アルゼンチンでトイライフ!

異国アルゼンチンで初めて飼ったトイプードルとの毎日

時が一瞬とまった日

2006年06月30日 | ぐうたらママのBsAs!
外に出るとそこには私しかいなかった。
いつもなら路上駐車を誘導しているおじさんも
そして新聞や雑誌を売っているキオスコ【売店】の
おじさんも店を閉め町には誰一人おらず一瞬自分が
時の止まった世界へ入りこんでしまったのかと思った。
だがこれはアルゼンチンがサッカーの試合をしている
町の現象…そう、今日はワールドカップのドイツと
アルゼンチンのベスト4入りを決める大事な試合の日
であったのである。
本当ならそういう時には強盗がこれとぞばかり外で
活動をし始めるので危険がいっぱい。
それだけに家でおとなしく試合を見ていなければ
良かったのだが必要に迫られての外出とあり
心は不安でいっぱいながら何時ものバス停へと歩く。
それでもバス停のある駅のターミナルはチラホラと
サッカー嫌いの人なのか歩いている人達がいて私の
心配な心を少し和らげてくれる。

さて、バスに乗ると案の定、車内はガランと空いていて
道はガラガラ、運ちゃんは試合の実況生中継を聞いている。
時々後ろに座っている男のこが恐ろしい言葉使いで何だか
文句を言ったり感動をもろに表している。
そしてバスを降り地下鉄に乗るとアルゼンチンがPK合戦に
入っている事実を知る。
バスと同様ガラガラの地下鉄、だが各駅ごとにテレビが
ついているので生中継を見る事ができる為止まる度に
ホームへ顔をだし試合を眺める。
そして目的の駅へ到着する途中アルゼンチンが負けた事を
知る事となった。
人目をはばからず目頭を押さえる良い年をした男性。
完全に落ちこんでいると目に見えてわかる男のこなど今回の
ワールドカップにはみんながみんな期待をしていた一戦…
それだけに負けと言う結果は思わず私の目頭まで熱くした。

アルゼンチンに今日の様に時がとまったかのごとく町に
人がいなくなり静寂だけが漂っている日はめずらしい。
それだけにどれだけみんなの期待がかかっていたのか!
言葉にしなくても十分過ぎるほどわかる事ができた1日であった。



明日はいよいよ・・・

2006年06月29日 | ぐうたらママのBsAs!
明日はいよいよアルゼンチンとドイツの試合である。
サッカーファンではない私もこの試合には興味津々。
どちらのチームもここまで勝ち残ってきたのだから
それだけで満足をしなければとは思うがやはり自分が住んでいる
アルゼンチンに勝ってほしいというのも本音である。
娘の学校も12時から試合が始まる為に授業は11時半で終了、
その後試合が終わってから午後の授業に参加すれば良いと言う事で
なんとも臨機応変?いや、いい加減な学校である。

だがこんな日に限ってどうしてもさけられない用事がある私。
おかげで後半は見ることができそうにないのが残念である。

話は変わるが実を言うと明日の外出は少々気がひける。
何故ならここ最近ワールドカップでアルゼンチンが対戦をしている
時に限って治安が最高に悪いという現象が起きている。
どうやら外には人っ子ひとりいないと言うことが原因なのだが
それを狙って強盗たちはその時間帯に活躍をしているというのだ。
その為私が外出する時間も人っ子一人いないそんな時間、それだけに
バス一つ乗るにも地下鉄一つ乗りかえるのにも今から緊張の連続。
明日の外出は十分気をつけなくてはならない。

しかし日本にいたならワールドカップで身の危険を感じることは
まず無い国だけにお国柄と言うのは住んでみなければわからない
ものである。

アルゼンチン三昧

2006年06月24日 | ぐうたらママのBsAs!
木曜日夜から具合を悪くして寝ていた私、しかし今日は
私にとって前から楽しみにしていた土曜日であった。
普段はサッカーやタンゴを殆ど見たり聞いたりしない私、
だが実は今日は夕方からはワールドカップのアルゼンチン戦
そして夜からはDIA DEL CANTOR NACIONALという名の
タンゴのショーを見に行くというなんとも

アルゼンチン三昧な日であるからである。

サッカーも目指せ!ベスト8ということでさすがに
予選を戦ってきたチームだけあり相手はメキシコといえども
以外と白熱!サッカー音痴の私でさえゴールを待って
テレビの前にかじりついてしまった。
どうやらマンション中も同様で試合中は静けさが漂い時々
ゴールをしくじった為の罵声や天井から足をバタバタさせる
そんな音が聞こえてくる。
だが悪戦苦闘はしたものの最後はアルゼンチンが1点を取り
ベスト8入りをし町中が感動の渦となった。

そしてその感動がやまぬうちに私達はタンゴショーの会場へ
繰り出したのだが道行く車たちはクラクションの嵐!
中には小雨が降っているのにアルゼンチンの国旗を窓から
降り喜びを体で表しているものもいた。

そんな感動を更に奮い立たせるかの様に夜の9時から始まった
タンゴショーは歌が中心のショーであったが見ごたえは十分
タンゴが余り好きではなかった私も生の歌声を聞いた事で
思わず  私もタンゴを歌いたい!
等ととんでもないことを思ってしまった
アルゼンチン三昧な1日であった。

ここは何処?アルゼンチンです。。。

2006年06月22日 | ぐうたらママのBsAs!
ワールドカップで燃えるアルゼンチン。
そして対オランダ戦があるというのに
所用でどうしても出かけなければならない私。
残念ながらアルゼンチンチームの健闘ぶりを
みることができなかった。

案の定、町は試合が始まる前は
人込みでごった返し車も普段より大渋滞・・・
どうやら急いで用事を過ごしてゆっくりTVを
見たいという国民の思いがこの賑やかさにも
あらわれている。

そして夕方・・・

試合の事などすっかり忘れていた私は
何時ものごとく街を歩くと・・・

ナントまあ、通りには人っこ一人歩いていない。
そう.アルゼンチンが戦っているのだ。

どうやらゴールは入っていないようで
国民の『ゴール』の歓声は聞こえないけど
白熱した試合振りなのかまわりは何時もより
し~んとしていて薄気味悪い。

こんな時こそ主人が言っていた強盗の狙いどき?
しかし今日はワールドカップ、ここは何処?
一体何処を歩いているの?と思える程なんとも
不思議な町の雰囲気をしたひとときであった。。。

やはり勝ちましたアルゼンチン

2006年06月12日 | ぐうたらママのBsAs!
昨日はアルゼンチンにとっては待望の1日、
そうワールドカップ第1戦コートジボワールとの
試合が行われたのだ。

勿論サッカーファンにとってはアルゼンチンだけではなく
全戦を見逃さないと断言している人もおり私の友達の
御主人などは余った有給を利用してテレビ視聴での
完全制覇を目指している人などもいる。

我が家も土曜日の午後から5人ほど友達がやってきて
おのおの手作りお菓子を持参してのサッカー観戦、
勿論(あまりサッカーに興味ない)女性軍は

花(サッカー)より団子

の井戸端会議で男性達のゴールの叫び声よりも大きい声で
楽しい午後の会話を楽しんだ。

その和気あいあいの結果か??、アルゼンチン第1戦は
2-1で勝利を納めみんなニコニコ。

結局嬉しい勝利のサッカー談議にそして女性達はとまらない
井戸端会議に夜中近くまで花を咲かせた1日であった。



週末はやっぱりここは休養日

2006年05月15日 | ぐうたらママのBsAs!
私のような毎日ピストル弾の様に飛んでいることが好きな人間に
週末ほど辛い日々はない。
土曜の午後から商店街は閉まりだし日曜日はショッピングセンターや
スーパーを除いては殆どが閉店。。。
勿論、旦那がフットワークが軽いのならそんな事も無いのだろうが
我が家の場合は旦那が完全なるゴロゴロ派
蹴っ飛ばしても誘われない限り外に出ない奴である。。。

おまけにここアルゼンチンでは週末は家族とのんびり過ごすもの
と言う言葉が定着しておりせいぜい出かけても親戚宅ぐらいだが
私の様に余り親類づきあいも無いとなると完全に
       暇・暇・暇     としか言いようの無い週末である。
そう思うと日本の様にそれ、週末だ~ と思わせてくれる
あの賑やかさが異常に恋しくなりこの前訪日したばかりだと言うのに
変に商店街ホームシックになったりする私であり
17年経ってもこれなんだから残りの人生の週末も
耐え難き週末
なんだろうなと勝手に納得してしまう私であった

道路封鎖は勘弁して!

2006年04月21日 | ぐうたらママのBsAs!
いや~最近又しても地下鉄のストやら色々な団体の集会で移動が遅れる事、遅れる事。
毎日何処かで何かが行われているらしく移動に時間がかかる気がする。
めったに外出し無い私でも出るたびに何処かであたるのだから
毎日出勤している人にはそれはもう大変な事であろう。
昨日もバスに乗っていたら案の定、突然バスがルートを変えた。
すると横に座っていた女性が突然大声で

『勘弁してよ~!!』

とジェスチャー交えて怒鳴りだしまわり一同一瞬シーンと静寂が走った。
雨の中の湿気ムンムンのバスの中ゆえイライラがつもり積もっての吐き言葉。
しかし誰もみなこの女性の気持ちを理解している。
バスが道路工事等で迂回するのは良いにしても今回は迂回路が普段の数倍の交通量になり
クラクションの嵐・・・バスに揺られて良い気持ちだった眠気だって覚めてくる。
おかげで移動時間は何時もより大幅にかかり帰宅が遅れる・・・
日本じゃ考えられない(起こりえない??)そんなデモやストの光景・・・
これだからアルゼンチン毎日のんびりと生きては行けない(笑)

いよいよ今年も活動します!

2006年03月13日 | ぐうたらママのBsAs!
ナントも長い間ご無沙汰してしまいましたが
無事3ヶ月日本でのロングバケーションを終え
またブエノスアイレスに戻ってきました!

いよいよ今月から活動開始・・・
今年はアルゼンチンのニュースを通して、
そしてここで見つけた何かを

 勝手気ままに 

見聞禄としてHPサイトのぐうたら日記とはまた別に
津々浦々お話したいと思います。

それでは今年もよろしくお願い申し上げます
[今年といってももう3月・・・遅いって?]


謹賀新年

2006年01月08日 | ぐうたらママのBsAs!
あけまして おめでとう ございます!

大変ご無沙汰してしまいましたが只今夏季バケーション中につき
ブログの更新をしておらず更新予定は3月からとなっております。
遊びにいらしてくださった方には申し訳ないと思いますが
何とぞおゆるしくださいませ!

それでは今年もまたよろしくお願いいたします!


遠く故郷に思いを馳せる

2005年11月07日 | ぐうたらママのBsAs!


ブエノスアイレスは春になると日本の桜ではないがハカランダという綺麗な紫色の花があちらこちらでたくさん見られる。
最近では狂い咲きする事もあるため季節感がなくなったとはいえ一斉にその美しい花が満開になるとそれはそれは素晴らしいものである。

昨日ボカを歩いていたらそんなハカランダの花がほんの少しだけど咲いていたのでシャッターにおさめた。
そしてリアチュエロ川を眺めながら静かに昔の事を思い出してしまった。

我が家は吉祥寺にあり家の裏は井の頭公園という環境、そのため4月になるとお花見で連日ドンちゃん騒ぎ・・・そのため我が家にとっては1年の行事のようである。
勿論ブエノスに来る前までは毎年4月前後はそんなお花見の気分でルンルン、そして満開の桜を眺めに私自身も公園を散歩し羽目をはずして池に落ちたりする人などを楽しんだりもしていた。

だが月日は16年もたち今私が居るのはブエノスアイレス・・・桜が見たくても桜の時期に日本に戻れる私はいない・・・そして目の前に咲いているのは桜ではなくハカランダ。時は流れ場所は変わってもその花は私の桜のようだ。

土曜日の午後、美しいハカランダを見ながらしばし故郷に思いを馳せてしまった私であった。。。。

成績表

2005年09月26日 | ぐうたらママのBsAs!


娘が週末成績表をもらってきた。

昨年は彼女の人生始まって以来の

     最・低・最・悪 な成績表・・・

それだけに子どもも親も悩んでいた。

写真を見てもらえばわかるようにここの成績表も
国語・算数・理科・社会etc・・・そして出席状況等が書かれている。

だが更にその下にあるものはCompensacion de Aprendizajesと呼ばれる
追試状況そしてInforme finalでは進級ができるかの結果が書かれる。

もし  No Promueve とかかれていたならば

それは進級できない事を意味している。。。。

幸い我が家の娘は今年は訪日があるので一発奮起!

追試の 『 追 』 も無かったが  もし これがあったなら
楽しい夏休み前も試験である。

どうやら日本もアルゼンチンも成績の数字が物を言うようで
人生成績次第である・・・



Boleta

2005年09月01日 | ぐうたらママのBsAs!


上の写真はわが町ラヌースの37番路線バス乗車券発売所で買った場合のチケットである。
通常はに乗ってから発券機にお金を入れて切符を購入することができるのだが
37番バス停前の小さな発券所でも買うことができる。
購入時は左側に同じ切符がついているのだが乗車時に運転手さんが半券を取り
手元にはこのような状態でのこる。

さて、この切符であるが最近でこそ珍しくなったが検札というのがやってくるので
必ず最後まで持っていなくてはいけない。
そしてなぜ最後までその切符をもっていなくてはいけないかというと
実はこの切符はもしものときの証拠品となるからである。

なぜ? 証 拠 品と言えるのかというと
ブエノスアイレスは実に交通マナーが悪く車の接触事故など良くおきる。
そんな時、事故後に後遺症が出た場合この切符が!!判断の決め手!!となるわけである。
こんな紙切れ一枚が『あの日私が唯一事故バスに乗っていた』証拠になるわけで
それが元で災害金交付の手続きができるかもしれない?わけである。

それだけにバスに乗って事故にあっても絶対に放してはいけない切符である。
(ただし運転手さんが半券を無くしていたら終わりだけどね・・・

陽気な仲間たち!

2005年08月28日 | ぐうたらママのBsAs!


先日ラヌースまで来てくださった日本人の方とお茶を飲んでいたときのこと。
馴染みのボーイが写真のような手紙を届けに来てくれた。
いくらなんでも40過ぎのおばさんに ナ・ン・パ は無いだろう?と
不思議に思っていると案の定、遠くの席に座っていたアルゼンチン人の
陽気な仲間達からのことづけであった。

内容を読んでみるとこれが又 面白く 書き出しが
Japonesa Trola:と書いてある。

じつをいうとこのTrolaとは辞書で引けば“うそつき”“ごまかし”と
でてくるのであるが私たちの仲間内では更に輪をかけて“みだらな”まで
いってしまう

と言うわけでこの手紙は:

(みだらで)うそつきなJaponesaへ:

私たちを無視して挨拶もしないと思っていたら 
何のこと無い
新しい東洋人の友達ができたからなのね~!!

と、なんともユーモラスたっぷりな内容であった。

だけどこんな手紙をボーイに渡して遥か彼方で
人目もはばからず手を振って叫んでいる陽気なアルゼンチンの友達たち
ほんと彼女達がいるから私は何時も幸せでいられるのかも知れないと
つくづく友達のありがたみと幸せを感じた午後のひと時であった。

ブエノスアイレス行動計画

2005年08月22日 | ぐうたらママのBsAs!


最近バスで動くことが日常化してきたこの私 

そのためにこれと言う1冊 道路マップを買ってみた。

ブエノスアイレスはバスがかなり発達しており何処にでも行くことができる。
特にこの1冊があれば目的の場所を探してそのページを開けば
右に道路地図、そして左にはバス路線の番号が書いてある

おまけに親切なことには最後のページにはそのがどんなやつか
イラスト~そして始発から終点までの道程が載っており
アルファベットさえ読めればどうにか行動できるようになっている。

おかげで放浪癖のある私は 右へ~左へ
ますますふらふらしそうな気配である