平成エンタメ研究所

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龍馬伝 第45回「龍馬の休日」

2010年11月08日 | 大河ドラマ・時代劇
 龍馬(福山雅治)がお龍(真木よう子)と過ごした最後の時間。
 描かれたのがほとんど<お龍視点>なんですね。
 お龍が龍馬を見つめて何を思ったかが描かれている。

 お龍の方が描きやすいのはわかるが、出来れば<龍馬視点>で描いてほしかった。
 下関でひさしぶりに再会して龍馬は何を思ったか?
 拗ねているお龍を見て何を思ったか?
 描かれているのは<仕事が忙しくて妻をないがしろにしている恐妻家><コミカルでドタバタしている龍馬>の姿。
 唯一、龍馬視点で描かれているのは、布団を並べて自分のことを信じてくれているお龍に「有難う」と言い、眠る姿を見つめるシーンぐらいか。

 「龍馬伝」は龍馬を見つめる周囲の人々という形が多いんですよね。
 弥太郎(香川照之)の語りがその最たる物だし、龍馬の父親が亡くなる時も、成長した龍馬を見つめる父親の視点だった。
 それは作劇手法としてはあり得ることだとは思うが、そればかりだと主人公・龍馬に感情移入しづらくなってしまう。
 実際、今回僕が感情移入したのもお龍でしたし。
 前回のお元(蒼井優)の話は彼女を助ける騎士みたいな<龍馬視点>があって話としては面白かった。しっかり行動していた。
 だから今回もお龍のためにもっと行動すればよかったのに。
 たとえば、<本当に風呂を焚いている>とか<朝食を作っている>とか<黒船でいっしょに世界を旅する夢を語る>とか。
 お龍と出会ってから現在までのことを回想して語るというのも、あざとくなるが、やってもよかったように思う。

 なお余談だが、「笑っていいとも」に出演されていた真木よう子さんに拠ると(←僕もヒマですね)、わざわざ龍馬がお龍の所にやって来て「風呂は熱いお湯がいい」と言ったのは福山さんのアドリブだったらしい。
 そのシーン、監督からなかなか「カット」が掛からなかったので、福山さんが場を繋ぐために入れたのだそうだ。
 福山さんは<風呂は熱いお湯派>なのでしょうか。


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4 コメント

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「最後の時間」の味わい (TEPO)
2010-11-08 22:36:13
>龍馬(福山雅治)がお龍(真木よう子)と過ごした最後の時間。

私はそれなりに味わい深かったと思いました。
37分前後、龍馬が窓に腰を下ろし逆光で顔が暗く表情が見えないシーンが約50秒ほど続きました。この異様に長い時間は何を意味するのかが自ずと気になり、自らの死を覚悟ないし予感しているようにも見えました。

無論、お龍の側の描写も充実していたと思います。
いそいそと鏡に向かい「うみ」を稽古していたお龍は実に可愛かったと思います。
また、お龍が床に一枚ずつ置き始めた紅葉がいつしか床一面を覆い、彼女が待っていた時間の長さを物語ると同時に、龍馬が斬られる「予知夢」と相俟って「血」をイメージさせるなど、例によって映像的には凝っていたと思います。
映像美堪能派 (Nolly Chang)
2010-11-09 00:22:35
こんばんは。
以前にも書きましたが今年の大河は映像美に着目して見ています。TEPOさんコメントの龍馬の悲しげな、でも何か決意したようなアップ、ほれぼれしました。福山さんが最近一段と格好よくなってきて、驚きます。
今回のお話も、お龍さん、三吉さん、乙女姉のつながりがさりげなく書かれていて、なおかつ美しい映像でひきこまれました。

総括には早いのですが、第3部からぐっとよくなった「龍馬伝」、映像美もさることながら、ストーリーとしても秀逸だとここ数回をみて感じています。
坂本龍馬といえば、現代人にとってはヒーローで、快男児で、時代の風雲児。龍馬が大好きっていう人は多いですよね。
けれど、当時はどうだったのか。既得権益を手にしている長崎奉行や、現行制度の中でしか出世を考えていなかった弥太郎の龍馬への怒りなど、嫌われて憎まれる龍馬像を描くというのは、非常に斬新。実際にいろいろな人に憎まれ、うとまれたから、殺されてしまったわけですし。
一方で龍馬を愛し、龍馬に影響をうけた人間もいた。そのあたりが、非常にいいバランスで説明調にならずに描かれていると思います。
「龍馬伝」は名作です。
思い込みがあると (コウジ)
2010-11-09 09:08:00
TEPOさん

いつも有難うございます。

>37分前後、龍馬が窓に腰を下ろし逆光で顔が暗く表情が見えないシーンが約50秒ほど続きました。この異様に長い時間は何を意味するのかが自ずと気になり、自らの死を覚悟ないし予感しているようにも見えました。

恥ずかしい話ですが、このシーン、全く僕の中に残っていませんでした。
やはり思い込みがあると、見ることが出来たものが見られなくなってしまうんですね。
反省です。

お龍の「うみ」のシーンは可愛かったですね。
気の強さと可愛らしさが同居しているお龍の魅力がよく出て、好きなシーンです。
左脳で (コウジ)
2010-11-09 09:28:24
Nolly Changさん

いつも有難うございます。
僕はどうも<左脳>で見てしまうタイプなんですよね。
それに男性の役者さんはあまり注意して見ていない。
今回も福山さんよりは真木さん。
すみません……。

龍馬像については僕も考える所がありました。
「龍馬伝」を見てしまうと、「竜馬がゆく」が読めなくなりますね。
「竜馬がゆく」の竜馬はあまりにも<快男児>過ぎて、弱さを兼ね備えた「龍馬伝」の龍馬の方にリアリティを感じる。

ただ今回を見ても何か物足りないんですよね。
「竜馬がゆく」は今読むと、講談調でこんな人間いないだろうと思えるのですが、最初に読んだ時は引っかかるものがあった。力を与えられた。
でも「龍馬伝」は「ああそうなのか」で終わってしまう。
それが何故なのかを考えて、今回の視点の問題などを書いたのですが、引っかかるところがないのは、思い込みがあったり左脳で見ているせいなのかもしれませんね。

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