美と知

 美術・教育・成長するということを考える
( by HIGASHIURA Tetsuya )

WELCOME  目次

2021年10月31日 | ノート

訪問してくださりありがとうございます。このBLOGは次のカテゴリーで構成しています。どうぞご覧ください。



ノート」……日々の活動の中で感じたことなど・・・
作品」……私の絵画作品(抽象絵画)を中心に・・・
フランス旅のスケッチ帖」……旅のスケッチ帖(海外)です。
スケッチのすすめ」……スケッチ上達法およびスケッチ帖(国内)です。
ぺットの絵」……ペットの肖像画です。
教育美術」……教育、美術教育に関して・・・
学校・教師考」……学校や、教師のあり方に関して・・・
学校・教師考~矢内正一先生」……関西学院中高部教育の源流
私の本棚」……お気に入りの本・・・
私の本棚Ⅱ」……お気に入りの音楽や映画・・・
クラス通信Ⅴ」……2015~2017年度高等部70期生の担任通信

     「学年通信」……2012~2014年度高校1~3年生の学年通信
     「クラス通信Ⅳ」……2010~2011年度高校2~3年生の担任通信
   「クラス通信Ⅲ」……2009年度高校1年生の担任通信
   「クラス通信Ⅱ」……2007~2008年度高校2~3年生の担任通信
   「クラス通信」……2005~2006年度高校2~3年生の担任通信
勤務校所蔵美術作品紹介」……学校が所蔵する美術作品紹介
略歴」……私の経歴
 



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第45回キリスト教美術展(関西学院大学博物館)

2021年10月31日 | 作品

第45回キリスト教美術展

2021年10月16日~12月18日(9:30~16:30)

関西学院大学博物館 (kwansei.ac.jp)

展示会場写真

第45回キリスト教美術展

2021年10月16日~12月18日(9:30~16:30)

関西学院大学博物館 (kwansei.ac.jp)

 

 

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映画“ビリーブ 未来への大逆転”

2021年08月04日 | 私の本棚Ⅱ

ビリーブ未来への大逆転

女性差別と闘った法律家ギンズバーグの姿が描かれる。

2020年に85歳で亡くなるまで連邦最高裁判所判事として活躍し、アメリカで最も尊敬される女性の一人として、人々に勇気を与えた人物として記憶されている。その若き日の映画化。

 

ルース・ベイダー・ギンズバーグRuth Bader Ginsburg1933-2020

ハーバード大学、コロンビア大学で優秀な成績もかかわらず、女性であることで差別を受け、また、卒業後も女性であることを理由に裁判所やニューヨークの法律事務所に就職できず、ラトガース大学で教師となり、その後1972年コロンビア大学ロースクールで女性初の常勤教員となる。アメリカ社会に残る女性差別に関して原告代理人として数多くの法廷闘争を手掛け、性差別と闘う法律家として活動した。1980年カーター大統領にコロンビア裁判所判事に指名、1993年ビル・クリントン大統領に連邦最高裁判所判事に指名され、2020年死去するまで務めた。

 

 

 

 

 

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第44回キリスト教美術展 2021年6/24から

2021年05月29日 | ノート

2021年6月24日~7月6日

「第44回キリスト教美術展」

東京(有楽町)銀座教会東京福音会センター

に出品します。

昨年はコロナウィルス感染症の影響で中止となり、今年も直前の6/20まで緊急事態宣言が発令されています。

先が予測できない状況ですが準備を進めています。

2021年秋には関西で第45回記念展を開催予定です。

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第42回キリスト教美術展

2018年08月22日 | 作品

第42回キリスト教美術展 2018.6.26~7.8 銀座教会

 

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第40回キリスト教美術展 関西展

2016年09月19日 | 作品

 「第40回キリスト教美術展 関西展」関西学院大学博物館で開催されます。

2016年10/8(土)~12/17(土)9:30~16:30  (日曜休館、11/23休館)

  10/8(土)14:00~15:00 オープニング  ジョージ・ギッシュ氏 講演+関西学院大学聖歌隊演奏

 11/17(木)16:00~17:00 ギャラリートーク(*私が担当します)

  

 

 

 

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クラス通信2016年7月20日

2016年07月20日 | クラス通信Ⅴ(高70期)

高校2年生に多くの高校生は進路を意識します。私は高校2年生の夏に美術大学に行きたいと決心しました。「何かを決める」という事は他の可能性を捨てるという事です。本当にそれが良い決断なのかどうかはわかりません。決心すると言っても「えいやっ!」的な勢いみたいなものです。でも自分が決めたからには、すべて自分の責任、自分の人生を背負うという自覚のようなものが高校生ながらに生まれたと思います。その後いろいろありましたが、その決断の先に今の私の人生があります…

 進路について、「いろいろ調べなさい…」「よく考えなさい…」とよく言いますが、調べても考えても自分の進む人生はそう簡単には見えてきません。結局最後は、どちらにしようかな…「えいやっ!」でもいいと思います。

でもその決断に行き着くその時まで、勉強、クラブ活動、学校行事、自分のこだわりを大切に一生懸命に真剣に生活してほしいと思います。自分の毎日の生活の先に、自分の運命を切り開く良き決断があるのです。

クラブがあるから勉強が十分にできない・・・というのは、結局はクラブ活動も中途半端になっている姿です。(もちろんクラブ活動に限りませんよ)「やる時はやる強い意志」と「時間(スケジュール)管理」をしっかりと意識してください。

夏休み、特に英語は授業から離れて、英検やGTECなどの勉強に取り組むチャンスです。部活の或る日は短くても集中した勉強時間を確保、部活のない日は長めの勉強時間を確保・・・部活で疲れているとなかなかやる気になりませんが、そこは「決めたことはやる!」という自分のの強い意志が問われるのです。そして、「部活やってるけど、これだけ勉強もやっている!」ということが自分の誇り、自信となります。

高2の夏、自分の持てる力を思いっきり出す時です。勉強と部活の両立を目指すことは、精神を鍛え、人間を成長させます!そして何よりも、良き決断をする自分を形成します。

 

◆   夏休みには本を読もう! 「出会い」は人間を大きく成長させます。社会を知り、優れた先人を知り、自分を見つめるチャンスとなるのが読書です。 

『知のソフトウェア』 立花隆  私たちは何をどう学び、どんな力をつけなければならないのか・・・誰もができないかもしれないけど、情報の中に生きる人間の思考形成、そしてそのアウトプットについて・・・鋭い内容の名著です。

 ◇『「自由」はいかに可能か』 苫野一徳  私たちに講演をしてくださった先輩、苫野氏の著作です。感性であいまいに捉えていたものをしっかり自分のものにしていく生き方を探る。

 ◇『生き方』 『成功への情熱』 稲盛和夫 日本のベンチャー企業第1号ともいえる京セラ、そして携帯電話のauの創業。最近ではJALの再建に尽力しました。働くということと、人間として生きるということを自然の摂理の中で成し遂げた稲盛氏の人間学。思いを実現するのは・・・ 

 ◇『「ひと」として大切なこと』 『置かれた場所で咲きなさい』 渡辺和子 1度きりの人生。日常生活の中で置き忘れていることがいっぱいありそうです。丁寧に生きること、自分らしく生きることを考えさせられます。

 ◇『座右のゲーテ』 斉藤孝 具体的に教養高く人間力を高める方法を、ゲーテという知の巨人を手がかりに考えていきます。生き方に迷っている人、もう一度自分を見つめなおしたい人、ぜひ読んでみよう。

 ◇『大河の一滴』 五木寛之 がんばれない人生がある。前向きに力強く生きたいけど、今の自分の生き方はダメなのではないか・・・誰もがマイナス思考になるときがあります。でもそんなマイナス思考の中にも勇気と希望を見つけ出すことができる。この本にはそんなメッセージがたくさんあります。生き方いろいろ。

 ◆自分の人生を変えるような本との出会いは、私たちの心の中で、大きな価値を生みます。そんな本に出合える人生は幸せです。

 

◆1度しかない高校時代

高校時代は自分の生き方を探す時期。スクールライフを楽しむと同時に、本をいっぱい読みたいです。本を読むというのも習慣です。寝る前の5分でもいいから本を読むようにしてください。本をいっぱい読む人生と読まない人生、この違いは結構大きいのです。そして、その違いは本を読む人にしかわからないのです。

 私の尊敬する恩師の言葉です。

本を読め友と交われ汗をかけ

 いい夏休みを!

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第40回キリスト教美術展

2016年06月23日 | 作品

東京展 2016年6/28(火)~7/15(金) 銀座教会・東京福音会センター

関西展 2016年10月8日(土)~12月17日(土) 関西学院大学博物館

 

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第40回キリスト教美術展

2016年06月09日 | 作品

第40回キリスト教美術展に出品させていただきます。

よろしくお願いいたします。

 

 

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クラス通信2016年5月

2016年05月31日 | クラス通信Ⅴ(高70期)

◆欠点を指摘されたら・・・

 「あなた、ネクタイ(リボン)が曲がっていますよ。」と言われたら、「どうもありがとうございます。」と素直に直すことができます。でも、「あなた、心が曲がってますよ。」なんて言われたらどうでしょう。「何を!…」と怒る人がほとんどですよね。

自分の欠点をダイレクトに指摘されると腹が立ちます。

テストで間違いを減点されて、「こんな問題出題するほうがおかしい…」とか「こんな問題解けるほうがおかしい…」とか言いませんでしたか? 別に言ってもいいけど、それだけで終わらないようにしてください。それでは単なる不平不満が残るだけです。答案というのはまさに自分の欠点(ポイントのズレ、努力の不十分さ)をズバリと指摘された状態です。欠点を指摘されてどうすればいいのかということをしっかりと考えてください。そして、その受け止め方の姿勢があなたの生き方の姿勢そのものであり、さらにそれは、運命の分かれ道ともなっていくのです。

 2年生最初の中間試験が終わりました。試験を通して自分の歩みをしっかりと問うてください。この後の誠実な人生の取り組みをぜひ具現してください。

1回1回の定期試験も、人間としての構えを作るチャンスとできるのです。

努力して結果に結びつける「自信」を得てください。がんばれ!

 

教育実習、渡辺 先生より

はじめまして。3週間実習でお世話になります、渡辺と申します。教科は美術を担当します。実習中は皆さんと少しでも仲良くなりたいので、学校のこと、部活のこと、興味のあることなど、気軽に話してくれたら嬉しいです。成長過程の皆さんと一緒に、私自身も教える立場として成長できるように努めていきます。私は大学では絵(日本画)を描いているのですが、いま一度、指導という場での美術について、改めて考えていきたいと思います。まだまだ慣れない所も多く戸惑うこともありますが、最後まで精一杯頑張ります。どうぞよろしくお願いします。

 

校外ホームルーム 

 校外ホームルームではディベート対戦をします。ディベートは、お互いのチームが内容を深く調べ、作戦をしっかり立てて、本気で勝ちに行くと大変面白い展開になります。戦いは勝ちに行ってこそ意味が生まれます。2日目の決勝ではプロのニュースアナウンサーの方が舞台を進行をしてくださいます。みんなの闘う姿勢を楽しみにしています!楽しい有意義な2日間を作り上げようではありませんか!!

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クラス通信2016年4月20日 どんなクラスにしたいか

2016年04月17日 | クラス通信Ⅴ(高70期)

クラスアンケート

「どんなクラスにしたいですか」に対してみんなが書いてくれた回答です。

 ・良い雰囲気のメリハリあるクラス

・活気のあるクラス

・明るくてみんなが仲の良いクラス

・どんなことにも前向きに挑戦できるクラス

・個性が伸ばせるクラス

・楽しく

・みんなで楽しめるクラス

・とにかく楽しい最高のクラス

・明るいクラス 

・楽しい

・楽しく常に笑っていられるクラス

・明るいクラス

・明るく協調性のあるクラス

・みんなが楽しいと思えるクラス

・笑い声でいっぱいのクラス

・明るいクラス

・仲の良くめりはりのあるクラス

・明るいクラス

・みんなが仲の良い楽しいクラス

・すごしやすいクラス

・笑顔溢れるクラス

・楽しいクラス

・平和なクラスにしたい

・楽しいクラスにしたい

・楽しくておもしろいクラス

・明るいクラスにしたい

・みんなで協力できて盛り上がれるクラス

・楽しくて切り替えができるクラス

・明るくてみんな仲の良いクラス

・男女関係なく笑顔が絶えないクラス

・盛り上がるクラス

・明るいクラス

・楽しいクラス

・スキー旅行もあるので誰とでも仲良く過ごせるクラス

・楽しいクラス

・明るく活気のあるクラス

・いいクラス

・楽しい

・仲の良いクラスにしたい

・みんなが協力できる楽しいクラス

 

一言ずつですが、一人一人の思いがそこにあり、とても嬉しくなりました。みんなが今の気持ちを大切に持ち続けてくれたら絶対にいいクラスになると確信しました。
そのためにぜひクラスの当事者としての意識を持ち続けてください。これが私からのお願いです。
例えば教室にゴミが落ちている。こんな時に「自分が落としたんではないし…」「掃除当番がやればいい…」と考えて動かない人。あるいは何も感じない人…
そうなってほしくありません。当事者意識のある人だったらすぐ拾う。自分たちの教室だから、自分の教室だから、ゴミが落ちていたら拾うのは当然!と思いませんか。
移動教室の時も、日直がいなかったらどうしますか。最後の自分が電気を消して、鍵も占める。当事者意識のある人は友だち(日直)が忘れていることをフォローしてあげる。自分の教室だからそういう事にも気づく。
挨拶も、大きな声を出さなかったり、お辞儀もいいかげんになったり…ではなく、さっと立って、元気な声を出す。そんな一人一人の意識がクラス全体をいい雰囲気に向けてくれると思います。
いいクラスを作ろう!
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クラス通信2016年4月7日

2016年04月07日 | クラス通信Ⅴ(高70期)

◆新しいクラス

 これからのみんなの気持ち次第でクラスはどんな風にも変わります。嗜好も違うたまたま一緒になった集まりですが、10代という時期を共有する大切な集団です。偶然とはいえ貴重な人生の出会い・・・不思議・・・。このクラスで良かったなと思えるクラスにしたいですね。

 そのためには42人全員の「思い」が必要です! 

みんなの「思い」を具体的な形にしてください。

 

◆大切にしたいことⅠ 

みんなが気持ち良く生活できること。具体的には、気持ち良い「挨拶」と「掃除」の徹底が大切と考えます。家と学校の両方で実践してください。朝起きて元気良く「おはようございます」と言う、自分の部屋(教室)は自分できちんと掃除・整理整頓する。教室の美化を心がける。このささいな日常が私たちの心、人間としての土台をつくります。

 

◆大切にしたいことⅡ 

クラスという共同体を気持ち良い空間として維持するにはエネルギーがいります。

人が人として生きていくために最も大切なことは「思いやりの気持ち」だと思います。家族への思いやり、友達への思いやり、自分が出会っていくすべての人たちへの思いやり・・・そして、自分自身への思いやり。身近な所での思いやりの精神は限りの無い連鎖を生んでいき、その連鎖がいい社会を生み出すのではないでしょうか。

自分勝手な人は結局は自分自身の良さを壊しているのです。自分ひとりが生きているのではない。いろいろな立場、いろいろな思いや考えを持った人の集まりの中の一人として自分があるという「公の精神」を自覚できるようになろう。

さまざまな場面で各々の役割を果たすということが求められます。事の大小にかかわらず自分に与えられた役割をきちんと果たすという「責任感」が集団を支えます。

 

思いやりの精神の無い学びは空虚です。責任感を求められないクラブ活動も無意味です。公をわきまえない人は教養無き人です。一人一人の「思い」でクラスを支え、友だちとの信頼関係を生み出そうではありませんか。お互いを思いやり、高めあおうではありませんか。

 

◆クラスでの役割、クラスを支える気持ち

日番(朝)鍵と日誌を職員室に取りに行く。担任メモなどの有無に注意。(スクールアワー中)移動教室時の鍵の施錠責任。(終礼)職員室前の連絡メモ、棚の配布物・返却物等チェック、終礼の運営。

掃除 無断で絶対にサボらない。用事がある時は変わってもらう。

*日番、掃除をする姿にその人のすべてが表れる。

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教育雑感

2016年02月20日 | 学校・教師考

高校入試、中学入試が一段落し、後は、合格発表者数に対して、実際の入学者がどうなるかという最終段階を待ちます。

学校説明会や入試広報で、まず学校に魅力を感じてもらい、受験してもらう。 これが出発です。定員200名を設定しているのに、受験生が100名しかいなければ、その私学は破たんしていきます。ですから、どの学校も入試広報には力を入れて、受験生を集めようとします。そして、無事受験生が集まり、入試日を迎えるのです。

しかし、今度は次の段階が待っています。「歩留まり」と言いますが、合格者が200人発表されても、4月の入学者は160人とか減ってしまうと歩留まりは80%です。入学しなかった20%は、他に第一希望の学校があり、そちらに流れた…という事となります。この歩留まりの計算が各学校によって変わってきます。

歩留まり96%の学校もあれば、歩留まり40%という学校もあります。歩留まりが少ない学校は、それを見越して合格者を多く発表しなければ、最終的な定員を満たすことが出来なくなります。200名の定員を確保したい場合、もし例年の歩留まりが80%というのであれば、合格発表は約250名出す必要があります。そのためにはそれ以上の受験生に受験してほしいわけです。

しかし、単に受験生を集め、入学者を確保しても、その実態が、学校のやりたい教育に合致していなければ、生徒にとっても学校にとっても不幸なことです。いかにほしい生徒を確実に確保するか…ということが各学校の入試関係者の思いです。

受験する方は、どの学校を選ぶのか…全く自由です。中学入試ですと親御さんの思いが学校選びの基準になってくるケースが多いです。高校受験になりますと、この高校でこんな生活、こんな高校3年間を過ごしたいという受験生の思いが具体的になってきます。学校選びも、受験生本人の気持ちが最後に優先されているケースが多いです。

学校選びの判断基準はいろいろありますが、一つの視点として、「学年の入学者数と卒業者数の比較」ということが意外とチェックされていないようです。就職活動で、会社選びを進める時には、給料や業績ばかりではなく、離職率を見なさいと指導されます。ずっと続けて働いている人が多いのか、5年もしないうちにそれなりの数の人数が退職するのか…という指標です。今、学校にもこれが当てはまるような気がします。

入学した生徒が、卒業までに消えていく…他校に転校していく… その率が多い学校は、生徒一人一人の個を大切にできていないのではないかと想像してしまいます。もちろん留学などで1年学年がズレるというケースもありますが、毎年毎年の流れで、留学以外で学校を去ってしまう生徒が多いというのは何か負の側面が学校にあるのではないかとも考えてしまいます。

 

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教育雑感

2016年02月18日 | 学校・教師考

2016年度高校入試が終わりました。本校はA方式入試、B方式入試と二つの狙いの違う入試を実施しています。

1993年より導入したB方式入試は、関西学院高等部の社会へのメッセージでもありました。高等学校が大学受験の合格者数だけで比較されてしまう今の世の中ですが、偏差値の尺度だけでは測れない生徒の能力や姿を評価して、関西学院高等部で教育していきたいという考え方のもとに創り上げた全く新しい考え方の入試で、当時は大変革でした。中学校の先生方からも多くのご教示をいただきながら、兵庫県私学連合会との度重なる調整をしながら、あるいは部内の反対を説得しながら創り上げていった入試です。

この十数年で兵庫県の私学情勢もかなり変化してきました。

6年一貫教育で大学受験を目指す多くの私学は、中学3年生で高校1年生の課程に入り、高2で高3の課程までを修了、高3では大学受験に向けての演習を行う…  そんな学校が増えたと思います。

関西学院中学部、高等部は学年を超えての授業の先取りはしません。学年ごとの教科書を使って授業展開をしています。しかし、それぞれの単元で上の学年で扱う内容に踏み込んでいったり、実験や演習を多く導入しながら、一人一人の理解や思考を深めるような教科指導を考えています。

特に関西学院高等部では大学受験のための演習という事ではなく、今、よく言われている「アクティブラーニング」の学びの実践が昔から行われています。問題解決能力は、実際に自分が働きかけて、感じて、考えて、判断して、時には間違えて…、そして、見直し… を繰り返しながら獲得できる能力です。机上にかじりついて試験問題を解く能力とは一線を画するものです。

グローバルというキーワードで、文部科学省主導で全国の大学改革が進められています。

大阪では先日、大阪府大と大阪市大の統合が決議されました。マンモス校が誕生します。一般的にマンモス校は、実績を上げる一部の学生の陰で、多くの学生は放置されます。個人を大切に活かした人材教育を進めたいと考え、その効率を上げようとすると、多くの普通の個人にまで手が回りません。

関西学院大学も昔から比べると学部が増えて大学の規模は大きくなりました。関西学院中学部・高等部も男女共学となり生徒数が増えました。そんな環境の変化はありますが、普通の個人が豊かに学び、平和を築き上げる社会の大切な一人として生きていく。活き活きと生きていく。そのための教育であるべきだという見識は変わることはありません。入学した生徒全員が、豊かに学び、チャレンジし、失敗しても間違えてもそこからより深く思考し、新たな自分を育んでいけるような、そんな教育実践を考えていきたいと改めて感じています。

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文化祭 校内生徒

2015年11月02日 | ノート

グリー、吹奏楽等の演奏とダンス、そして映画が上映されました。

 午後は展示準備です。

 

 

 

 

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