カオリン&チョチョリンの親育て・子育て

むちゃくちゃ気まぐれに思いついたことやら、好きな映画・舞台のことやら・・・ぼちぼちと書いております〜

フラガール(オレの人生、オレのもんだぁ〜)

2006年09月29日 | 映画・テレビ
正直、この映画は、全く見る気無かったんですが、たまたま、最近、この李相日監督作品、オダギリジョー&加瀬亮主演「スクラップ・ヘブン」映画HPは、こちら)をば見まして・・・この監督に嵌った。
で、この監督、例の村上龍原作&宮藤官九郎脚本、でもって、妻夫木聡主演映画「69」も撮ってる。(この映画、話は、ハチャメチャな展開なんですが、作品的には父と子や思想・信条&友情・・・って点で、シーンごとに感じるものがあって、なんか後に残るんですよね・・・、で、嫌いじゃないです。)

そんな李相日監督の最新作ってことで、興味が湧いて、映画「フラガール」、早速、見てきました。

「フラガール」映画HP


では、ストーリーは、

昭和40年、石油におされ閉鎖寸前に追い込まれた炭坑町では、炭坑夫たちに容赦も無くリストラの嵐が吹き荒れていた。
そんな中、会社の建て直しを計るため計画される温泉レジャー施設。
その名も「常磐ハワイアンセンター」・・・、キャッチフレーズは、「東北の地に常夏のハワイを」。
そして、その施設でメインイベントとなるアトラクションの要は、フラダンス。
しかし、最終的に集まったのは、炭鉱の町で生まれ育った、盆踊りしか踊ったことのない娘っこ四人だけだった・・・。
その上、施設オープンまでの期間は、たったの数ヶ月。
そんな至難のプロジェクトにかり出されたのは、本場ハワイでフラダンスを習得したSKD出身の平山まどか(松雪泰子)。だが、借金返済目的だけに遥々流れてきた彼女にとって、この仕事は、熱の入る仕事ではなかった。
やる気のない講師とド素人のダンサー予備軍との対立。
しかし、そんな彼女達のわだかまりは、練習場でひとり踊る平山まどかの華麗なるポリネシアンダンスが、解決してくれる。そう、まどかの踊りを見た早苗(徳永えり)、紀美子(蒼井優)、初子(池津祥子)、小百合(南海キャンディーズしずちゃん)は、その時、フラダンスへの熱い思いを抱くのだった・・・。
その後、彼女達の熱意に応えるように指導に熱が入るまどか。
リストラされた家族を支えるため、ダンサー希望者も増え、次第に形を整え始めるフラガールズ。
しかし、まどかや彼女達に対する町の視線は冷たかった・・・。

はたして、「東北の地に常夏のハワイ」は、彼女達の熱い思いとともに、鮮やかハイビスカスの花のごとく花開くことが出来るのか・・・。

この映画、想定外に泣かされました。
それも、予想を反して、お笑いのしずちゃんに!!
父親が鉱山の事故で死んだ日に、キャンペーンの舞台に立つことを選択する小百合(しずちゃん)の涙のシーンは、かなり
それまでに、内気な娘・小百合を晴れやかな舞台に立たしてやりたい父親(志賀勝)の思い入れを感じさせるカットがいろいろと撮られているので、この彼女の決断は、彼女の父が本当に望んだことなんだと言うことをフラガール皆が感じ取っている(この時点で、彼女達は一体になってるんですよね。)・・・ってことが分かるいいシーンでした。
その他にも、紀美子がレッスン場で、ポリネシアンダンスを一人練習しているところへ、ダンスすることを許していない母親(富司純子)が、紀美子の親友から届いた小包を持ってきて、彼女のダンスを見つめるシーンが、またいいのです。最初は怒りを残した目つきで見つめながら、しだいに彼女の華麗なダンスに娘の頑張りを感じ、応援する親の目に変わっていく・・・、富司純子の演技が、上手い!さすが、緋牡丹お龍!!寺島しのぶのおっかさん!!
松雪泰子のプライドが高く、チョッと気のきつい平山まどかが、生徒を指導することで、懐の大きないい先生に変わっていく姿も
それよりなにより、蒼井優は、すごい!!なまりのきいた台詞回しもですが、富司純子相手に互角に渡りあう演技力といい、あのラストのポリネシアンダンスといい、ホント絶品です!!

で、余談ですが、ハワイアンセンターのやしの木が寒さでやられるってんで、各家からストーブ調達するってくだりで、出てくるストーブが全部石油ストーブなんですよね。石油で廃坑に追い込まれる炭鉱町なのに・・・。こういうところが、李相日監督らしい・・・ですかね。
李監督らしいといえば、ラストでソロダンスを踊る紀美子(蒼井優)とその姿を見守る母親(富司純子)のシーンと同時系列で、紀美子の兄(豊川悦司)が、少し迷いながらも、ハワイアンセンターへは行かずに、炭坑トロッコに乗って行くシーンは、(小説で言えば行間を読むってとこですかね)それぞれ三人の心の内が伝わってきて、印象に残るいいシーン。
でもって、炭坑のモノクロイメージとフラダンスの総天然色カラーのコントラストを使っって、現実の状態と未来への期待を上手く表現した作品でしたね。

ところで、この映画、本場アカデミー賞外国映画部門への日本代表として出品されるようですが、多分、興行成績が、予想以上に良かったら、去年の「ALWAYS 3丁目の夕日」なみに、またしても、今年の日本アカデミー賞総なめ・・・か?

この映画、久々にいい心の汗をかけました。 

ジャンル:
映画(DVD)
キーワード
フラガール ポリネシアン アカデミー賞 ハワイアンセンター 石油ストーブ 寺島しのぶ 南海キャンディーズ レジャー施設 常磐ハワイアンセンター オダギリジョー
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16 コメント

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TBさせていただきました。 (影野秀作(かげのしゅうさく))
2006-09-29 21:23:44
期せずしていい映画に出会いました。今年の日本アカデミー賞、応援したいですね。
ほんと、よかったです (カオリン)
2006-09-30 11:48:47
>影野秀作さんへ

予想外にいい映画で、またしても李相日監督にハマッチャイマシタ。

ごく普通の日常をあんなに感動的に描く監督に

今年の日本アカデミー賞、期待したいですね。
TBありがとうございました (ミチ)
2006-09-30 20:36:58
こんにちは♪

私も日本アカデミー賞で相当いいトコ行くんじゃないかと思いました。

本当は別の作品を応援しているのですが、単館系なのでちょっと無理かもしれません。
本場でのノミネートをも祈願 (カオリン)
2006-10-01 12:48:48
>ミチさんへ

「スクラップ・ヘブン」や「69」でも思ったんですが、この監督、何気ない日常のありふれた情景に社会的メッセージを込める手法は、なかなかのものです。

で、今年の日本アカデミー賞、少なくとも蒼井優は、期待できそう・・・。

できれば、本場のアカデミー賞でノミネートだけでもかかったら・・・と。
tbありがとうございました (サラ)
2006-10-01 17:46:37
いい映画でしたね!

ハリウッドでも頑張ってほしいです。

ワタシは韓国映画も好きで、全国公開作品はほとんど見るようにしてます。

イ・ビョンホンさんの映画は「バンジージャンプする」が好きです。相手役のイ・ウンジュさんも大好きな女優さんだったんですが・・・残念でした。

あと「恋愛中毒」のビョンホンさんの見つめる目もたまりませんね。
良いでしたぁ〜 (カオリン)
2006-10-01 19:59:19
>サラさんへ

この映画、久々に気持ちよく泣けたんで、満足でした。

で、ハリウッドのレッドカーペット踏んで欲しいなぁ・・・と。

>「バンジージャンプする」が好きです

私も「JSA」の次に好きな映画なんですよ。
GO!フラガール、世界へ。 (TATSUYA)
2006-10-04 09:06:29
達也です。



『フラガール』観てきました。

「ダンス、教えてくんちぇ」の福島弁と、

粋な女達の熱い思いと生き様。

そしてラストに魅せるダンスシーンが、

胸と目頭を熱くする、いい映画でした。

蒼井 優の瑞々しい演技も、松雪さんの

カッチョいい演技も良かったですが、

これが実話だという一言で、

同じプロットの「スイングカールズ」を

超えている気がします。

GO!フラガール、世界へ。



P.Sトラバさせてくださいね。

GO!GO! (カオリン)
2006-10-04 20:08:27
>TATSUYAさんへ

ほんと、いい映画でしたね。

久々にいい涙流せました。

たしかに「スウィングガールズ」や「ウォーターボーイズ」と似たプロットなんですが、実話ってところが売りですね。

個人的には、ノミネートだけでもいいんで、レッドカーペット踏んで欲しいなぁ・・・と。
こんにちは (カヌ)
2006-10-06 14:48:15
私もしずちゃんにはやられましたよ〜

石油ストーブとは気づきませんでした。

あれが事実なのかといえば、多分違うでしょうね(^^;
良かったでしょ〜 (カオリン)
2006-10-06 18:56:35
>カヌさんへ

しずちゃん、いい作品での女優デビューですよね。

>石油ストーブとは気づきませんでした。

アハハハ、変なところで、チョチョリン君なみの動体視力を発揮してしまいました。

もう一度、映画館に行きたい! (のぞみ)
2006-10-06 21:53:10
良い作品でしたよね。

蒼井優のダンスは、鳥肌ものでした。

映画の中で使われた福島の方言は、残念ながら違和感がありました。

>出てくるストーブが全部石油ストーブなんですよね。

石油ストーブの件は、実話のはずですよ。

確かに! (カオリン)
2006-10-07 08:18:21
>のぞみさんへ

ほんと感動の作品でしたよね。

蒼井優が、また上手い!!

>映画の中で使われた福島の方言は、残念ながら違和感がありました。

確かに、方言分からないものでも、チョッと・・・って思いましたが、「力道山」のソル・ギョング張りに言葉の違和感を演技とドラマで忘れさせてくれる作品でした。

石油ストーブが実話とは、まさしく現実は、小説より「面白い」!!
あえて、、、 (猫姫少佐現品限り)
2006-10-26 02:11:07
2人のソロ、ダメです。特に松雪。お尻が小さすぎ!

腰の動きがねぇ、、、動かしていても迫力がない。

やっぱり原住民には、勝てませんねぇ。
努力に拍手を (カオリン)
2006-10-26 17:16:44
>猫姫少佐現品限りさんへ

わたしゃ、蒼井優のダンスは、OKでしたよ。

松雪さんは、あの凄みのある台詞回しが粋でした。
監督 (kimion20002000)
2006-11-29 00:43:44
TBありがとう。
李監督は「69」で、世相というものを笑と涙で表現するコツをつかんだと思いますね。
こちらこそ (カオリン)
2006-12-01 20:41:07
>kimion20002000さんへ
この監督、「スクラップヘブン」で、嵌ったんですが、「69」も監督されてたんですよね。あのハチャメチャな「クドカン」さんの脚本を飽きさせずに見せてくれたのは、大したもんです。

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