今日、NHKのスタジオパークに作家の金原ひとみさんが出た。
夫のお昼休みは居間では、でかいTVが音を出している。
よって平日の13時頃はNHKか読売TVが流れている。
「蛇にピアス」で芥川賞を受賞して以来、8年ぶりに彼女をTVで観た。
結婚し子供がふたり居るらしいが、アンニュイな雰囲気はあの時のまま。
左耳にはピアスが10個ほど。
その風貌、出で立ち、好きかキライか?と問われたら、キライではない。
嫁にはイランが(笑)、私が若返る事ができるなら、
ちょっと、彼女のようにハスにかまえた、いやな感じの(笑)女になってみたい。
(誰にどう思われても平気サ、みたいな。私は世間体を気にし過ぎか・・・!?)
小学校4年生の時から不登校になり、12才から小説を書き始めたという。
芥川賞をふたりの若い女の子が同時に取ったということで、当時かなり騒がれた。
友達から綿矢りさの「蹴りたい背中」と金原ひとみの「蛇にピアス」の
作品が載っている「文藝春秋」を借りたが、あの頃、何だか読む気がしなくて
返してしまった。
シマッタ・・・。
読んでおけばヨカッタ。
さて、彼女の最新作は「マザーズ」。
現代の母親が抱える孤独と焦燥、母であることの幸福について描かれているらしい。
子供を完全放任し「良き母親」ではなかった私は、
もう息子がベイビーだった昔には戻れないし、
今更、自分の育児を反省してもどうにもならないが、
「母であることの幸福」についてもう一度考えてみたいと思う今日この頃。
彼女は「母であることの幸福」をどうとらえているのだろう。
彼女の本、読後感は、さわやかだろうか?それが心配だ。