餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

近くだと見えない物

2017-05-06 00:17:01 | 映画

映画「メットガラ ドレスをまとった美術館」を見て来ました。

メトロポリタン美術館に服飾部門があるなんて知りませんでした。そこで年に一度服飾部門の資金を集めるためファッションショーが開かれます。それがとにかく豪華。2015年は「鏡の中の中国」。ゴルチェ、ガリアーノ、サンローランなどのアーカイブから中国モチーフの衣装を借りたりしています。もう刺繍が超絶技巧。すごいです。しかし、色々問題も山積。政治的な問題を疑われたり、捉え方が違うとキュレーターがらダメだしされたり。

家が農家だったので母親がとって来た野菜をよく納屋で束ねていました。そのときラジオを聞いていたのですが古い曲を流す番組がありました。古いと言っても懐メロどころじゃありません。憧れのハワイ航路なんてまだ現代です。「今日は長唄「xxx」です。xxx姉さんの珍しい音源があったので流してみましょう…みたいな。司会はそういうのに詳しい男の人でしたが、アシスタントの女の人は詳しくないようでした。ある時インド音楽を流していました。「何だかいいですね」「そうでしょう」「インドの音楽はこんな感じですか」「これは日本で言えば演歌みたいなものです。若い人はあまり聞きません。今のインドの曲もあるので流してみましょうか」(音楽)「どこにでもあるような曲ですね」「そうなんですよ。私たちが聞くと古い方が響くんです」

中国に説明に行った時、中国のキュレーターの人からどうして古い中国ばかりなのですか?と聞かれていました。西洋人が見たファンタジーの中国ばかりでなく、現代美術など中国の今も展示して欲しいと。西洋人の思う中国と中国人の考える中国には乖離があります。確かに素晴らしい中国と行った時思い浮かべるのは古代中国だったりします。でもどんな新しい発想も歴史なしには語れないと説明していました。

その中にいると見えないことも多いのね。

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