esmemo

3Dとか漫画とかの製作日記。

<教室を作る・番外>俺はホントにアホ

2011-05-23 21:06:18 | 3D背景
 あのぉー。

 今まで数回に渡ってー、教室とか作ってたじゃないですかぁー。

 そんでぇー、机の作り方とかもぉー、やったじゃないですかぁー。

 そんでそんでぇ~、俺もぉ~、「こんな感じで作ってますよ」 っていう参考っていうかぁ~、これからSketchUpを触ろうとかね、マンガの背景を最小限の労力で作りた~い↑っていう人のぉ、お役に立てればいいなー♪ って思ってぇ、やってたわけなんですよぉー。

 でもぉー、学校の机とか椅子とかってぇー、全部左右対称だからぁー、

「半分だけ作って反転コピーして結合したらええがな」
「全部作る必要あらへんがな」
「何しとんねん自分」


 っていうことにぃー、今日の夕方にぃー、とつぜん気が付いたんですよぉー。

 つってもぉー、学校の机とか椅子なんてもんはぁー、そんなに大変じゃないんで普通に作ったってそんな変わらんのですけどぉー、マンガの背景を作るためには、もうそりゃあアッホみたいな数のオブジェクト作らないといけないんですよぉー。 その労力を最小化するためには、やっぱりラクできる所はラクをすべきだと思うんですぅー人生短いんでぇー。 その分他のことにエネルギー割けるようになるしぃー。

 …なのにねぇ、ものっそい非効率なやり方をねぇ!
 ドヤ顔で「まぁボクこんな感じで作ってますけどぉー、良かったら参考にしてくださいねぇ~↑」
 って、もうね、アホかお前は!
 バカか!
 無駄に生きやがって!
 脳をクロックアップしろ!ゴミ虫!


 っていう話なわけですよぉー。

 なんかもうアレだなー、まぁ俺みたいなアホみたいな失敗はしないでくださいねぇ~↑、っていうだけなんですけどぉー。

 とにかく左右対称のオブジェクトは半分だけ作って反転コピーして結合してコンポーネント化してください。 人生短いんで。 見えない努力はしてもいいけど、意味のない努力ならしても意味ないんで。意味がないから意味ない努力なんで。

 ちなみに今はぁ~、まっっっっったく別の建物をキャッキャキャッキャ言いながら作ってるんでぇ~、教室あれから全然進んでませーん。「ま、やろうと思えば一日で出来るしな」 とか思ってまーす。 誰か俺をブン殴ってくださ~い。 もしくは一日を48時間ください。

教室を作る 4<教室のディティール・前編>

2011-05-07 17:27:45 | 3D背景
 パーツも揃ってきたので、そろそろ教室に手を入れていきましょう。

 まず、初回で作った教室の元になる外枠を呼び出します。 どっこが教室だって感じですね。


 今回はドアや窓をはめ込んでいくので、そのためのガイドを引きます。 学校ごとに寸法違うんで、写真などを見て好みで適当に入れます。


 プッシュ&プルで穴をボッコボコに空けます。


 2回目で作ったドアをはめ込みます。 もちろん、このドアはコンポーネント化してあります。


 窓はワンクリックで作ってくれるスクリプトがあるので、それを使って窓を作ります。 なんだっけ、たぶん俺はここのを使わせてもらってると思います。
 

 内側も同じように窓やドアのフレームを作ります。 あと、壁面にさりげなく蛍光灯のスイッチを追加したりしておきます。


 次に、引き戸と同じく、あらかじめコンポーネント化してある黒板を壁に貼り付けます。 ついでに踏み台も作ります。


 廊下側と逆サイド(ベランダや中庭側になる)壁にも穴をボコボコ空けて窓をくっつけます。


 内装の細かいところ、カーテンレールなどを作成します。 カーテンはめんどくさいので後で作ります。


 教室後方に黒板、ロッカー、掃除用具入れなどを設置します。 だいぶソレっぽくなってきたような気がしますが、これでまだ3分の1くらいかな…


 というわけで、もう紹介した機能だけしか使ってないので(スクリプトを除く)ガンガン流してしまいましたが、だいたいこんな感じで教室のディティールを固めていきます。 あとは生活感というか、学校の教室にあるだろうと思われるものをどんどん追加していく段階になります。 たとえば校内放送用のスピーカーとか、時計とか、テレビとかそれを置く棚とかですね。 あ、教卓作ってないや。 黒板横に貼る掲示物なんかも気が向いたら作ります。

 んで、その後で天井を他のファイルで作ってフタをする作業になります。 あー気が遠くなってきましたね。 でも体育館作るのはもっと大変だからね。 トイレも面倒くさいんだぜ~。 とりあえず頑張ります。

 教卓、さっきザッと調べたらデータはすぐに出てきたんですけど、重量22キロというのを見てちょっとビックリしました。 22キロって相当重くないか…? 掃除の時間とか運んだ記憶あるけど、あれせいぜい10キロ未満とかじゃなーい?

教室を作る 3<机と椅子>

2011-05-04 14:21:14 | 3D背景
 んじゃ机を作ります。
 SketchUpで多用する機能は今回で出尽くす感じなので、詳細な解説は今回まで。


0.まずは寸法を知る
 今回もネット上に転がってる写真を参考に作るわけですが、まずは机のJIS規格について調べましょう。 何を作るにしても、寸法を現実と合わせておくと配置するとき余計なことを考えなくて済みます。 机や椅子のJIS規格については、こちらのサイトに詳細なサイズが記載されています。 ご参考まで。


1.天板を作る
 では、寸法に沿ってまずは天板を作ります。 長方形とプッシュ&プルツールを使って板を作り、オフセットツールでガイドの線を引いて角を落とします。


 外側の対角線をプッシュ&プルで底まで押し込めば角が落とせます。 ガイドの線は後で消しておきましょう。

 これで天板は完成です。


2.物入れを作る
 次に、机の物入れを作ります。 まず、天板の底にオフセットで一回り小さい長方形と、さらにその一回り小さい長方形を作図します。


 プッシュ&プルで両方とも引っ張って、物入れの外側を作ってしまいましょう。


 このままではただの箱なので、教科書などを入れることができません。 それっぽくなるようにディティールを整えていきましょう。 まず適当な角度で斜めに線を入れます。 左右対象になるように、ガイドの線を入れて正確にやりましょう。


 んで、天板の角を落としたときと同じように、対角線の外側をプッシュ&プルで奥まで押し込みます。


 穴を空けたい方の面に、オフセットツールで5ミリほど小さい形(逆台形になるはず)を作図します。 上部にはガイドの線を引いて、天板との接地面まで繋げましょう。


 プッシュ&プルで押し込みます。 物入れ全体のサイズから5ミリほど短い値を入力してエンターを押すといいでしょう。


 これで、『机の天板』 と、『天板にくっついている厚さ5ミリの物入れ』 ができました。 実際には物入れの厚さが5ミリもあるわけないんですが、漫画の背景に使うレベルの机ですので、フチのサイズに合わせて作ってしまいました。


 ここで、天板の底面、端から3センチほどの位置にガイドの線を入れておきます。 長さは物入れの短辺と同程度の長さでいいと思いますが、左右対象に正確に入れるようにしてください。 SketchUpの推定機能(マウスカーソルを近づけると、複数の端点と並行なガイドが表示される)が役に立つはずです。



3.途中の段階でいったんコンポーネント化する
 さて、次に机の足を作るんですが、その前に、ここまで作ったモデルをひとまとめにしてしまいましょう。 編集メニューから『全てを選択』 をクリック、選択されていることを確認したら、モデル上で右クリック。 表示されるメニューから、『コンポーネントの作成』 を選び、作成ボタンを押します。 これで、今まで作った天板と物入れが、『ひとまとめのパーツ』 = 『コンポーネント』 として登録されました。


 コンポーネント化することにより、パーツ同士を組み合わせるときに、ポリゴン同士が影響し合って形が崩れてしまう、といった事故を防ぐことができます。 また、パーツとして登録されているので、固定された状態のパーツをいつでも呼び出すことができるようになります。 コンポーネント化の恩恵はこれだけではないのですが、いまはとりあえずこれだけ覚えておいて貰えればOKです。


4.パイプ状の足を作る
 では、足を作りましょう。 JIS規格では足の直径は2.2センチなので、半径1.1センチの円を描きます。 高さはJIS規格の4号(身長150センチの人用)を参考に、机の天板の高さ64センチから天板の厚さ2センチを差し引いて、62センチの高さとします。

 さきほど描いた円の中心から、62センチの高さの線を描きます。 さらに物入れと同じ長さ、38センチの線をヨコに引っ張り、再び地面に向かって62センチの垂線を引きます。 推定機能があるので簡単に正確な線が引けるはずです。 あとは、好みに合わせて角を丸めたりして形を整えます。 これが足の『芯』 になります。


 次に、フォローミーツールを選択し、円をクリック。 そのままさっき引いた芯にそって動かしていくと、それだけでパイプが作成されます。 出来上がったパイプを選択し、天板の底に引いたガイドに合わせると、パイプが机にくっつきます。

 ここはさらっと流していますが、曲面を平面をくっつけるのは割と正確な作業が要求されますので、アングルによっては時間がかかるかも知れません。 くっつきづらいなと感じたら、アングルをグリグリ動かして作業しやすい視点に合わせると上手くいくと思います。

 最後に、机の足より一回り小さいサイズのパイプを3本作って(円ツールとプッシュ&プルツールですぐ出来ます)、それで足元のパイプ同士を繋いでしまいましょう。 ディティールアップのために、物入れの背面に穴を空けたりして完成です。

 完成した机は、再び『全て選択』→『コンポーネントの作成』 でコンポーネント化しておきましょう。

 この後、椅子も作るんですが、要領は机と全く同じなので作業工程は割愛します。

 次回はようやく、教室そのもののディティールアップをやっていきます。

<補足>
 パイプの接地面は、床を傷つけないようにゴムだかプラスチックだかで包まれている机が多いので、そう見えるように処理をしています。 手順としては以下の通り。

1.あらかじめ半径1.1センチの円を描いたときに、その外側に半径1.2センチの円を描画しておく。
2.パイプを作ってしまってから、一度パイプ部分を(選択→右クリックでメニュー呼び出し→『非表示』)見えなくする。
3.すると、中の芯が再び見えるようになるので、外側の円を選択してフォローミーツールを使用、適当な高さ(目算で2~3センチ)まで引っ張れば完成。

教室を作る 2<引き戸・黒板・ロッカー>

2011-05-01 22:25:21 | 3D背景
 前回作った教室に手を入れたい所ですが、とりあえず教室の壁面に配置する物を作ります。 机とか椅子は後回し。 また、窓は窓を勝手に作ってくれるスクリプトがあるのでそれを利用します。

1.引き戸
 コレがないと始まらないので、しょうがなく作ります。 本当はドア系を作ってくれるスクリプトもあるんですけど(すごく便利)、学校の引き戸に近いものはできないなっていうのが分かったので手作業で。

 まず、教室の床を作ったときみたいに長方形を作ります。 寸法は2*1でいいでしょう。 それをプッシュ&プルで5センチ(0.05) の直方体にします。
次に、オフセットツールで一辺が15センチ(0.15)小さい長方形を描きます。 ここまでは前回と同じようなことしかしてません。


 長方形ツールで、さっき描いた長方形の頂点を選択、正方形になるように作図します。 正方形を作ってしまったら、余計な線を選択ツールでクリックしてDeleteキーで消してしまいます。


 正方形をプッシュ&プルで選択、反対側の面まで押しこむと、引き戸に穴が空きます。 これもSketchUpの便利機能ですね。 立体の上に作図して押しこめば、穴はいくらでも空け放題です。 障子とか作るときマジ便利。


 これでだいぶ引き戸っぽくなったんですが、次に取っ手の作成。 だいたい中央(1メートル部分) に作ればいい感じ。 長方形とオフセットで形を作って、内側をプッシュ&プルで1.5センチずつ両面から押し込みます。


 同じような手順で、カギ部分を作っていきます。 押し込むか引き出すかの差ですね。 さらに反転コピーして2枚の引き戸の完成。


2.黒板

 さらに同じノリで黒板を作ります。 黒板は非常に単純な形をしているので、寸法さえ分かれば1分! SketchUpすごい!



3.ロッカー

 教室のロッカーは下駄箱としても使い回すので、ある程度「どっちとも取れる」 サイズにしておきます。 イメージとしては一辺30センチの立方体みたいな感じ。 これもググれば簡単に写真が見つかるので、それを参考にしながら形を作っていきます。

 まずは30センチの立方体を作り、オフセットで1センチ内側に正方形を描画。 さらに内側の正方形を1ミリだけ押し込みます。 これがロッカーのドアになります。


 空気穴(?) を空けます。 写真を参考にして、適当な位置で長方形を描画、1センチほどプッシュ&プルで押しこめばいいと思います。 それから引き戸を作ったときの要領で取っ手を加えてやりましょう。 だいぶそれっぽくなりました。



 最後に、ドアにくっつく蝶番を作ります。 最近のロッカーは外側から見える位置に蝶番がない方が多いんですが、個人的にあった方が好きなので足しときます。 大きさはそれっぽく見えれば適当で構いません。 円形ツールで半径2ミリの円を描き、プッシュ&プルで1センチくらいの高さまで持ち上げます。 それをコピー&ペーストして3つに増やし、塔のように積み重ねます。 これを2つ作ります。


 あとはドア部分の適当な位置にガイド用の線を引き、それに接するように蝶番を移動させます。 ガイド用の線を消去して完成。


 試しに重ねてみるとこんな感じです。 やっぱ蝶番あった方がそれっぽく見えるなー。


 次回は机と椅子、教卓や棚なんかを作ります。

教室を作る 1<床と壁>

2011-05-01 16:01:54 | 3D背景
3月の震災で外付けHDDに保存していた背景&原稿のデータが全部飛んだので、もう一回最初から学校を作ります。

それで今回は、作業の備忘録的にブログに記録を付けていきたいと思います。
なぜ今日からなのかというと、一度作ったものをもう一回作るのにやる気が起きなかったからです。
これを書いている現在も非常にダルいです。

ちなみに、その前に作ってた教室の画像はこちら。

もちろんこれだけだと使い物にならないので、作画の段階で手を加えたりしますけど、こんな感じになりますよって事で。

んじゃ早速作っていきます。
使用するツールはgoogle SketchUpです。
タダで使えるのと、建物の作成には他の3Dツールよりも圧倒的にラクなのでこれを使います。
600dpiまでならフリー版の出力サイズでも解像度的に耐えると思いますが(1200dpiになるとたぶんガタつく)、気になる方は他の3Dソフトにコンバートして高解像度で出力するのがいいかと思います。 web漫画や同人サイズならこれで充分じゃないかな…たぶん。

ただし、人体や曲線が入った複雑な小物、柔らかいものを作るのには全く向きませんので、そういうのが欲しい方は六角大王なりメタセコなりBlenderなりを勉強してくださいね。 私は日本刀で挫折したのでそれらはBlenderで作ってます。 西洋の直剣や拳銃くらいならSketchUpでもいけると思いますけど。

SketchUpを起動して最初にしておく準備として、長さの表記設定をインチ法からメートル法に変更しておくことが挙げられます。説明するのも野暮だとは思いますが、これは作るのが日本の建物だからですね。 インチなんて僕わからんちん!
あとは別にいじらなくてもいいと思いますが、インターフェースとかは好みで変更してください。

それでは教室を作っていきます。

まずは教室の寸法をググります。
タテ9m、ヨコ7m、天井高3mというのが分かるので、長方形ツールで7*9の長方形を作図します。


次に、その長方形の外側に一回り大きな長方形を描きます。 サイズは適当です。 私は1.1倍にしてます。
長方形ツールを使ってもいいですが、私はオフセットツール(図形の外線を拡大or縮小して描画してくれるツール)を選択して1.1と入力しています。 オフセットツールは面倒臭がりの強い味方です。


これで二重になった長方形ができたら、長方形の外側部分を選択して、プッシュ&プルツールでちょこっと持ち上げます。


この状態で、キーボードで『3』 と入力すると、3メートルの壁が出来上がります。


このプッシュ&プルツールで感覚的に立体が作れるところが、SketchUpのすごいところだと思います。
最初に触ったときはここでもの凄い感動しました。

実際に作業していると、確かに機能的に物足りなさは感じることは多々あるんですが、直線的な建物を作ることに限定すれば、他の3Dソフトの追随を許さないくらい直感的でスピーディーです。

さて、続きです。

外壁は出来上がりましたが、廊下側の壁(窓と扉があるだけのもの)がこんなに厚いわけがないので、プッシュ&プルで外側から押して薄くします。10センチ(0.1)くらいでいいでしょう。


さらに今度は下からのアングルに変えて、床下の部分を足します。 50センチくらいでいいと思います。アングルを変えるには、マウスのホイールキーをドラッグしたままぐりぐり動かせばOKです。


はい、再び上からのアングルです。床下部分が足されているのがお分かりいただけると思います。


次に、廊下を作ります。 別に後から足してもいいんですけど、私はその方が気分が出るので。 プッシュ&プルで床下部分の手前側の面をクリックして、にゅーっと引っ張ります。 廊下の幅は学校によって全然違うんですが、2.5メートルは欲しいかな、ということで『2.5』 と入力してエンター。

これで廊下ができました。 ここまでが起動して5分くらいですね。 SketchUpマジ速い。

とりあえず、入れ物としての教室はこれでOKです。