平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

OLにっぽん

2008年10月09日 | 職業ドラマ
 脚本は「ハケンの品格」の中園ミホさん。
 「ハケン」では『派遣社員VS正社員の戦い』を描いたが、今回は『中国人VS日本人』。

 主人公の神島島子(観月ありさ)はニュートラルな存在。
 日本人だが中国人の気持ちもわかる立場で描かれている。
 島子は『中国人VS日本人』の公正な目撃者でもある。

★さて、その対立の中で島子が見たものとは?
 日本人と中国人では背負っているものが違うということ。
 陳琳(タン・チャースー)は必死だ。
 両親、村の期待を背負っている。
 両親が身を粉にして働いて自分を大学まで行かせてくれたという思いもある。
 仕事を得てたくさん給料をもらって両親に恩返ししたいと考えている。
 それらが彼女を必死にさせている。
 それに比べて日本人は……?
 プライドばかり高くて仕事をしない。(「ハケンの品格」での正社員と同じですね)
 現在にあぐらをかいて努力しようとしない。
 島子の様に仮に努力したとしても、動機はまわりより少し上に行きたいから。
 だが、そのまわりというのは意識の低い日本人。
 そんな中での努力・競争などたかがしれている。
 どんぐりの背比べだ。
 そんな甘さを小旗健太(阿部サダヲ)は「あなたは本気で生きていますか?あなたの努力などあいつらに比べたら大したことない」と指摘する。
 この様にこの作品は現在の日本に喝を入れる作品。

★それにしても陳琳はいいですね。
 そのひたむきさ。素直さ。
 ありがとうと心から言えること。
 人を心から信じていること。
 両親や親切にしてくれた人への恩と感謝。
 これらは日本人が忘れてしまったこと。
 この作品はこれらのことを思い出させてくれる作品でもある。
 そして日本人が陳琳を受け入れられるかどうか、陳琳に感情移入できるかどうかは今後の日本にとってかなり重要。
 皆さんはどうでしょうか?

※追記
 陳琳と対照的なのが楊洋(ローラ・チャン)。
 気が強くて思ったことははっきり言う。
 楊楊がいるから陳琳のキャラが引き立つ。

※追記
 「上海タイフーン」は中国を舞台にして現在の日本人を浮き彫りにした作品。
 一方、この作品は日本を舞台にしてそれをやっている。
 作劇としては「上海」はストレート、この作品は変化球。
 「上海」は行方不明のお父さんの話などを挟んで現在迷走しているが、こちらはビジネスものとして真っ直ぐに日本人と中国人を描いていきそう。


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