■能書き
PT2でデジタル放送を録画してるみなさん。
便利だからと言って手当たり次第に録画してると、HDDがあっという間に埋まってしまいませんか?
仮に30分番組をそのまま残せば2.5~4GBくらいになります。
これはDVD-R一枚に匹敵する量です。
1ヶ月で数百GBなんて録画してたら、容量がいくらあっても足りません。
そこで必要な映像はエンコード圧縮して残しましょう。
BDで焼けばいいじゃんと言う方、それとていいとこ10番組も入らないんじゃないですか(25GBディスク時)?
しかしエンコードをすれば、十分綺麗な映像が500~600MBくらいに押さえられます。元データの2割以下の大きさにできるのです。
加えてCMカットも手軽にできるし、動画ファイルとしてHDDに残せばいつでもWクリックで開けます。
保存するにしてもコンパクトにしてあった方が、ディスク容量や枚数の節約になります。
どうしてもこれだけは本放送時の状態を残したい、というものでもなければ、是非エンコードしてから保存することをオススメします。
なお、綺麗に動画をエンコードするテクはいろいろありますが、基本的なところを押さえてからいろいろ実験してみてください。
とりあえずこれから書くことは基本と、ちょっとした応用も入っていて、結構綺麗になるとは思います。
読む方も大変ですから、少しづつ小分けにします。
と言うわけで、まずは準備編です。
------------------------------------------------------
■用意するもの
・PT2で録画したTSファイル
当たり前ですね。食材がなければ料理のしようがありません。
用意の仕方は他をあたってください。
・DGIndex
PT2で録画したTSファイルを、動画と音声(aac)に分離します。
最新の「DGMPGDec Version ~ Executables」ってやつでいいです。
・faad
DGIndexで分離した音声(aac)をwavファイルに変換します。
一番上の「FAAD2v2.7 for Win32」と書いてあるところのdownloadをクリックします。
名前からして32bit版くさいですが、Win7-64bit版でも使えます。うちがそうだし。
・x264本体
エンコード圧縮するためのコーデック本体です。
上の方の最新版をどうぞ。結構頻繁にアップデートしますが、無理して常に最新版にしなくてもいいです。
・Nero AAC コーデック
音声のエンコードに使用します。
ダウンロードの際にメアドを聞かれますが、律儀に書かなくても適当に「x@x.com」とでも入れておけば平気です。
この中の「neroAacEnc.exe」と「libgpac.dll」が必要です。
・mp4box
x264とneroで出力する際、これを使用します。
「Download (direct link)」でダウンロードします。
64bit版OSの場合は「Download MP4Box 64 bit version here」の方をどうぞ。
・AviUtl本体
Aviutl本体です。
何年も使い続け、お世話になってます。もちろん最新版で結構です。
※以下、Aviutlのプラグインです。基本的には、それぞれ適当なフォルダに解凍ソフトで解凍し、aviutl.exeのあるフォルダに移動します。
・Lanczos 3-lobed 拡大縮小
動画の画面サイズを指定します。
・自動フィールドシフト インタレース解除プラグイン
インタレース解除します。標準の自動モードより綺麗になります。
下のロゴ解析にも必要です。
・透過性ロゴフィルタ+ロゴ解析プラグイン
右上に常時表示されている放送局のロゴを目立たなくさせます。
・拡張 x264 出力(GUI)
x264で出力する際に、neroやmp4boxで音声エンコードする機能を追加(?)します。
一番下の方にある、「x264.~.release~.rar」をクリックしてダウンロードします。
解凍後、「auo」というフォルダの中にある、2つのファイル(x264gui.auoとx264gui.ini)をaviutl.exeのあるフォルダに移動します。
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■素材の下準備(その1)
録画したTSファイルを以下のように処理します。
DGIndex.exeを起動します。
メニューの「File」→「Open」で、録画したTSファイルを指定して「開く」をクリック。
もう一回読み込むような別のウインドウが出ますが、「OK」をクリックします。
読み込みができたら、メニューの「Stream」→「Detect PIDs: PAT/PMT」を開きます。
上から2番目あたりにある「MPEG2 Video~」を選んで、「Set Video」をクリックします。
次にそのすぐ下にある「AAC Audio~」を選んで、「Set Audio」をクリックします。
両方やったら右端の「Done」をクリックします。
この作業は一度やったら、たぶん今後必要ないと思います。
メニューの「File」→「Save Project」を選びます。
ファイル名の変更は特に必要がないので、そのまま「保存」をクリックします。
→
「Information」というタイトルの縦長のウインドウが出るので、しばらく待ちます。
下の方にあるStatusという枠内のRemainが「FINISH」となったら完了です。
「(タイトル)PID~DELAY~ms.aac」と「(タイトル).d2v」の2つのファイルができていることを確認してください。
以上でDGIndex.exeでの作業は終了です。
■素材の下準備(その2)
次は音声データの変換をします。
faad.exeのあるフォルダを開きましょう。
faad.exeに、先ほどつくった「(タイトル)PID~DELAY~ms.aac」をドラッグ&ドロップします。
DOS窓のような画面が出るので、消えるまで放置します。そんなに時間はかかりません。
「(タイトル)PID~DELAY~ms.wav」というファイルが、新たにつくられたことを確認しましょう。
これだけです。
以上でfaad.exeでの作業は終了です。
次回はAviutlを使った、画像の補正です。
PT2でデジタル放送を録画してるみなさん。
便利だからと言って手当たり次第に録画してると、HDDがあっという間に埋まってしまいませんか?
仮に30分番組をそのまま残せば2.5~4GBくらいになります。
これはDVD-R一枚に匹敵する量です。
1ヶ月で数百GBなんて録画してたら、容量がいくらあっても足りません。
そこで必要な映像はエンコード圧縮して残しましょう。
BDで焼けばいいじゃんと言う方、それとていいとこ10番組も入らないんじゃないですか(25GBディスク時)?
しかしエンコードをすれば、十分綺麗な映像が500~600MBくらいに押さえられます。元データの2割以下の大きさにできるのです。
加えてCMカットも手軽にできるし、動画ファイルとしてHDDに残せばいつでもWクリックで開けます。
保存するにしてもコンパクトにしてあった方が、ディスク容量や枚数の節約になります。
どうしてもこれだけは本放送時の状態を残したい、というものでもなければ、是非エンコードしてから保存することをオススメします。
なお、綺麗に動画をエンコードするテクはいろいろありますが、基本的なところを押さえてからいろいろ実験してみてください。
とりあえずこれから書くことは基本と、ちょっとした応用も入っていて、結構綺麗になるとは思います。
読む方も大変ですから、少しづつ小分けにします。
と言うわけで、まずは準備編です。
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■用意するもの
・PT2で録画したTSファイル
当たり前ですね。食材がなければ料理のしようがありません。
用意の仕方は他をあたってください。
・DGIndex
PT2で録画したTSファイルを、動画と音声(aac)に分離します。
最新の「DGMPGDec Version ~ Executables」ってやつでいいです。
・faad
DGIndexで分離した音声(aac)をwavファイルに変換します。
一番上の「FAAD2v2.7 for Win32」と書いてあるところのdownloadをクリックします。
名前からして32bit版くさいですが、Win7-64bit版でも使えます。うちがそうだし。
・x264本体
エンコード圧縮するためのコーデック本体です。
上の方の最新版をどうぞ。結構頻繁にアップデートしますが、無理して常に最新版にしなくてもいいです。
・Nero AAC コーデック
音声のエンコードに使用します。
ダウンロードの際にメアドを聞かれますが、律儀に書かなくても適当に「x@x.com」とでも入れておけば平気です。
この中の「neroAacEnc.exe」と「libgpac.dll」が必要です。
・mp4box
x264とneroで出力する際、これを使用します。
「Download (direct link)」でダウンロードします。
64bit版OSの場合は「Download MP4Box 64 bit version here」の方をどうぞ。
・AviUtl本体
Aviutl本体です。
何年も使い続け、お世話になってます。もちろん最新版で結構です。
※以下、Aviutlのプラグインです。基本的には、それぞれ適当なフォルダに解凍ソフトで解凍し、aviutl.exeのあるフォルダに移動します。
・Lanczos 3-lobed 拡大縮小
動画の画面サイズを指定します。
・自動フィールドシフト インタレース解除プラグイン
インタレース解除します。標準の自動モードより綺麗になります。
下のロゴ解析にも必要です。
・透過性ロゴフィルタ+ロゴ解析プラグイン
右上に常時表示されている放送局のロゴを目立たなくさせます。
・拡張 x264 出力(GUI)
x264で出力する際に、neroやmp4boxで音声エンコードする機能を追加(?)します。
一番下の方にある、「x264.~.release~.rar」をクリックしてダウンロードします。
解凍後、「auo」というフォルダの中にある、2つのファイル(x264gui.auoとx264gui.ini)をaviutl.exeのあるフォルダに移動します。
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■素材の下準備(その1)
録画したTSファイルを以下のように処理します。
DGIndex.exeを起動します。
メニューの「File」→「Open」で、録画したTSファイルを指定して「開く」をクリック。
もう一回読み込むような別のウインドウが出ますが、「OK」をクリックします。
読み込みができたら、メニューの「Stream」→「Detect PIDs: PAT/PMT」を開きます。
上から2番目あたりにある「MPEG2 Video~」を選んで、「Set Video」をクリックします。
次にそのすぐ下にある「AAC Audio~」を選んで、「Set Audio」をクリックします。
両方やったら右端の「Done」をクリックします。
この作業は一度やったら、たぶん今後必要ないと思います。
メニューの「File」→「Save Project」を選びます。
ファイル名の変更は特に必要がないので、そのまま「保存」をクリックします。
→
「Information」というタイトルの縦長のウインドウが出るので、しばらく待ちます。
下の方にあるStatusという枠内のRemainが「FINISH」となったら完了です。
「(タイトル)PID~DELAY~ms.aac」と「(タイトル).d2v」の2つのファイルができていることを確認してください。
以上でDGIndex.exeでの作業は終了です。
■素材の下準備(その2)
次は音声データの変換をします。
faad.exeのあるフォルダを開きましょう。
faad.exeに、先ほどつくった「(タイトル)PID~DELAY~ms.aac」をドラッグ&ドロップします。
DOS窓のような画面が出るので、消えるまで放置します。そんなに時間はかかりません。
「(タイトル)PID~DELAY~ms.wav」というファイルが、新たにつくられたことを確認しましょう。
これだけです。
以上でfaad.exeでの作業は終了です。
次回はAviutlを使った、画像の補正です。