お久しぶりです。
バケモノの子展に行ってまいりました。
遠方より日帰り旅行でしたので、色々と準備に手間どい、一週間も放置してしまいました。
申し訳ない。星新一さんのこと書いた日はアクセス数が100とか越えるんですが、今確認してみると、
4でした。笑
さてバケモノの子展ですが、残り3日となった27日に行きましたよー。
どんな展示があるかはおそらくもう皆さん行かれていて、
ツイッターやフェイスブック、インスタグラムなどで見れると思うので、
ここでは特に美術作品について、自分の感想を述べようと思います。
(ちなみに美術品の展示エリアでは撮影禁止です。)
(なので写真は撮ってないため掲載できません!)
まず時をかける少女の美術監督、山本二三さん。
山本さんの絵は、実は以前山本二三展で拝見させて頂いたことがあります。
時をかける少女だけでなく、
火垂るの墓やラピュタ、もののけ姫などのジブリ作品にも携わっている方で、
以前の展示会ではその全てをしっかり目に焼き付けてきました!
そして今回の時をかける少女の絵と再会。
細田守監督の作品といえば!
あの澄み渡った空に映える、大きくて立派な雲ですよね!
二三雲と言われるその大きく立ち上る雲や、
中庭から見る真琴の家が印象に残っています。
ちょうど真琴がタイムリープのコツを掴んで、
プリンを食べながら家の中を歩くあのシーンの背景のことです!
山本二三さんの絵は、改めて見ても、リアルな色彩にちょっぴり非現実的な凛とした味、立体感を出すための工夫が本当に素敵でした。
とてもリアルな雲の絵、建物の絵ですが、あんなに厚みがあって堂々とそびえる雲はなかなか現実で目にすることはありませんし、あんなにキレイで居心地の良さそうな整った家に住んでいる方は少ないのではないでしょうか?
ちょっぴり非現実的な凛とした味、というのは、
実体験としてはあまり経験のないことだけど、まるで今までにみたことがあるかのような、
実際に有り得そうな雰囲気を併せ持っているということです。
本当に感動しました。
そして、サマーウォーズの美術監督、武重洋二さん。
時をかける少女やバケモノの子でも美術スタッフとして携わっておりますが、
細田監督作品ではサマーウォーズで、美術監督を務めている方です。
ジブリ作品ではもののけ姫、千と千尋の神隠し、ハウルの動く城など
大ヒット作品の美術監督です。
武重さんの絵は、細部まで丁寧に描かれ、思わず息を呑んでしまうほど美しいです!
大自然でいっぱいの風景や、趣きのある建物の絵がとっても素敵です。
陣内家を外からとらえた風景や、和室などなど。
私の一番好きな作品は、栄さんの長女である万里子おばさんと夏希が、健二を案内するシーンに使われてます。
この絵はまるで写真の様な綺麗な仕上がりなのに、筆を執って描かれた絵にしかないあたたかみを感じます。
写実画に対する意見としてよく耳にするのが、
写真のようにリアルなだけの絵って魅力的か?っていう、批判をこめた疑問の声。
武重洋二さんの絵や山本二三さんの絵を見てると、
リアルなだけではなく、その絵が呼吸をしているように感じます。
練習としてただただ建物を模写したり、
風景をみながら再現したりするのはいいことですが、
素敵な絵を描く人たちの絵は、やっぱり、ただ建物と自然を描いただけでなく、
テーマにそった思いを込めて、一筆一筆丁寧に描かれているのが十分に伝わるので、
写実画が悪いとは思えないのです。
デジタルだとまた話は違ってくるかもしれませんが、
あんなに繊細で綺麗な作品を目の前に、
リアルなだけじゃんwww とは、私にはとても思えませんでした。
と、いうかむしろ逆で!!!
こんな風に長々と記事にするくらい、本当に心打たれました。
この記事27日に帰って来てから書いてるんですが
時間が無いのと添削で気づけばもう2日たっている…
それだけ感動したんです!!!!
本当に素晴らしかった。 渋谷でのバケモノの子展。
30日でラスト。
是非行ってみてはいかがでしょうか(;_;)!!!