アスカ・スタジオ

7年近く積み上げた映画レビューは保存し、ほかの記事のブログとして再出発します。

プラトーン

2010-05-23 19:44:10 |  映画(フ〜ホ)
 志願兵クリスの眼を通して展開されるヴェトナム戦争。それは凄い臨場感で溢れる。「モアハウス後尾へ。ウォーレン側面に登れ」…指揮官の怒号が飛ぶ。
 ジャングル中は、蛭。蟻。蛇。マラリア蚊。百足。皮膚病が蔓延する。冒頭のウォーレン戦死。ヘリからの弾薬を必死で運ぶ兵士たち。

 「ハロルドきっと助かるぞ」。それと対照的な「敵とより味方と戦っているみたいだ」の台詞が悲しい。鷹派のバーンズ軍曹と、鳩派のエリアス軍曹の対決である。
 それに、白人兵士と黒人兵士の愛と恩讐も重なる。
 「生きて帰るのが大事」に実感が籠もる。
 「何処へ退却するんだ。敵だらけだぞ」。

 

 カラー画面が、モノクロ画面に変わり、再びカラー画面に。死体の山が築かれていた。
 エリアスを殺したバーンズを許さなかったクリスが劇的要素を括る。

 子供の頃、強そうな黒蟻の群を、弱そうな赤蟻の巣に襲わせて遊んだことがあった事を思い出した。弱者の住処を追われる強者。結論は決まっていた。
 ヴェトナム戦争を背景にした映画は数多い。これはその中でも最右翼に属する出来と云える。

 [私の評価]これぞ秀作。
 1986年(87公開)米.[監督]オリヴァー・ストーン[撮影]ロバート・リチャードソン[音楽]ジョルジュ・ドルリュー[主な出演者]チャーリー・シーン。トム・ベレンジャー。ウィレム・デフォー。フォレスト・ウィテカー。ジョン・C・マッギンレー[原題]PLATOON[上映時間]2時間0分。

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映画「プラトーン」について。 ずいぶん昔に映画館で観ました。 戦争映画を観たのが