平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

鹿男あをによし 第4話

2008年02月08日 | その他ドラマ
 大和杯争奪戦開始。
 絶対に勝たせてやりたい!

★この物語は小川孝信(玉木 宏)が人生に前向きになる物語でもある。

 自分には運がない。戦ったってムダ。
 そう諦めていた小川。
 あるいは自分のまわりで起こることは全部災難である小川。
 勝手に鹿にされてしまう。終電には間に合わない。
 彼は自分を取り巻く世界としっくりいっていない。
 だから藤原道子(綾瀬はるか)と同じ部屋に泊まって、シーツで壁を作ってしまうような極端な神経症になってしまう。

 そんな彼が大和杯で「絶対に勝たせてやりたい」と熱くなる。
 この瞬間、彼はネガティブな神経症の男ではない。
 抑圧されていた感情がよみがえる。
 以後はナマズの事件解決と共に人生に前向きになっていく小川の姿が見られそうだ。

★新たな展開……!?

 誰が敵か味方か(鹿かねずみかキツネ)わからないのが、この作品。
 大和杯で勝ち抜き戦が可能であることを指摘した福原重久(佐々木蔵之介)は小川の味方か?
 小川の言うことを信じた藤原道子(綾瀬はるか)。
 かつてこのことを信じた人間はいない。
 そこで鹿いわく。
 「信じた? この女、ひょっとすると……」
 ここで視聴者は「おおっ、新たな展開。道子も神の使い番なのか?」と思う。
 しかし……。

 「この女、ひょっとすると……馬鹿か?」

 笑・どうやら道子は普通の人間らしい。
 道子のマドンナに対する嫉妬は今回も。
 飛鳥の美人画を見て、今の美人・長岡美栄(柴本 幸)を思い浮かべた小川に「今、誰を思い浮かべました?」とツッコミ。
 飲み過ぎておんぶされることも毎回のお決まりか?

 ともかく小川と道子の珍道中は楽しい。
 「のだめ」もそうだけど、どうして玉木さんの役には変わった女の子が絡むのか?

※追記
 今回の綾瀬はるかさん。
 剣道で堀田イト(多部未華子)に小川が負けた時のせりふ。
 「コテンパンですよ」
 前回は「トンズラ」。今回は「コテンパン」。
 さすが歴史の先生だけあって使う言葉が古い。
 でもいずれも日本語としていい響き。こういう言葉は失われてほしくないなぁ。

 小川がコテンパンにやられたことに関して道子はふたとおりにコメントする。
 「憎しみこもってましたよね」
 「仲直りしたかったんですよ」
 同じ出来事をプラスにもマイナスにもコメントできる道子はわりと柔軟な子だ。

 今回の佐々木蔵之介さん。
 小川と道子が同じ部屋に泊まって、何とも言えないいやらしい笑い。
 佐々木さん、この役を楽しんでやっている。



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