モサド、その真実

2008-01-22 20:41:42 | Weblog
という本をご存じだろうか?
落合信彦が書いた元モサド長官や諜報員とのインタビューを中心にしたノンフィクションだ。
私が、なぜこの本を選んだのかは、べつの雑誌でモサドはリクルートに大変気を遣う上、研修に一人一億円を投じる、という記事を読み、そんな選ばれし者たちはどのような人たちなんだろうと純粋に興味があったからである

結果、、私はイスラエルという国と自分のおかれた状況のあまりの違いに驚き25歳にもなってろくに中東問題に興味をしめさずにきた自分を恥ずかしくも思った。
そして、誇り高き彼らに尊敬という一言ではあらわせないー同じ人間としてここまで、ちがっていいのかという絶望感さえ漂ったー何かを感じた。
イスラエル、ユダヤ人、決して安全の中に身を置いたことのない、憎しみと哀しみに満ちた歴史を歩んできた彼らから生まれた諜報機関、モサドはだからこそ、優秀でなければならず、愛国心というただその一心から自らを常に危険な状態におかなければならない。
自分の信念をいかに通せるか、いかに機転が利くか、ある人はモサドに入るための条件をこういう。
他人になりすます時、その仮の姿ーカバーーと自分をいかになじませるかが大事だ、とも。
ある人は、外向性と積極性がなくてはこの仕事は務まらない、と、いう。

深夜一時、エルサレムの首相官邸の傍らに立ち、警官から不審尋問を受ける。事前に警察は「テロリストが首相官邸に出没するおそれがある」という密告かいたずらか苦しむ電話がかけられている。どうきりぬけるか?

これが、たとえば、モサドの採用試験である。
あなたなら、どう切り抜けますか??
生半可な気持ちや、能力では、入れないということがよくわかるでしょう。

モサドという組織で感動したのは、彼らの組織のメンバーが捕まったり、殺されたりしたときは、どんな形であってもあらゆる手段をつかって彼らを助ける、ということである。死体になった時でさえ、必ずイスラエルの地に葬る最大限の努力をする。どんなアンフェアな条件であっても。
これがモサドをさらに強固に、信頼関係を築いている理由だろう。


最後に、、この本をあとがきまで読み終わって、びっくりした。
1981年11月20日。。。。。
私が生まれた前の年だ。
それから25年以上たつのに、中東情勢をはじめ、世界の緊張はあまり変わっていないんだ。相変わらず、テロがおき、戦争がおき、、、、

現在のモサドはどうなっているんだろう。
どんな活躍をしているのだろう。
そして今のイスラエルは??
国際問題にもっと目をむけなくてはと、反省した一日でした

朝 クッキーとコーヒー
昼 おにぎり2つ チキン スープ
夜 春雨スープ わかめスープ じゃがりこ、スナック