社長つれづれ日記

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リーダーとは

2006年08月24日 | 仕事
◆◆役員勉強会

 今日は朝一番の飛行機で松山に帰り、そのままK会社さんの役員会に出席をし、そのあと、引き続きその会社の役員勉強会に出席をしてきました。

 今回は、私が新しく役員になられた方に「取締役の心得」をお話しすると言うことで、1時間ほどお話しをさせていただきました。以前からO理事長より依頼を受けていたものですが、話しをする私の方も色々勉強になりました。

 この会社では、このように社外役員から色々な話しをしてもらう、そのような機会を多く作られます。そういう意味では、自分たちだけの世界に止まらず、第三者の目を通したアドバイスを聞くと言うことで、大変前向きな会社だと思います。このような機会を持つことは大事ですね。我が社でも、いずれこのようなことを考えなければなりません。社外からの意見で、今まで気づかなかった気づきも得られるようになると思います。今後準備してゆくこととしましょうね。

 ところで、今回の話しの内容ですが、結局自分自身を振り返ることとなりました。会社の経営者として、役員としてやるべき責任が果たされているのか、そんなことを色々振り返りました。今日の聞き手は大変真面目な方達でしたので、その分、自分自身の気持ちも引き締まりました。O理事長さんには、良き機会を与えていただいて、本当に有り難うございました。

今日の報告の要旨ですが、以前我が社の新しい幹部向けに話をした内容と重複します。以下、再度確認の意味で、書いておきます。

◆◆幹部の責任

・幹部の責任

 1.会社の方向性を考える
 2.目標達成をする
 3.社風を形成する
 4.自己研鑽をする(成長する)

 1については、実務に埋没するな、と言うことをです。現業に忙しくして、頭が会社全体のことや、会社のこれからの方向性に気が向かないというのは、理由になりません。幹部が会社の方向性を考えなくて、誰が考えるのでしょうか、ということです。

 2については、個人の目標達成をすれば良い、という考え方は、幹部の考え方ではないと言うことです。幹部は自分のグループや部門の目標、そして、果ては全社の目標を強く意識し、達成することに責任を持つのです。

 3については、経営理念を浸透させる責任がある、と言うことをです。社員さんとコミュニケーションを図り、会社の考え方を伝え、健全な社風を形成することに力を注ぐことが幹部の責任です。

 4については、部下の重しになるな、と言うことです。成長しないリーダーの元では、部下は成長できません。狭い判断しかできないリーダーの元では、狭い範囲でしか動けない窮屈な部下が育ちます。リーダーが自己研鑽し成長し続けることが部下の成長に繋がり、会社を発展させる原動力になります。