エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

養老渓谷

2016年11月27日 | ポエム
時ならぬ初雪があった日、千葉県の紅葉名所「養老渓谷」に出かけた。
紅葉に白い雪。
そのコントラストは、誠に見事であって滅多に出会えない。

おそらく・・・ぼくが死ぬる後もこうした景色は無いであろう。






「渓谷に季節重ねる雪降れり」







遊歩道の途中に三本の置石の渡りがあって、雪の為に難儀をした。
しかし、一見の価値ある景色に皆苦情を言わない。

縛れる寒さであったけれど、黙々と自然の中に身を置いている。
それが、楽しいのである。



この流れは、本流に合流してくる支流である。
その風情たるや、筆舌に尽くし難い。

泥濘の雪道を踏破したからこそ、出会えるのである。
自己満足であるけれど、嬉しい。

自然の造形は、神の意匠である。
そう思えるのである。



     荒 野人


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