
ロシア式の最敬礼のお辞儀なんでしょうか?イワン四世と最愛のアナスタシア♥(上は映画、下はバレエ)
 黒い服の皇帝の親衛隊(秘密警察)↑ ↓
 黒いマントを脱いだ皇帝の親衛隊
宗教者や皇族やウラジーミルと言った登場人物は省略されてます。

壁に描かれた絵も独特の雰囲気です。いつもはロシア正教の聖人等の絵が背景のことが多いのに、皇帝殺しを企てる場面では不気味な絵が。。。バレエでも死霊のような人たちが踊っています。何となく似た感じだなと思いました。




皇帝の親衛隊は反対派の貴族たちを粛清。
クルプスキー公爵は貴族の陰謀に巻き込まれて、アナスタシア殺しに加担。そんな血なまぐさい陰謀渦巻くロシアに愛想を尽かしたのか、国外に逃亡。




 舞台のソデに引っ込んでいるだけではなくポーランドに逃亡していることも表わしているようです。
クルプスキーと大貴族は、バレエ版だと「アナスタシア毒殺者のエフロシニア」という人物の役目も兼ねているようです。 バレエだけ見ると、クルプスキー公は愛していたアナスタシア暗殺に加わったように見え(少なくとも阻止できなかった)、微妙な役割でした。その他、バスマノフと言った皇帝の寵臣などは登場しません。
ニコライ・チェルカーソフの演技を見た後でも、ニコラ・ル・リッシュの怪演ぶりは遜色無いです。本当に素晴らしいです。
映画「イワン雷帝」も、兎に角長大な作品なので見るだけで骨が折れるのですが、時代背景が何となく分かってきたり、音楽に乗れるようになると引き込まれます。
歌舞伎のような大げさな目の動き、カメラのアングルの秀逸さ、調度品、衣装の豪華さ、素晴らしいです。第二部にテクニカラーというのでしょうか、カラーになりますが、その禍々しい赤い基調の画面がイワン雷帝の残酷さや怜悧さを表す上で相乗効果をもたらしていてゾクゾクしました。ニコライ・チェルカーソフも凄い役者ですね。
第三部が監督の死により制作されなかったのは本当に残念です。
劇中ではロシア正教の伝統的で荘厳な宗教音楽も流れるのですが、拷問と処刑を好んだ残虐な暴君が、敬虔な信仰心を持っていた事も表現しているのかもです。
そのうち「白銀侯爵」も来るし、もうちょっと勉強します。そしてまた映画とバレエを見直そうと思います。
|