D.Gray-man 第212夜「A.Wをたずねて・君を呼ぶ」 感想

Dグレ212夜感想です。ネタバレ注意！







アレンを追って街中を駆け回る中、ふと何者かの視線を感じ立ち止まる神田。

一方、ジョニーは一台のゴーレムを起動する。教団の無線ゴーレムに似ているが、これはジョニーが造った別物で、標的につけた発信器を追尾する仕組みになっていた。アレンに再会した際、ジョニーは彼に発信器をつけていたのだ。



ストーｋ……ゴホン。
なるほど、再会を喜んでいるだけと見せかけてそんなことをしていたとは。
まあその発信器ティムに食われたけどねｗ

てか神田、無線ゴーレム連れてきてたんだ…。
教団に探知されないようにOFFにしてあるみたいだけど、そうまでしてわざわざ連れてきてるってことはやっぱいずれ戻るつもりなんだね。
戻った後どう説明するつもりなんだろう。「アルマの墓参りだ文句あるか。場所？言うかボケ」………な訳ないか。

で、このシルエットはやっぱ奴ですか奴ですねやっと出たかヒャッホウ（落ち着け。



橋の下で蹲るアレン。
ノアメモリーの侵蝕が急速に進んでおり、自分が自分でなくなる恐怖に震えていた。大丈夫、大丈夫と何度も何度も自分に言い聞かせ、必死に自我を保とうとするが、震えは止まらない。

アポクリフォスに触れて覚醒が収まったのなら、同じイノセンスならばもしかしたら――。藁にもすがる思いで神ノ道化を発動しようとするが、動揺しているせいかうまく発動できない。



下手に意識がある分怖いだろうなこういうのは。

完全に覚醒したら、やっぱり聖痕が出るんだろうか。
いや、スキンの時はまず聖痕が出たとこからだったんだよな…。



意識が朦朧としてきた。
アポクリフォスが現れたのもこんな時だった。
あの時一緒にいたリンクは、本当に殺されてしまったのだろうか。

―リンク……、リンク

だが手を伸ばした先に現れたのはリンクではなく、うねった長髪を後ろで束ねた見知らぬ誰かだった。


「僕が、憎くないんですか？　ネア」


アレンをネアと呼んだその幻は、哀しそうに涙を流していた。
そしてアレンの前に跪き、触れようと手を伸ばす。



同一人物説再燃ヘイщ(゜д゜щ)カモーン！！
マナとネアが兄弟だと判明した時に描かれてた2人の幼年期の後ろ姿は、1人がくりくりの長髪を束ねてて、1人が短いツンツンヘアだった。髪の短いほうは江戸～方舟あたりで「14番目」のイメージシルエットとして出てきてたから、長髪の方はマナと思って間違いないだろう。
今アレンが見てる幻(というかネアの記憶だろうけど)は、その幼年マナを彷彿とさせる。口調もマナっぽい。というかたぶんマナだと思う。
…で、倒れかけてるアレンにあわせるようにして姿勢を低くしてるということは、この時のネアも似たような体勢だったということで…。更に泣きながら「僕が憎くないのか」ときた。
前回のイメージ映像と違って血はついてないけど、伯爵(マナ)とネアが戦ってネアが負けて、死ぬ直前…って感じかなぁ。
いやわかんないけど。あくまで想像だけど。

マナ(？)のアップのコマ見て何故か月島さんが脳裏を過ぎりました。どうやら挟まれていたようです(笑)



ジョニー「アレン」


我に返るアレン。
危うくアクマに捕らわれかけたが、神田に助けられる。
ジョニーも追いつき、3人は再会した。



目覚ましたら目の前アクマって地味に怖い。

つーか追尾ゴーレムに激突されたってことは、食われた発信器一応無事なんだｗ



ノア化に気づいた神田がアレンに手を伸ばすが、アレンは「触るな」と拒絶した。


アレン「…神田ってホントわからない」


生きていてくれたのは嬉しかった。

でも、アルマは？
教団から解放されて、2人で自由になるんじゃなかったのか。
何故再び団服を着ているのか。


アレン「せっかくの自由をどうして捨てたんだよ！！！」



マリ「どうして戻ってきた」
ルベリエ「なぜ戻ってきたんです」
ズゥ「なぜ戻った」
ジョニー「本当にどうして」
アレン「せっかくの自由をどうして捨てた」←NEW！

生きてて嬉しいとか素直に言ったのが意外でしたｗ

個人的には「戻った理由」より、「この後もまた戻るつもりでいる(っぽい)理由」のほうが気になる。



アレンの胸ぐらをつかむ神田。


神田「…たとえおまえでも、死ぬまで誰にも話さないと誓った」
アレン「……！？」
神田「アルマとの最期は俺だけのものだ。テメェがくれた、俺とあいつの自由の証なんだよ」


その言葉に、アルマが神田に看取られ最期を迎えたことを悟るアレン。ワイズリーの能力で見せられた神田とアルマの幼き日の姿が浮かぶ。

ぼろぼろと涙を零すアレンにギョッとする神田。
振り向いてみれば、ジョニーまで泣いていた。



これ、自由を捨てた理由じゃなくてその前の「アルマは？」にだけ答えたってことかな？
それとも、最大の理由を明かそうと思ったらアルマとの最期の時間を語ることになるからダメ、ってことかな？

アレンは9年前の記憶を全部見てる分、直接会ったのはつかの間でも思い入れは強いんだろうな…。
てか例の丹薬のマヨネーズ盛りは普段からやってたのかアルマｗｗ
ユウドン引きしてるしｗ



突然倒れ、腹をおさえて苦しみだすアレン。

神田は自分が刺した傷が原因だと悟るが、殺気を感じて振り返った。
そして、先程から感じていた視線の正体に気づく。


一方、アレンの傷を診ていたジョニー。
傷口からは、イノセンスの羽根が生えていた。

致命傷ともいえる重傷にもかかわらず動いていられたのは、ノア化の影響ではなかったのだ。以前心臓に穴を開けられた時と同じように、イノセンスが傷を塞いでいたからなのだ。

北米支部襲撃事件後、科学班はアレンを診せてもらえなかった。
イノセンスが傷を塞いでいたことを、ルベリエが知らなかったとは思えない。
隠していたのだろうか？どうして？


ジョニー「『14番目』に覚醒してもなお、イノセンスはアレンを護ろうとしてたことがわかってれば…っ」



神田（“護る”―――、か…………。俺には、異様な執着にみえる）



3ヶ月以上経ってもイノセンスがうにょうにょしてるってことは、まだ完治には程遠いってことかな…。

ジョニー、たぶんそれわかってても無駄だったと思うぞ。
だって、咎落ちしてないにも関わらずあの扱いだったんだぜ…。
…まあ多少プラスにはなるかも知れんけどさ。


「ルベリエが知ってて隠した」ってのがもし当たりだったら、その理由は何だろう？
そしてそれは中央庁としての理由なのか、それとも14番目の遺志を継ぐ者としての理由なのか。

①神ノ道化のアレンへの執着に何か特別な意味があって、それが周囲に知られるとまずいから。
・神ノ道化がハートで、ルベリエはそれを知ってて保護するために隠した。
・神ノ道化がハートで、ルベリエは何らかの理由によりアポが動き出しそうだと判断して神ノ道化の情報を隠そうとした。
・14番目が神ノ道化と組んで何か計画してて、「覚醒してもなおイノセンスがアレンを護ろうとする」ことが知れ渡ればその計画が露見する危険性があるので、協力者であるルベリエがそれを隠した。
…とか…。

②教団内でのアレンの立場を悪化させる必要があるから。
14番目の復活のために、エクソシストとしてのアレンを追い込む必要があったとか。
あるいは、教団内の注意をアレンに向けさせといて何かしないといけないことがあったとか。

③ガチで知らんかった。
「知らなかったとは思えない」とか言わせてる以上流石にないだろうとは思うけどもｗ


というかさりげなく心臓の穴の件回収したなｗ
完治してることをキャラグレで知った時は地味に衝撃だった…。



気絶したアレンは、夜中になっても目を覚まさなかった。メモリーと戦っているのだろう、と推測するジョニー。


“あの子はノアだよ……”
マテールに着いた直後のアルマの言葉を思い出す神田。


――最悪このまま「アレン・ウォーカー」が消える可能性だって

無くは、ない――



宿代が神田の団服の飾りとなｗｗ
アレンの大道芸の見物料は持ってこれなかったのか？ｗ

ここで「あの子はノアだよ」を回想するってことは、その前後(「可哀想な子」とか「それも酷く伯爵と…」とか)もたぶん覚えてるよね。やっぱアルマの言葉が気になったのも理由の1つなのかな。



ジョニー「アレンは戦う。まだ勝負ははじまったばかりだ。だよな？　アレン」


ゴールはここだ。
ずっと呼ぶから、目印になるから、だから頑張れ。

アレンの手を握ってそう呼びかけるジョニーを見て、神田は頭を下げる。
そして「ありがとな」と一言言うと、ひとりで部屋を出ていった。



高校駅伝に出ることになった年の離れた弟に「ゴールで待っててやるから頑張れ」とか言って送り出す兄みたい。
…いや、なんかふとジョニーがアレンより10歳ほど年上だというのを思い出したもので；

神田が頭を下げた…「ありがとな」って言った…。素直だ。
ジョニーがアレンを励ますの見てて神田自身も励まされたんかな。自責の念があった分、「このままアレンが消えるかも知れない」というのは神田にとってもきついことだったろうし。



宿を出た神田は、建物の影に向かって声を掛けた。


神田「で？　いつからストーカーしてんだよ？　ルベリエの番犬(いぬ)」


建物の影から、リンクが姿を現した。



出たーっ！！
おかえりリンク！

ルベリエからアポについて何かしら聞いてるだろうと思うんだけど、話すかな？
リンクの任務って具体的に何だろう。教団の追手やアポをアレンから遠ざけるとか？　あるいはアレンが覚醒したら何かしないといけないことがあるとか…？
神田が街中で視線に気づいた場面見ると、アレンじゃなくて神田達を見張ってるみたいな感じだけど…。アレンを探すために神田達を尾行してたのか、アレンを尾行してたら神田達が現れたから見張ってたのか…。

教団に戻る予定でいる(？)神田としては、アレンと一緒にいるのを中央庁の人間に見られたのはまずいよな。
でも単なる追手だったらわざわざ死んだふりする必要はないし、とりあえず真意を探ろう…ってとこか。


面白そうなところでなんと

次　号　休　載

Oh...


まあ…あれだ…その次の号の時には23巻も出るし…うん。





そういえばアポさんってルベリエのことを部下とか言ってたところを見ると普段実際に枢機卿として活動してるんだろうと思うけど、ずっとアレン探してて大丈夫なんかしら。