WIF2007 展示企画『my story』
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早稲田大学 教育学部3年
戸塚 絵梨子(Eriko Totsuka)
私は早稲田が大好きだ。なぜなら早稲田にはたくさんの奇跡的な出会いがあるからである。
★WIF2006★
私はWIF2006から参加している。参加した理由は「留学生と仲良くなりたいから」「国際交流したいから」といったものではなかった。「新しいことをはじめたい」という気持ちで私はWIFを始めた。大学2年の4月のことだった。
高校生のときから私は早稲田が大好きで、行きたくてしかたなかった。「早稲田に行ったら絶対何かができる」、「楽しい生活が待っている」と信じ、受験勉強に力を入れた。願いがかなって早稲田生となった。毎日の新しい友達との出会いや新しい環境に瞬く間に時は過ぎていった。年が変わるころ、私は自分がとても疲れていることに気づいた。たくさん寝てもたくさん食べても疲れが取れない。私は、早稲田という環境に慣れるのに四苦八苦し、結局入学してから何もしていない自分、その場その場の楽しさはあるものの本当の意味で何も楽しんでいない自分、理想と現実の違いに気づいた。
「とにかく新しいことをはじめなければ」。強迫観念にも似た思いで手当たりしだいいろいろなことに挑戦してみた。その中のひとつにWIF2006があった。私にとってWIF2006とは、やりたいものというよりやらなければならないものという意識が強かった。
WIF2006に入って楽しめたかというと、正直NOだった。当時の私はその場の楽しさに任せてしまう努力から程遠い人間だったから、中心となって働くコミッティに距離を感じ自ら距離を置いていた。「最後までやめないこと」を目標にしたほど私は楽しめていなかった。
しかし、次第に状況は変わっていく。彼らは自分たちの方へ飛び込んでこない一人のコミッティに対し、「こっちにおいでよ」といわんばかりにたくさん話しかけてくれたし、何より信頼してくれた。仕事を渡されてミスをしたり、うまくいかず迷惑をかけてしまうことがあっても、決して「じゃあ俺やるよ」とは言わず、様々なフォローをしてくれながら最後まで私に任せてくれた。「ありがとう」「お疲れ様」「大丈夫?」「手伝うよ」…たくさんの優しい言葉に元気付けられ心から感謝し、感動した。そしていつの間にか距離は感じられなくなっていた。責任感、信頼関係、仲間、熱い想い、、、いろいろなものをもらったWIFに対し何か返していきたいと強く思った。WIF2006を通し、私は何をやってもうまくいかなかった自分の、それまでの境を越えられたような気がする。
★留学生★
これまで私は留学生について一言も触れてこなかった。
それだけ最近の自分にとって留学生と接するのはごくごく当たり前な日常的なことなのかなと今感じている。
初めのころ留学生との間に感じていた壁は確かにもうない。ひとつのものをみんな一丸となって作り上げていくことで日本人と変わらず、留学生だから…などと意識することはなくなっていった。大好きな友達がたくさんいる。“留学生”の友達ではなく「友達」。「留学生の」と付けなくても友達を思い浮かべると自然に思い浮かんでくる。
韓国人留学生のキョンテと話していると日韓関係の話になることがしばしばある。キョンテの意見に驚くこともあるし、私の今までの考え方では理解できないこともある。国と国の壁に、そのどうしようもなさに憤りを感じることもある。私は「そうだよね、それ正しいよ」とは言わない。必要以上にムキになってしまい「それは違うよ。だってさぁ…」と続け、分かり合えないまま終わることの方が多い。でも、そうやって遠慮せずにぶつかり合えることが大変嬉しいし、キョンテのことが大好きである。一人の人間として、大切な友達として留学生と仲良くなれたことを本当にうれしく思っている。
★WIF2007★
私の今年のテーマは「パッションは伝播する」。去年のWIFを通し、間違いなく私に伝播してきたパッションを一人でも多くのひとに伝えたい、たくさんのものをくれたWIFに私も何か返していきたい、という思いでWIF2007のコミッティになった。日本人留学生関係なく多くの人と話すこと、自分を開いて知ってもらうこと、そして相手を知ること。これを目標に今日までやってきた。思い返すと様々なアクシデントや問題があって上の思い通りに進んだわけでは当然ない。でも、奇跡的にあったかい人たちがはじめたWIF、そこに集まってくる人も皆温かくて、毎日が感謝と感動の連続だった。人との出会いやつながりに心から感謝している。WIFにかかわる全員が大好きです。
冒頭に戻るが、私が今、心から早稲田を好きで仕方がないのは、WIFに出会ったからである。
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これは去年のWIF2007の展示企画『my story』に際し書き上げた文章である。
本番の3日前ぐらいに急遽馬場さんから持ちかけられ、夜中に本番前特有の異様なハイテンションで気持ちを書きなぐったから、相当荒い乱文になってるな、と読み返してみて思う。しかし、その分想いは伝わりやすいのかもしれない、とも思う。
なぜ、今になってこれをブログにあげたかというと、単に1年ぶりぐらいに読んで懐かしかったというしょうもない理由からである。
ではなぜ1年ぶりに読む気になったのか、というと、理由はあるのだけれど、恥ずかしいから書きません。
まぁ、そういうわけで、とにかく1年ぶりに去年の自分の想いと対面したわけである。
去年の今頃はWIF一色で、毎日パッション!パッション!叫んでて、毎日WIFのことを考えていた。夜遅くまで準備をしては、グレート(ミニインディア)かワセ弁食べて誰かの家に泊まり、朝まで作業をして、学校行ってビラ配りとかして、授業中は死んだように寝こけてた。WIFの何かをしているのが楽しくて仕方なくて、夜寝るのがもったいなくて、とにかく常に何かをしていたかった。それこそまさに、突っ走っていたのだと思う。
これを読んで、あの頃の自分を思い出してあぁ懐かしいなぁ、と思った。と同時に、そろそろエンジン全開で走り出せよ、自分。あの頃の自分を越えろよ、戸塚。と思った。
メガピース2008としての第一歩目の7月企画、やっと突っ走れそうです。
準備期間の短さとか運営人数とか、たぶんものすごくやばい状況だと思う。それはすごく分かってるんだけど、すっごいわくわくしてる自分がいる。というかめっちゃ楽しい!!わくわく!!
大丈夫。想いをこめれば輝きだす。どんなに小さいものでも想いをこめれば輝きだす。大好きな大先輩、清野さんやてっちゃんがよく言っていた言葉だ。
ついでにメガピの救世主、涙担当河田洋平の言葉も借りると、想いというのは相手の心と書いて「想い」。相手の心に思いを馳せて、届けたい相手のことを考えて、「想い」というのは形作られていく。
そんな「想い」をこめて作りたい。7月企画、頑張ろう。
・・・という決起にちなんで『my story』載せてみました。いえい。
P.S.『my story』企画、本当にやってよかったです、馬場さん。
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早稲田大学 教育学部3年
戸塚 絵梨子(Eriko Totsuka)
私は早稲田が大好きだ。なぜなら早稲田にはたくさんの奇跡的な出会いがあるからである。
★WIF2006★
私はWIF2006から参加している。参加した理由は「留学生と仲良くなりたいから」「国際交流したいから」といったものではなかった。「新しいことをはじめたい」という気持ちで私はWIFを始めた。大学2年の4月のことだった。
高校生のときから私は早稲田が大好きで、行きたくてしかたなかった。「早稲田に行ったら絶対何かができる」、「楽しい生活が待っている」と信じ、受験勉強に力を入れた。願いがかなって早稲田生となった。毎日の新しい友達との出会いや新しい環境に瞬く間に時は過ぎていった。年が変わるころ、私は自分がとても疲れていることに気づいた。たくさん寝てもたくさん食べても疲れが取れない。私は、早稲田という環境に慣れるのに四苦八苦し、結局入学してから何もしていない自分、その場その場の楽しさはあるものの本当の意味で何も楽しんでいない自分、理想と現実の違いに気づいた。
「とにかく新しいことをはじめなければ」。強迫観念にも似た思いで手当たりしだいいろいろなことに挑戦してみた。その中のひとつにWIF2006があった。私にとってWIF2006とは、やりたいものというよりやらなければならないものという意識が強かった。
WIF2006に入って楽しめたかというと、正直NOだった。当時の私はその場の楽しさに任せてしまう努力から程遠い人間だったから、中心となって働くコミッティに距離を感じ自ら距離を置いていた。「最後までやめないこと」を目標にしたほど私は楽しめていなかった。
しかし、次第に状況は変わっていく。彼らは自分たちの方へ飛び込んでこない一人のコミッティに対し、「こっちにおいでよ」といわんばかりにたくさん話しかけてくれたし、何より信頼してくれた。仕事を渡されてミスをしたり、うまくいかず迷惑をかけてしまうことがあっても、決して「じゃあ俺やるよ」とは言わず、様々なフォローをしてくれながら最後まで私に任せてくれた。「ありがとう」「お疲れ様」「大丈夫?」「手伝うよ」…たくさんの優しい言葉に元気付けられ心から感謝し、感動した。そしていつの間にか距離は感じられなくなっていた。責任感、信頼関係、仲間、熱い想い、、、いろいろなものをもらったWIFに対し何か返していきたいと強く思った。WIF2006を通し、私は何をやってもうまくいかなかった自分の、それまでの境を越えられたような気がする。
★留学生★
これまで私は留学生について一言も触れてこなかった。
それだけ最近の自分にとって留学生と接するのはごくごく当たり前な日常的なことなのかなと今感じている。
初めのころ留学生との間に感じていた壁は確かにもうない。ひとつのものをみんな一丸となって作り上げていくことで日本人と変わらず、留学生だから…などと意識することはなくなっていった。大好きな友達がたくさんいる。“留学生”の友達ではなく「友達」。「留学生の」と付けなくても友達を思い浮かべると自然に思い浮かんでくる。
韓国人留学生のキョンテと話していると日韓関係の話になることがしばしばある。キョンテの意見に驚くこともあるし、私の今までの考え方では理解できないこともある。国と国の壁に、そのどうしようもなさに憤りを感じることもある。私は「そうだよね、それ正しいよ」とは言わない。必要以上にムキになってしまい「それは違うよ。だってさぁ…」と続け、分かり合えないまま終わることの方が多い。でも、そうやって遠慮せずにぶつかり合えることが大変嬉しいし、キョンテのことが大好きである。一人の人間として、大切な友達として留学生と仲良くなれたことを本当にうれしく思っている。
★WIF2007★
私の今年のテーマは「パッションは伝播する」。去年のWIFを通し、間違いなく私に伝播してきたパッションを一人でも多くのひとに伝えたい、たくさんのものをくれたWIFに私も何か返していきたい、という思いでWIF2007のコミッティになった。日本人留学生関係なく多くの人と話すこと、自分を開いて知ってもらうこと、そして相手を知ること。これを目標に今日までやってきた。思い返すと様々なアクシデントや問題があって上の思い通りに進んだわけでは当然ない。でも、奇跡的にあったかい人たちがはじめたWIF、そこに集まってくる人も皆温かくて、毎日が感謝と感動の連続だった。人との出会いやつながりに心から感謝している。WIFにかかわる全員が大好きです。
冒頭に戻るが、私が今、心から早稲田を好きで仕方がないのは、WIFに出会ったからである。
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これは去年のWIF2007の展示企画『my story』に際し書き上げた文章である。
本番の3日前ぐらいに急遽馬場さんから持ちかけられ、夜中に本番前特有の異様なハイテンションで気持ちを書きなぐったから、相当荒い乱文になってるな、と読み返してみて思う。しかし、その分想いは伝わりやすいのかもしれない、とも思う。
なぜ、今になってこれをブログにあげたかというと、単に1年ぶりぐらいに読んで懐かしかったというしょうもない理由からである。
ではなぜ1年ぶりに読む気になったのか、というと、理由はあるのだけれど、恥ずかしいから書きません。
まぁ、そういうわけで、とにかく1年ぶりに去年の自分の想いと対面したわけである。
去年の今頃はWIF一色で、毎日パッション!パッション!叫んでて、毎日WIFのことを考えていた。夜遅くまで準備をしては、グレート(ミニインディア)かワセ弁食べて誰かの家に泊まり、朝まで作業をして、学校行ってビラ配りとかして、授業中は死んだように寝こけてた。WIFの何かをしているのが楽しくて仕方なくて、夜寝るのがもったいなくて、とにかく常に何かをしていたかった。それこそまさに、突っ走っていたのだと思う。
これを読んで、あの頃の自分を思い出してあぁ懐かしいなぁ、と思った。と同時に、そろそろエンジン全開で走り出せよ、自分。あの頃の自分を越えろよ、戸塚。と思った。
メガピース2008としての第一歩目の7月企画、やっと突っ走れそうです。
準備期間の短さとか運営人数とか、たぶんものすごくやばい状況だと思う。それはすごく分かってるんだけど、すっごいわくわくしてる自分がいる。というかめっちゃ楽しい!!わくわく!!
大丈夫。想いをこめれば輝きだす。どんなに小さいものでも想いをこめれば輝きだす。大好きな大先輩、清野さんやてっちゃんがよく言っていた言葉だ。
ついでにメガピの救世主、涙担当河田洋平の言葉も借りると、想いというのは相手の心と書いて「想い」。相手の心に思いを馳せて、届けたい相手のことを考えて、「想い」というのは形作られていく。
そんな「想い」をこめて作りたい。7月企画、頑張ろう。
・・・という決起にちなんで『my story』載せてみました。いえい。
P.S.『my story』企画、本当にやってよかったです、馬場さん。
メガピ7月企画、全然関われてなくてマジ申し訳ないです;;
今、一所懸命大学2年の生活に慣れるよう努力してっから、それが無理なくこなせるようになったら、少しずつ顔出していきたいって思えたよ。
戸塚ちゃんの熱意、伝わってきたぜぃ!!w
なんかこのブログ読んで、おいらもメガピにパッション伝播してきた!!!なんだかんだ言って去年に引き続き今年もパッション!!?てかまあ一生パッションだし。演出パッショる。ほどほどにってなんだよ自分!!!ばりにパッショるかも!笑
そして、「想い」の河田洋平氏の言葉が琴線に触れました涙涙涙 てか涙担当って!笑
文章で読む戸塚ちゃんは
いつもの感じとわりかし違ってて
おもしろ、って思ったのを覚えてる。
戸塚ちゃんの原点は
もう既にここで生まれてたんだね。
いまあらためて気がついた。
7月企画は大丈夫っしょ。
みんないい奴なんだから何とかなるよ。
ピンチもたくさんあるだろうけど。
ふぁいと~☆
コメントありがとう!うれしい!
ぽむも来れるときはいつでも参加してね。待ってるから!まずは大学、がんばって^^
>いーちゃん
てかいーちゃんのコメントが熱いよ!!笑
いやー良いよーやっぱパッションだと思う。
ただ叫んでるうるさいものじゃなく、人を巻き込むっていう意味でパッションを常に持ち続けたいと思ってます。うん。らぶ。
そしてちぇにーず早く練習やりたい!!!
>ばばさん
去年「ごつい文書くねー」って言われたの覚えてます笑
相手を知るとか、自分を開いて知ってもらうとか、人との出会い・つながりとか。原点がここにあったんだなぁって、明確さにちょっとビックリしました。
7月企画、馬場さんも歌いましょうねっ!!
元気出てきた、マジで、寝てる場合じゃない!
うお~~~~~~~~~~~
なにひよってるんだ、自分!
うお~~~~~~~~~~~
超越するのは、自分自身、
うお~~~~~~~~~~~