エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

シンコペーション

2016年11月26日 | ポエム
syncopationとは、西洋音楽において拍節の強拍と弱拍のパターンを変えて独特の効果をもたらすことを言う。
日本語訳では「切分法」とする。

冬隣・・・晩秋から初冬にかけて「季節の音」は、シンコペーションである。
とりわけ、紅葉・黄葉のコンビネーションはそれである。



この林の中を歩きながら、ぼくは音を聞いている。
耳を敏くする。
豊かなオーケストラの音が、響いてくるのだ。



ぼくは、シャボン玉になって林を遊弋する。
風でもなく、女神の吐息で揺れる。

贅沢なシャボン玉、である。







「耳敏しシンコペーション秋の音」







こうして、ぼくの秋は終わり冬に入る。



錦木の赤は敏い。
その敏さに感動する。

錦木の赤は、オーケストラのチューニング。
オーボエが聞こえ、やがてコンマスの弦が響く。
コンサートのプログラム前の、このチューニングの時間が大好きだ。



やがて、陶然とした時間が流れるのだ。



     荒 野人
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