
直接話法から間接話法にしても時制は変化しない。このことついては、以前このブログにまとめたことがある(今年の2月)が、PMEGの関連事項を読んだので再度まとめておこう。
PMEG では「間接話法の時間は直接話法にしたときと同じであり(相対時=主文の時間が基準になる)、それ以外の場合、例えば関係詞節では絶対的な「今」が基準になる(絶対時)」としている。このまとめ方はずいぶんすっきりしている。ただし、ここでは「間接話法」の定義をしっかりしておかねばならない。
「Nerekta parolo estas subfrazo, kiu rerakontas ies diron, penson, opinion, decidon, demandon, rimarkon k.s.: 間接話法とは誰かの言葉・考え・意見・決定・質問・所見などなどを再録した従属節」である。直接言葉にしたことではない場合もある。
普通は ke-節または疑問詞節であり、diri, krii, pensi, scii, decidi, skribi, kompreni, rimarki, vidi, demandi, voli, auxdi などの目的語になることが多い。これ以外の場合もあるが、それについてはあとでまとめる。
間接話法はまた penso, decido, demando, timo などの叙述語になることもあり、また sxajni, esti evidente, esti, dube, esti klare, esti (ne)-eble, esti versxajne などの主語にもなる。
Li havis la penson, ke li estas felicxa.
La decido estis, ke Petro estu prezidanto.
Ili faris la demandon, cxu ili povas partopreni.
Sxajnis, ke pluvas.
Estis evidente, ke li ne estas felicxa.
上の定義は『「間接話法」とは、日本語の「 」にあたる引用符 ” ” を用いずに、会話を文の一部として取り込んだ表現』という「まるごとエスペラント文法」の定義とはかなり隔たりがある、というよりかなり「広い」ように思う。しかし、このようにしておくと、時制について理解しやすい。
上記の例文では、主文の時間が複文の時間の基準になっている。(この項続く)
写真は富士見台下の古道跡(2011.11.14)











