![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/39/18d1056ef1afacce8b57bf367d04e9ac.jpg)
・・・・・・2010年、地球は危機に瀕していた。
宇宙虐滅軍団ウォースターを始めとし、秘密結社ミュージアム、砂漠の使徒など、地球を滅ぼさんとする脅威は、止まるところを知らなかった。
特に3年前に襲来し、一度は撃退したはずのナイトメアの再侵攻は凄まじく、毎日のように迫り来る襲撃(※)に、戦線はもはや疲弊の極みであった。
・・・・・・だが、人類は負けてはいなかった。
地球防衛の要”GT-R”に新たなる力を与え、大地を揺るがし空にそびえるその雄姿に、希望を込めてこう呼んだ。
その名は!
その名はッ!
その名はッッ!
その名はッッッ!
その名はァーッッッ!!
「マぁジーン、ゴぉーッ!!」
「”黒鉄(くろがね)の城”ぉぉーッッッ!!!」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/7d/f425bca366d87d95fd1535429dd710f8.jpg)
・・・・・・グォゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッ!!!!
(※)TOKYO MXにて平日夕方から再放送中。
■応募部門
制限なし!オレのOCを見ろ!!クラス
■エントリーマシンの外観写真
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/31/5f/52e0130e0ea7299fd80d2114de223344_s.jpg)
■エントリーマシンの内部写真
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/3f/c5/9986b19e46ac115dcedcbf7bb333bb3a_s.jpg)
電源だけはファンが付いており、このマシン唯一のファンでもあります。
あと気休めで側板に防音スポンジを付けてみました。
■エントリーマシンの冷却装置の写真
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/65/c4/a7e94416e36461e6ce71b3a8dee21b7e_s.jpg)
ポンプは撮影のためにむき出しですが、実際にはスポンジシート、バスタオル、古着などを重ね、更に様々な荷物を積み上げています。
クローゼットを閉じれば無音です。
■エントリーマシンの構成パーツ
<メインパーツ構成>
OS・・・・・・Microsoft/Windows7 Ultimate 64bit
CPU・・・・・・Intel/Core-i7 920(D0)
マザーボード・・・・・・GIGABYTE/GA-EX58A-UD7
メモリ・・・・・・Corsair/TR3X6G1600C7D
ビデオカード・・・・・・PowerColor/AX5750 1GBD5-S3DH
SSD・・・・・・Intel/SSDSA2MH080G2R5
HDD・・・・・・Western Digital/WD15EADS、WD5000AAKS *2(RAID0)※
光学ドライブ・・・・・・IO-DATA/BRD-SM4B
CPUクーラー・・・・・・(水冷構成を参照)
ケース・・・・・・Owltech/黒鉄(くろがね)=OWL-PC720(B)
電源・・・・・・Seasonic/SS-750KM
ディスプレイ1・・・・・・MITSUBISHI/RDT261WH
ディスプレイ2・・・・・・Toshiba/46Z3500
リムーバブルHDD・・・・・・Owltech/OWL-BF90SA(B)
カードリーダー・・・・・・Owltech/FA506(B)/BOX
NAS・・・・・・IO-DATA/HDL-GX500R、HDL4-G2.0(RAID5)
外付けHDD・・・・・・BUFFALO/HD-H1.0TU3(自作PCの祭典2009の賞品)
※HDDは3台ともSMART DRIVEに内蔵
WD15EADS=Grow Up Japan/SMART DRIVE Classic Cooper
WD5000AAKS=Grow Up Japan/SMART DRIVE 2002C
<水冷構成>
CPU・・・・・・Alphacool/HF 14 Livingstone
マザーボード・・・・・・GIGABYTE/GA-EX58A-UD7(標準添付品)
ポンプ・・・・・・Laing/D-5 DC-Pump、D-4 Basic DC-Pump
リザーバ・・・・・・EK Water Blocks/EK-Multioption reservoir 250
流量計・・・・・・KOOLANCE/INS-FM17
ラジエータ・・・・・・KOYORAD/BNR34 GT-R TYPE-R
冷媒・・・・・・BILLION/SUPER THERMO LLC TypeS
■解説文
もともとは「自作PCの祭典2009」で特別賞(AKIBA PC Hotline!賞)を受賞した、GT-Rのラジエータのマシンです。
さすがに極冷の出てくるオーバークロック部門では太刀打ちできないことはわかっていたので、勝手にオレが1番! 部門でエントリーしました。
結果的に部門賞は取れませんでしたが、静音と性能の追求が評価された点では、ありがたく思います。
・・・・・・が、GT-Rの実力は、そこで終わるほど底の浅いものではありません。
特に勝手にオレが1番! 部門は定格が条件だったため、それ以上の実力を見せることができませんでした。
RB26DETTを冷やすために生まれてきたラジエータが、定格動作をほぼ無音にしたという評価だけで終わりなのか。
・・・・・・否! 断じて否! こいつには「そ・の・先」がある!
それゆえここに再び、参戦を決意した次第であります。
もっとも、やっぱり5GHzとかの最高クロックを目指すことはしないわけですが(汗
と言うのも、こいつの使命は地球の平和を守ること毎週毎日のように放送されるTV番組のエンコードであって、決してベンチスピードを争うマシンではないのです。
そして最大の前提条件、それは兎にも角にも「静かに動く」ということ。
電源以外はファンレスで、HDDは3台ともスマドラに収めるという部分は、変わってません。もちろん、例によって水冷ポンプは2台ともクローゼットの中です。
2台のポンプは並列で設置し、リザーバーからそれぞれ水を吸い上げた後合流します。
これだと片方が故障しても、もう片方で冷却し続けることができます。
RAID1と同じような思想の安全対策です。
それから流路のシンプル化と廃熱の軽減のため、マザーボードの換装と、GTX285を撤去しました。
これで水冷ヘッドが二つだけとなり、流路を一本化しながらも、流量は以前と変わりません。
合計4個の流量計も水温計も取り払ったことで、ジョイント部分が激減。それに比例してケース内漏水のリスクも激減(1個だけポンプの近くに移設)しています。
人が、安心して眠るためにはっ・・・・・・!
また、大出力のビデオカードの熱から解放されたことにより、CPUとチップセットだけを効率よく冷やすことが出来ます。
もともとPCゲームとかやりませんので、GTX285は無用の長物だったんです。
期待してたCUDAによるエンコードも、わたしのエンコードのやり方では使えなかったみたいで。
そんなわけで、ミドルクラスながらファンレスの、PowerColorのHD5750に白羽の矢を立てました。
・・・・・・まあ御託はいいとして、実際にオーバークロックするとどうなるか、ですよね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/95/ca2da01d2b2f831ee569c101d1454204.jpg)
Core Speed=4.325GHz(ファンレス時)
規定にはありませんでしたが、せっかくだから3DMark06を回してみました。
これが今のところのファンレス自己ベストです。
見ての通り電圧が相当必要で、これ以上はマシンにとって多大な負荷を与えます。
1.5Vでも4.34GHz(207x21)はOSが立ち上がればバンザイな、おそらく平凡以下な性能のCPU個体ですので、常用するにはリスクが高すぎるのです。
繰り返しになりますが、こいつの使命は地球の平和を守ること毎週毎日のように放送されるTV番組のエンコードであって、決してベンチスピードを争うマシンではないのです。
さて、このマシンの本分であるTV番組のエンコードについて語りたいと思います。
まずは以下のデータを見てください。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/63/78/a77fa22a99e1f62a77d1714b49df2166_s.jpg)
2.8GHz(133x21)=約56分
注)CMOSクリア時の定格です。BIOS上ではBCRK133ですが、自動的に少し上がるみたいです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/63/78/a77fa22a99e1f62a77d1714b49df2166_s.jpg)
3.8GHz(181x21)=約41分
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/07/74/735ecb0219f867452d15d227be4f6d1d_s.jpg)
4.0GHz(191x21)=約39分
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/45/99/12a022365182fdedad6d7a199a2dde1c_s.jpg)
4.2GHz(201x21)=約37分
どれも24分ちょっとの同じソースを、H.264でエンコードしたものです。
Aviutlにて「自動フィールドシフト」と各種フィルタ(サイズ変更等)をいくつかかけた状態です。
定格である2.8GHzと、例えば4.2GHzまでOCした場合のエンコード時間は約19分差ということがわかると思います。
エンコードをしない人は「たかが19分くらいの差がなんだよ」と思うかも知れませんね。
では単位を変えたらどうでしょうか。
56時間と37時間では、なんと19時間もの差が生まれるんです。
仮に毎週10個の番組(300分のソース)でエンコードを行っていると、これは相当な差になってきます。
1ヶ月後、半年後、1年後には、どれだけの差になるのでしょうか・・・・・・。
ところでクロックがおおむね0.2GHz上がるごとに2分づつ早くなっていることがわかるのですが、必要電圧はそれより遙かな勢いで上昇します。
4.0GHz以上ではそれが顕著になり、特に4.2GHzあたりまで来ると、1.4V程度の電圧がないと正常動作が難しいです。
うちの環境でCPUの健康維持のためには、通常それ以下にしておく方が得策と思われます。
何しろ電源以外(CPU、チップセット、メモリ、ビデオカード)の冷却はファンレスですから。
ところでいかにメインPCに実力があろうと、エンコードする録画が用意できなければ無意味。
そしてその録画機がうるさければ本末転倒。
毎日のように放送される録画ソースを、HDDレコーダーで録画→PCにキャプチャしてたら、いくら時間があっても厳しいです。
それらを一挙に解決できるマシンのサポートが必要ですよね。
その答えはこちら。
2台のPCを稼動させても、回るのはメインPCの電源ファン1個のみ。
もちろんHDDは動きますが、すべてスマドラ内蔵です。
ただここまで来ると、そのスマドラに入ったHDDの音さえ何とかならないかと、考え始めるんですけどね・・・・・・。
USB3.0接続でHDDもクローゼットに追いやってみようかしらん。
最後に。
どんなにいい性能だろうと轟音マシンは二流、無音マシンこそ至高、というのがわたしのPC観です。
・・・・・・ふぅ、どうやら今夜も静かに眠れそうです。
■おまけ
【氷山の一角】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/38/a0/d381df3b071cc2afa1db995c9cf978bd_s.jpg)
今までつくった動画は・・・数える気も起きん。
30分番組は1つにつき、SDなら300~400MB、HDなら1280x720に縮めて500~600MBにする感じです。
ちなみに動画エンコードを始めたのは、まさに初代プリキュア無印の頃(Pentium4)だったり。
なお、当時のPrescottの悪夢(空冷騒音)はいまだにトラウマ。
【必殺技】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/38/a4/9550fe1f24835ef254991c98cfdef1f1_s.jpg)
悪い奴らをぶちのめすグレートタイフーン。
嵐を呼ぶぜ!
ちなみに必殺技を使えば4.3GHz以上は可能なのですが、ポリシーに反するのでこれ以上は追求しません。
こいつの使命は地球の平和を守ること毎週毎日のように放送されるTV番組の(以下略
宇宙虐滅軍団ウォースターを始めとし、秘密結社ミュージアム、砂漠の使徒など、地球を滅ぼさんとする脅威は、止まるところを知らなかった。
特に3年前に襲来し、一度は撃退したはずのナイトメアの再侵攻は凄まじく、毎日のように迫り来る襲撃(※)に、戦線はもはや疲弊の極みであった。
・・・・・・だが、人類は負けてはいなかった。
地球防衛の要”GT-R”に新たなる力を与え、大地を揺るがし空にそびえるその雄姿に、希望を込めてこう呼んだ。
その名は!
その名はッ!
その名はッッ!
その名はッッッ!
その名はァーッッッ!!
「”黒鉄(くろがね)の城”ぉぉーッッッ!!!」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/7d/f425bca366d87d95fd1535429dd710f8.jpg)
・・・・・・グォゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッ!!!!
(※)TOKYO MXにて平日夕方から再放送中。
■応募部門
制限なし!オレのOCを見ろ!!クラス
■エントリーマシンの外観写真
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/42/40/16972f0bd78fba73296e3f4b5986d5f3_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/54/44/0aa1d0ad585bbd52c4976dc1d75551ae_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/31/5f/52e0130e0ea7299fd80d2114de223344_s.jpg)
■エントリーマシンの内部写真
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/55/13/f12b9acdcfe3311982bcd8716a9b3250_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/63/ba/14632fa72a37812d435900f6ad47a4b3_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/7c/8f/b639e4011fa2a33812512cd199d7cc62_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/66/37/668e8daf4f28fa618e8d329cc42b72ae_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/3f/c5/9986b19e46ac115dcedcbf7bb333bb3a_s.jpg)
電源だけはファンが付いており、このマシン唯一のファンでもあります。
あと気休めで側板に防音スポンジを付けてみました。
■エントリーマシンの冷却装置の写真
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/18/eb/bcb1ab2cd39390103abe7bbace115737_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1f/af/fd4ec7f1bcbbc907f151285a52dc8102_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/65/c4/a7e94416e36461e6ce71b3a8dee21b7e_s.jpg)
ポンプは撮影のためにむき出しですが、実際にはスポンジシート、バスタオル、古着などを重ね、更に様々な荷物を積み上げています。
クローゼットを閉じれば無音です。
■エントリーマシンの構成パーツ
<メインパーツ構成>
OS・・・・・・Microsoft/Windows7 Ultimate 64bit
CPU・・・・・・Intel/Core-i7 920(D0)
マザーボード・・・・・・GIGABYTE/GA-EX58A-UD7
メモリ・・・・・・Corsair/TR3X6G1600C7D
ビデオカード・・・・・・PowerColor/AX5750 1GBD5-S3DH
SSD・・・・・・Intel/SSDSA2MH080G2R5
HDD・・・・・・Western Digital/WD15EADS、WD5000AAKS *2(RAID0)※
光学ドライブ・・・・・・IO-DATA/BRD-SM4B
CPUクーラー・・・・・・(水冷構成を参照)
ケース・・・・・・Owltech/黒鉄(くろがね)=OWL-PC720(B)
電源・・・・・・Seasonic/SS-750KM
ディスプレイ1・・・・・・MITSUBISHI/RDT261WH
ディスプレイ2・・・・・・Toshiba/46Z3500
リムーバブルHDD・・・・・・Owltech/OWL-BF90SA(B)
カードリーダー・・・・・・Owltech/FA506(B)/BOX
NAS・・・・・・IO-DATA/HDL-GX500R、HDL4-G2.0(RAID5)
外付けHDD・・・・・・BUFFALO/HD-H1.0TU3(自作PCの祭典2009の賞品)
※HDDは3台ともSMART DRIVEに内蔵
WD15EADS=Grow Up Japan/SMART DRIVE Classic Cooper
WD5000AAKS=Grow Up Japan/SMART DRIVE 2002C
<水冷構成>
CPU・・・・・・Alphacool/HF 14 Livingstone
マザーボード・・・・・・GIGABYTE/GA-EX58A-UD7(標準添付品)
ポンプ・・・・・・Laing/D-5 DC-Pump、D-4 Basic DC-Pump
リザーバ・・・・・・EK Water Blocks/EK-Multioption reservoir 250
流量計・・・・・・KOOLANCE/INS-FM17
ラジエータ・・・・・・KOYORAD/BNR34 GT-R TYPE-R
冷媒・・・・・・BILLION/SUPER THERMO LLC TypeS
■解説文
もともとは「自作PCの祭典2009」で特別賞(AKIBA PC Hotline!賞)を受賞した、GT-Rのラジエータのマシンです。
さすがに極冷の出てくるオーバークロック部門では太刀打ちできないことはわかっていたので、勝手にオレが1番! 部門でエントリーしました。
結果的に部門賞は取れませんでしたが、静音と性能の追求が評価された点では、ありがたく思います。
・・・・・・が、GT-Rの実力は、そこで終わるほど底の浅いものではありません。
特に勝手にオレが1番! 部門は定格が条件だったため、それ以上の実力を見せることができませんでした。
RB26DETTを冷やすために生まれてきたラジエータが、定格動作をほぼ無音にしたという評価だけで終わりなのか。
・・・・・・否! 断じて否! こいつには「そ・の・先」がある!
それゆえここに再び、参戦を決意した次第であります。
もっとも、やっぱり5GHzとかの最高クロックを目指すことはしないわけですが(汗
と言うのも、こいつの使命は
そして最大の前提条件、それは兎にも角にも「静かに動く」ということ。
電源以外はファンレスで、HDDは3台ともスマドラに収めるという部分は、変わってません。もちろん、例によって水冷ポンプは2台ともクローゼットの中です。
2台のポンプは並列で設置し、リザーバーからそれぞれ水を吸い上げた後合流します。
これだと片方が故障しても、もう片方で冷却し続けることができます。
RAID1と同じような思想の安全対策です。
それから流路のシンプル化と廃熱の軽減のため、マザーボードの換装と、GTX285を撤去しました。
これで水冷ヘッドが二つだけとなり、流路を一本化しながらも、流量は以前と変わりません。
合計4個の流量計も水温計も取り払ったことで、ジョイント部分が激減。それに比例してケース内漏水のリスクも激減(1個だけポンプの近くに移設)しています。
人が、安心して眠るためにはっ・・・・・・!
また、大出力のビデオカードの熱から解放されたことにより、CPUとチップセットだけを効率よく冷やすことが出来ます。
もともとPCゲームとかやりませんので、GTX285は無用の長物だったんです。
期待してたCUDAによるエンコードも、わたしのエンコードのやり方では使えなかったみたいで。
そんなわけで、ミドルクラスながらファンレスの、PowerColorのHD5750に白羽の矢を立てました。
・・・・・・まあ御託はいいとして、実際にオーバークロックするとどうなるか、ですよね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/95/ca2da01d2b2f831ee569c101d1454204.jpg)
Core Speed=4.325GHz(ファンレス時)
規定にはありませんでしたが、せっかくだから3DMark06を回してみました。
これが今のところのファンレス自己ベストです。
見ての通り電圧が相当必要で、これ以上はマシンにとって多大な負荷を与えます。
1.5Vでも4.34GHz(207x21)はOSが立ち上がればバンザイな、おそらく平凡以下な性能のCPU個体ですので、常用するにはリスクが高すぎるのです。
繰り返しになりますが、こいつの使命は
さて、このマシンの本分であるTV番組のエンコードについて語りたいと思います。
まずは以下のデータを見てください。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/47/b5/c96a28a7ebc52f32a5d4092a1782eccd_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/63/78/a77fa22a99e1f62a77d1714b49df2166_s.jpg)
2.8GHz(133x21)=約56分
注)CMOSクリア時の定格です。BIOS上ではBCRK133ですが、自動的に少し上がるみたいです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/59/43/8b26d12d502c833803c04ac73448eeab_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/63/78/a77fa22a99e1f62a77d1714b49df2166_s.jpg)
3.8GHz(181x21)=約41分
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/39/a8/9a91a22c46da0da795a7505100852fe0_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/07/74/735ecb0219f867452d15d227be4f6d1d_s.jpg)
4.0GHz(191x21)=約39分
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/71/81/089faaced78b1cf444a7ee56268d3e8e_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/45/99/12a022365182fdedad6d7a199a2dde1c_s.jpg)
4.2GHz(201x21)=約37分
どれも24分ちょっとの同じソースを、H.264でエンコードしたものです。
Aviutlにて「自動フィールドシフト」と各種フィルタ(サイズ変更等)をいくつかかけた状態です。
定格である2.8GHzと、例えば4.2GHzまでOCした場合のエンコード時間は約19分差ということがわかると思います。
エンコードをしない人は「たかが19分くらいの差がなんだよ」と思うかも知れませんね。
では単位を変えたらどうでしょうか。
56時間と37時間では、なんと19時間もの差が生まれるんです。
仮に毎週10個の番組(300分のソース)でエンコードを行っていると、これは相当な差になってきます。
1ヶ月後、半年後、1年後には、どれだけの差になるのでしょうか・・・・・・。
ところでクロックがおおむね0.2GHz上がるごとに2分づつ早くなっていることがわかるのですが、必要電圧はそれより遙かな勢いで上昇します。
4.0GHz以上ではそれが顕著になり、特に4.2GHzあたりまで来ると、1.4V程度の電圧がないと正常動作が難しいです。
うちの環境でCPUの健康維持のためには、通常それ以下にしておく方が得策と思われます。
何しろ電源以外(CPU、チップセット、メモリ、ビデオカード)の冷却はファンレスですから。
ところでいかにメインPCに実力があろうと、エンコードする録画が用意できなければ無意味。
そしてその録画機がうるさければ本末転倒。
毎日のように放送される録画ソースを、HDDレコーダーで録画→PCにキャプチャしてたら、いくら時間があっても厳しいです。
それらを一挙に解決できるマシンのサポートが必要ですよね。
その答えはこちら。
2台のPCを稼動させても、回るのはメインPCの電源ファン1個のみ。
もちろんHDDは動きますが、すべてスマドラ内蔵です。
ただここまで来ると、そのスマドラに入ったHDDの音さえ何とかならないかと、考え始めるんですけどね・・・・・・。
USB3.0接続でHDDもクローゼットに追いやってみようかしらん。
最後に。
どんなにいい性能だろうと轟音マシンは二流、無音マシンこそ至高、というのがわたしのPC観です。
・・・・・・ふぅ、どうやら今夜も静かに眠れそうです。
■おまけ
【氷山の一角】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/38/a0/d381df3b071cc2afa1db995c9cf978bd_s.jpg)
今までつくった動画は・・・数える気も起きん。
30分番組は1つにつき、SDなら300~400MB、HDなら1280x720に縮めて500~600MBにする感じです。
ちなみに動画エンコードを始めたのは、まさに初代プリキュア無印の頃(Pentium4)だったり。
なお、当時のPrescottの悪夢(空冷騒音)はいまだにトラウマ。
【必殺技】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/6c/99/ae411d48c450f4809d2064fe7eb0f712_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/38/a4/9550fe1f24835ef254991c98cfdef1f1_s.jpg)
悪い奴らをぶちのめすグレートタイフーン。
嵐を呼ぶぜ!
ちなみに必殺技を使えば4.3GHz以上は可能なのですが、ポリシーに反するのでこれ以上は追求しません。
こいつの使命は