
「枯葉物語」の中からの1編「ある小さい少女の秘密」を紹介する。
古い大木の元に9歳の少女がやってくる。彼女は古木に問いかける。「人間はみな死ななければならないの?」と。12歳の兄さんも死ななければならないの? 私には愛する人は兄さんただ一人なの。おじさまやおばさまが、父を埋めるために一番上の姉さんを売り、母を埋めるときには2番目の姉さんを売ってしまったから。今度は兄さんに医者を呼ぶために私を売ろうとしているの。だけど、兄さんはどうしても承知しようとしないわ。
女の子を買うのはどんな人たちなの? 夜になったら売るために買うんだっていうけどほんとなの? そんなところに行ってみたいと思うんだけど誰も教えてくれないの。
兄さんは自分の部屋から出てはいけないの。遊ぶことも勉強も出来ず、ただ静かに寝ていなければならないの。私も兄さんのそばに座ったり遊んだり出来ないの。でも愛する兄さんと離れて暮らすことなんか出来ないわ。夜、みんなが寝たあとにこっそり兄さんの部屋へ行くのよ。楽しくお話しして、抱かれて眠るわ。明け方に時計が起こしてくれるからまたこっそり部屋に戻ってみんなが起きるのを待つのよ。
おお、緑の葉の大きな優しい木よ、私の秘密を誰にも話さないでね。私も血の混じった咳をするの。でも誰も知らないわ。兄さんはとってもまずいお薬を飲まなければならないの。でもそれで直るなんて信じていないの。毎晩ベッドでトランプをして、負けた方が薬を飲むのだけど、兄さんは利口だからいつも私が飲むの。おお、どんなに兄さんが笑うことでしょう!
少女は兄のための冠を編むために大木の葉を少しもらって帰って行く。すでに兄は死んでいて、彼を埋めるためにこの少女も売られる。
木はそのことを語ろうとせず、ただじっと黙っていた。
写真はベトナム、ダナンのチャム彫刻博物館
古い大木の元に9歳の少女がやってくる。彼女は古木に問いかける。「人間はみな死ななければならないの?」と。12歳の兄さんも死ななければならないの? 私には愛する人は兄さんただ一人なの。おじさまやおばさまが、父を埋めるために一番上の姉さんを売り、母を埋めるときには2番目の姉さんを売ってしまったから。今度は兄さんに医者を呼ぶために私を売ろうとしているの。だけど、兄さんはどうしても承知しようとしないわ。
女の子を買うのはどんな人たちなの? 夜になったら売るために買うんだっていうけどほんとなの? そんなところに行ってみたいと思うんだけど誰も教えてくれないの。
兄さんは自分の部屋から出てはいけないの。遊ぶことも勉強も出来ず、ただ静かに寝ていなければならないの。私も兄さんのそばに座ったり遊んだり出来ないの。でも愛する兄さんと離れて暮らすことなんか出来ないわ。夜、みんなが寝たあとにこっそり兄さんの部屋へ行くのよ。楽しくお話しして、抱かれて眠るわ。明け方に時計が起こしてくれるからまたこっそり部屋に戻ってみんなが起きるのを待つのよ。
おお、緑の葉の大きな優しい木よ、私の秘密を誰にも話さないでね。私も血の混じった咳をするの。でも誰も知らないわ。兄さんはとってもまずいお薬を飲まなければならないの。でもそれで直るなんて信じていないの。毎晩ベッドでトランプをして、負けた方が薬を飲むのだけど、兄さんは利口だからいつも私が飲むの。おお、どんなに兄さんが笑うことでしょう!
少女は兄のための冠を編むために大木の葉を少しもらって帰って行く。すでに兄は死んでいて、彼を埋めるためにこの少女も売られる。
木はそのことを語ろうとせず、ただじっと黙っていた。
写真はベトナム、ダナンのチャム彫刻博物館












読んでて、ひきこまれました。
続きが、早く読みたいです。
というわけで、これは終わるつもりでしたが、もう1編、ダイジェストを考えてみます。乞うご期待!
でも、高齢になってからでも「そこそこ」にはなれます。中高年の初心者の皆さん、頑張りましょー!