なんか、えらく長い記事タイトルですみません。
深津絵里さん(当時は水原里絵さん)のデビュー作として知られる金子修介監督の映画『1999年の夏休み』が、金子監督の最新作『少女は異世界で戦った』完成記念イベントの一環として、映画館でフィルム上映されました!
なんで上映されたのかというと、上記の2作品には、
美少女4人が主人公×ソックスガーター (+ショートカット)
という共通点があるから??
行ってきたので、簡単なレポ書きます。
◆『1999年の夏休み』リバイバル上映&映画『少女は異世界で戦った』公開記念トークショー
日時: 9月12日(金) 20時~22時40分(20分の休憩時間込み)
場所: 新宿バルト9(シアター8)
客入り: ぎりぎり間に合ってよかったです~。9割くらい埋まっていました。客層は幅広いですが、30代以上が多かったと思います。男女比は半々くらい?
内容: 最初に金子監督のお話が少しあり、その後『1999年の夏休み』上映、20分の休憩時間をはさんで、トークショーがありました。
トークショーの登壇者:金子修介監督、『1999年の夏休み』主演の宮島依里さん、『少女は異世界で戦った』出演の花井瑠美さん、武田梨奈さん、清野菜名さん、加弥乃さん。
このトークショーに関する記事です。
シネマトゥデイ
http://www.cinematoday.jp/page/N0066261
最後にフォトセッションがあり、観客も撮影可!(是非ブログにアップして!)とのことなので、掲載します。
◆映画『1999年の夏休み』の感想
フィルム映像は味わいがあり、すごくよかったです。現代のクリアな映像に慣れているので、むしろ新鮮でした。この映画のフィルム映像を映画館で観るのは、最初で最後かもしれません。
深津さん、すごくかわいらしい男の子でした。末っ子タイプですよね。友達につっかかったり、ボールをけったり、男の子っぽい。でも、お花を摘んだり、かわいらしいところもある。
声も、ああ、深津さんの声だなぁって。深津さんの演技は初々しい感じですが、甘えん坊な感じが出ていて、よかったです。
他の女優さんの声は(宮島さん演じる悠以外)声優さんがやっていることもあり、上手でした。高山みなみさんや佐々木望が担当しているんですよね。びっくりです。金子監督の話では、お二人とも新人のときにオーディションを受けに来たそうです。
異世界のような、独特の世界観、不思議な装置。男の子を少女が演じ、さらに声優が吹き替えするというややこしい設定。男の子同士の恋愛、嫉妬、様々な感情が入り乱れ、薫の正体が徐々に明らかになるエンディング。引き込まれました。
会場入り口にありました。
◆トークショーの感想
主演女優の26年後、ということで、主演の宮島さんが登場。不思議な感じですね。26年たっているとは信じられない。すごく綺麗でした。
宮島さんは、昨日公開の映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の吹き替えを担当されているそうです。凶暴なアライグマが登場する映画ですね!(TVCMのイメージ)
トークショーを通じてわかったこと。金子監督はショートカット好き(笑)。この2本の映画は美少女×ソックスガーターくらいしか共通点がないのに、イベントをやってしまったそうです。でも、盛り上がってよかったですね!
深津さんの話題は・・・。
司会の方「深津絵里さんが刈り上げしていますが…」
金子監督「ショートカットが好きなんです…」
司会「監督が?」 (会場 笑)
司会「これは監督の指示ですか?」
金子監督「でも、オーディションのときから彼女はショートでしたよ」
さらに、深津さんファンは噂として聞いたことがあるかもしれない、事務所の倒産話が。
『1999年の夏休み』では「水原里絵」としてクレジットされているのですが、当時金子監督は現場で「深津」と呼んでいたそうです。
金子監督「深津のほうがいいと思ったんだけどね、水原里絵でデビューしたんだよ…」
水原里絵でデビューしたにも関わらず、当時所属していた事務所が倒産してしまい、アミューズに移籍。
金子監督「本名でもよさそうなのに、アミューズでは「高原里絵」と「深津絵里」でデビューすることになったんで、当時彼女は3つの名前をもっていたんですよ」
金子監督の口から深津さんの芸名話が出るとは…。貴重な経験でした。
そして、最新作「少女は異世界で戦った」の話題に。美少女×ソックスガーターというだけでなく、本格的なアクションシーンのある映画、というアピールがされていました。たしかに、予告編でもアクションシーンの連続でした!
それにしても、26年前の映画が映画館で上映されて、当時のキャストの今がみられるなんて…。奇跡的ですね!
映画『1999年の夏休み』の音楽を担当されていたピアニストの中村由利子さんもいらっしゃっていました。普通にチケットを購入して観客席にいらしたとか。
あと、監督が強調されていたのは、「『トーマの心臓』は原作でなく、原案です」、ということでした。萩尾望都さんのご厚意で、モチーフとして使わせていただいた、だからこのようなイベントでは必ずそのようにお話ししている、と。しかし、トーク中はしきりに「トーマの心臓」のことを「原作」と呼んでいて(笑)、気分は原作なのでは、と思ってしまいました(笑)。