動機/The Motive
『間違いの悲劇』(創元推理文庫)に収録。
*別訳はEQMM日本語版1959年4~5月号収録。
【ミッシング・リンク中編】
☆登場人物リスト
スーザン・マーシュ・・・図書館の若き赤毛の司書
フローラー・スローン・・・守銭奴の老嬢。独裁者
ウィル・ピース・・・中古車屋
トム(トミー)・クーリー・・・農夫の息子。読書好きの少年
ジョン・クーリー・・・トミーの父
リンク・ピアス・・・副保安官。スーザンの幼なじみ
(リンカーン・ピアス)
サンフォード・ブラウン・・・主席行政委員。第一捜索隊長
ローリー・フォーセット・・・老警官。第二捜索隊長
フレンチー・ラフォン・・・リンクの率いる第三捜索隊の隊員
バクストン博士・・・嘱託検死官
ビブ・ハドレー・・・ラフォンの店のバーテン
ウェス・バートレット・・・ノースフィールドの町の住人
ハウイ・グレープ・・・ガソリンスタンドの経営者
ハウランド・・・郡保安官
アート・オームスビー・・・町の住人
フレンチー・ラフォンの兄・・・カナダから来た男
ラフォン老夫人
☆事件
ある年の秋、ノースフィールドの少年トミーが行方不明になった。本好きな彼を心配した司書スーザンは幼馴染の保安官補リンクの事務所を訪ね、捜索を要請する。しかしトミーの消息は掴めず、残された父親ジョンの焦燥は募るばかり。
春になって少年の死体が発見される。彼の後頭部は完全に潰れていた。リンクは精力的な調査を行ったが、成果は皆無。動機も、犯行の日時さえも不明。
そして5月末、町は再び死神に襲われた。新たな被害者。沸き起こる恐怖。
更迭騒動のさなか、リンクが見つけた犯人の“動機”とは?
☆コメント
ノン・シリーズです。探偵役はエラリイや『ガラスの村』のジョニー・シンとはまた違ったキャラクターの保安官補、リンカーン・ピアース(リンク)。所謂普通の青年。物語が彼でなく、スーザンを中心に展開するせいもあって、よけいに凡人に見える。
初出は1956年。『クイーン警視自身の事件』の前後でしょうか。作者がそろそろ名探偵エラリイに見切りをつけていた(?)時期と重なるようです。
実際受けた印象は『ハートの4』のボニーとタイラーが、ジェシイ・シャーウッドとクイーン警視風に事件に乗り出した、と言った感じでした。
最後に明かされる動機はかなり意外。ただし、伏線がやや弱いかも。
(Matorjiska)
『間違いの悲劇』(創元推理文庫)に収録。
*別訳はEQMM日本語版1959年4~5月号収録。
【ミッシング・リンク中編】
☆登場人物リスト
スーザン・マーシュ・・・図書館の若き赤毛の司書
フローラー・スローン・・・守銭奴の老嬢。独裁者
ウィル・ピース・・・中古車屋
トム(トミー)・クーリー・・・農夫の息子。読書好きの少年
ジョン・クーリー・・・トミーの父
リンク・ピアス・・・副保安官。スーザンの幼なじみ
(リンカーン・ピアス)
サンフォード・ブラウン・・・主席行政委員。第一捜索隊長
ローリー・フォーセット・・・老警官。第二捜索隊長
フレンチー・ラフォン・・・リンクの率いる第三捜索隊の隊員
バクストン博士・・・嘱託検死官
ビブ・ハドレー・・・ラフォンの店のバーテン
ウェス・バートレット・・・ノースフィールドの町の住人
ハウイ・グレープ・・・ガソリンスタンドの経営者
ハウランド・・・郡保安官
アート・オームスビー・・・町の住人
フレンチー・ラフォンの兄・・・カナダから来た男
ラフォン老夫人
☆事件
ある年の秋、ノースフィールドの少年トミーが行方不明になった。本好きな彼を心配した司書スーザンは幼馴染の保安官補リンクの事務所を訪ね、捜索を要請する。しかしトミーの消息は掴めず、残された父親ジョンの焦燥は募るばかり。
春になって少年の死体が発見される。彼の後頭部は完全に潰れていた。リンクは精力的な調査を行ったが、成果は皆無。動機も、犯行の日時さえも不明。
そして5月末、町は再び死神に襲われた。新たな被害者。沸き起こる恐怖。
更迭騒動のさなか、リンクが見つけた犯人の“動機”とは?
☆コメント
ノン・シリーズです。探偵役はエラリイや『ガラスの村』のジョニー・シンとはまた違ったキャラクターの保安官補、リンカーン・ピアース(リンク)。所謂普通の青年。物語が彼でなく、スーザンを中心に展開するせいもあって、よけいに凡人に見える。
初出は1956年。『クイーン警視自身の事件』の前後でしょうか。作者がそろそろ名探偵エラリイに見切りをつけていた(?)時期と重なるようです。
実際受けた印象は『ハートの4』のボニーとタイラーが、ジェシイ・シャーウッドとクイーン警視風に事件に乗り出した、と言った感じでした。
最後に明かされる動機はかなり意外。ただし、伏線がやや弱いかも。
(Matorjiska)
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