午後はこっちで第4胃右方変位の手術。いつもは立位枠場保定でやるが、今日は事情があって仰臥で傍正中切開。
会陰部で切開していたが、今日は陰嚢頭側を切開し尿道内の結石を崩した。尿は出るようになったが・・・・・・
どちらも往診でこの牛達を担当している先生達の執刀。
家畜共済獣医師の技術情報誌「家畜診療」の編集委員をしていたとき、肥育牛の尿石の治療を特集してはどうかと意見をだしたが、「もう確立されている技術なので、その必要なし」ということで採用されなかった。
しかし、尿石症の外科手術方法はいまだに新しい方法が考案され続けている。結局、どの方法も一長一短で決め手がないということではないのか。それなら、それぞれの方法の長所、短所を整理しておく必要があるのではないか。
すぐ屠場へ出したいときはどうする。まだ長く肥育しなければいけない牛のときはどうする。膀胱が破裂してしまっているときはどうする。
kiri先生、そちらではどうしてますか~?