しげる牧師のブログ

聖書のことばから、エッセイを書いています。
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朝の露 Ⅰペテロ3章 <神の右の座に>

2017-08-04 | 1ペテロ書

あやめ「キリストは天に上り、御使いたち、および、もろもろの権威と権力を従えて、神の右の座におられます。」(Ⅰペテロ3:22新改訳)

ペテロは、ただの想像からこのように言っているのではない。オリーブ山で多くの仲間たちといっしょに、栄光の中、天に昇って行かれる主イエスを実際に見たのであった。「主イエスは、彼らにこう話されて後、天に上げられて神の右の座に着かれた。そこで、彼らは出て行って、至る所で福音を宣べ伝えた。」(マルコ16:19,20同)▼さらに十日後降られた聖霊を受け、天地がひとつになったような霊的状態に置かれて宣教に従事した。その証拠に、彼はたびたび、「神の右に上げられたイエスが、御父から約束された聖霊を受けて、・・・この聖霊をお注ぎになったのです」(使徒2:33同)とか、「このイエスを君とし、救い主として、ご自身の右に上げられました」(同5:31同)と、さながら天の宝座を見ながら伝道しているかのように説教している。▼キリストの御昇天は作り話などでなく、事実起きたことであり、大祭司として神の右に着座しておられることも不動の事実である。すべての能力、権威、権力の支配者はこのイエス・キリストに握られていることを思うと、私たちは限りない喜びに満たされる。