17
この映画に登場された時は、20年前の緒形さんですから、お若いですね。
ジャイアンツ、残念でしたね。
私はジャイアンツに敗れたタイガース・ファンですから、もう大変な落ち込みようです。(笑)
アスカパパへ (kju96)
2008-11-12 01:59:19
こんばんわ
この映画は、北の国からの杉田さんの監督作品。
映像と吉岡君の演技は、小さい時から・・うまいですね。
緒方親子に斉藤由紀、懐かしく感じました。
映像は、さすがに美しいと思います。
kju96さんへ (アスカパパ)
2008-11-12 18:37:23
馬と人と自然、三位一体と表現するのもどうかとは思いますが、本当に美しい撮影が目立ちましたね。

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