一時、戦争法案反対派の間で話題になったドラマのせりふがある。
『女王の教室』 阿久津真矢(天海祐希)の次のせりふだ。
「いい加減、目覚めなさい。
日本という国は、そういう特権階級の人が楽しく暮らせるように、あなたたち凡人が安い給料で働き、高い税金を払うことで成り立っているんです。
知ってる? 特権階級の人があなたたちに何を望んでいるか。
今のままずーっと愚かでいてくれればいい、世の中の仕組みや不公平なんかに気付かず、テレビや漫画でもボーっと見てなにも考えず、会社に入れば、上司の言うことをおとなしく聞いて、戦争が始まったら、真っ先に危険なところへ行ってくれればいいの」
ドラマだから誇張されている部分は差し引かなくてはならないと思うが、このせりふにリアリティを感じてしまうところが現代社会だ。
たとえば、アベノミクス。
株などの資産を持っている者はますます豊かになり、持たざる者は実質賃金低下でますます生活苦に。
上の人間は「あなたたち凡人が安い給料で働き、高い税金を払うこと」を望んでいる。
あるいは、オリンピックエンブレム問題。
トップデザイナーや大手広告代理店といった一部の人たちが仲間内で決めていたことが発覚して、世の中のあらゆることは上の人間で決められていることがわかってしまった。
大会組織委員会・武藤敏郎事務総長は謝罪会見で<一般国民>という言葉を使用し、ネットでは、これを皮肉った<上級国民>という言葉が生まれた。
あるいは、経済的徴兵制。
これなんかも、まさに真矢先生が言った「(凡人は)戦争が始まったら、真っ先に危険なところへ行ってくれればいいの」に合致する。
オリンピックなんかもね~。
別に水を差すつもりはありませんが、結局は利権の温床。
特権階級、上級国民はこれで大儲けする。
一般国民には、そのおこぼれを渡すだけ。
あとは、オリンピックの熱狂で、現実の不平不満を忘れてくれればいい。
すごく人間不信で、夢のない現実の見方ですが、上級国民はそんなふうに考えているのではないか?
では、こんな現実を前に<一般国民>はどうすればいいのか?
真矢先生は言う。
「いい加減、目覚めなさい」
真矢先生は説く。
勉強して、上の人間の言っていることにダマされず、現実をしっかり見つめ、自立しなさい。
『女王の教室』は10年前の作品だが、そのメッセージは現在に大きなインパクトを持つ。
『女王の教室』 阿久津真矢(天海祐希)の次のせりふだ。
「いい加減、目覚めなさい。
日本という国は、そういう特権階級の人が楽しく暮らせるように、あなたたち凡人が安い給料で働き、高い税金を払うことで成り立っているんです。
知ってる? 特権階級の人があなたたちに何を望んでいるか。
今のままずーっと愚かでいてくれればいい、世の中の仕組みや不公平なんかに気付かず、テレビや漫画でもボーっと見てなにも考えず、会社に入れば、上司の言うことをおとなしく聞いて、戦争が始まったら、真っ先に危険なところへ行ってくれればいいの」
ドラマだから誇張されている部分は差し引かなくてはならないと思うが、このせりふにリアリティを感じてしまうところが現代社会だ。
たとえば、アベノミクス。
株などの資産を持っている者はますます豊かになり、持たざる者は実質賃金低下でますます生活苦に。
上の人間は「あなたたち凡人が安い給料で働き、高い税金を払うこと」を望んでいる。
あるいは、オリンピックエンブレム問題。
トップデザイナーや大手広告代理店といった一部の人たちが仲間内で決めていたことが発覚して、世の中のあらゆることは上の人間で決められていることがわかってしまった。
大会組織委員会・武藤敏郎事務総長は謝罪会見で<一般国民>という言葉を使用し、ネットでは、これを皮肉った<上級国民>という言葉が生まれた。
あるいは、経済的徴兵制。
これなんかも、まさに真矢先生が言った「(凡人は)戦争が始まったら、真っ先に危険なところへ行ってくれればいいの」に合致する。
オリンピックなんかもね~。
別に水を差すつもりはありませんが、結局は利権の温床。
特権階級、上級国民はこれで大儲けする。
一般国民には、そのおこぼれを渡すだけ。
あとは、オリンピックの熱狂で、現実の不平不満を忘れてくれればいい。
すごく人間不信で、夢のない現実の見方ですが、上級国民はそんなふうに考えているのではないか?
では、こんな現実を前に<一般国民>はどうすればいいのか?
真矢先生は言う。
「いい加減、目覚めなさい」
真矢先生は説く。
勉強して、上の人間の言っていることにダマされず、現実をしっかり見つめ、自立しなさい。
『女王の教室』は10年前の作品だが、そのメッセージは現在に大きなインパクトを持つ。
長文&途中から語り口調になってしまいまして申し訳ありません。
『女王の教室』懐かしいですね~
天海祐希さんの演技力とセリフに当時の自分が圧倒されたのは今でも覚えております。
そうです。国民は今まさに目覚めなきゃいけないときです。(特にネト◯ヨさんは)
自民党(というよりは日本会議)が今一番恐れているのは、無知なる国民が自分達に違和感を覚え、自分達に反発してくることだった。
ところが、ネト◯ヨや在◯会という存在の台頭が、国民のインテリジェンス化にある種のストップをかけた。
有り余った反発エネルギーを外へ反らすために、ネットやヘイトスピーチを駆使して自分達こそが正義であり、自分達に刃向かうものは全て敵という思考回路を、若者を中心に植え付けた。
この動きは自民党(日本会議)にとっては好都合だった。
反発エネルギーが外へと反れたばかりか、自分達が国民に植え付けたかった考え方が勝手に広まっているからだ。
ましてや若者が中心らしい。なるほど此れは良い。これから選挙の中心になるであろう彼らが、もう既に自分達を信じてくれる馬・ゲフン・・・素晴らしすぎる国民になっているからだ。もう安心。あとは反発したくてももう出来ない戦後世代に退場頂ければ晴れて大日本帝国万々歳 ワーワーワー
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だが、肝心の若者の中から遂に反発する者達が現れた。
若者たちは安保法制に反発。一部の国民はインテリジェンスを説き始めた。
まあまだ大丈夫だ。所詮無知なガキ共や無力な中級国民、すぐいなせるさ。
ところが、仲間の若者が素晴らしい失言。(利己主義共が調子づくなと発言した者、金とゲイにかまけたトンデモ議員、何やってんだ怒)
更に仲間達も次々と失言の嵐
おまけに(新幹線受注に失敗しました)には目も当てられない。
だからこそ今、この国は重要な分岐点に立たされている。
上級国民に任せて飼いならされるか、
彼らから自立し茨の道を全国民と共に歩むのかを・・・
いつもありがとうございます。
大変、勉強になりました。
ネトウヨさんに関して僕も大いに興味があるのですが、忘却さんの方が詳しそうですね。
今後ともご教授下さい。
あくまで、概略の理解ですが、
ネトウヨさんって、中国韓国が憎むべき敵。
自民党に異を唱える者は、サヨクで在日。
って感じですかね。
もし、そうだとしたら何という単純思考!
人間の頭の中って、テーマによっては右もあり、左もありで、もっと複雑なものなのに。
あるいは、現在の生活があまり心地よいものでないとしたら、その主な原因は決して中国、韓国でなく、現在の日本を形作っている上の方の人間たちなんですけどね。
完全に戦うべき敵を間違えていますし、飼い慣らされていますよね。
武藤議員の発言にあった、自由と基本的人権の制限と滅私奉公っていうのも、まったく意味不明。
これを支持することは、自ら自由と人権を放棄して、奴隷になることですよね。
もちろん、仮に中国に侵略されれば、自由と基本的人権は損なわれるのでしょうが、それとこれとは別の問題。
中国に攻められるぞ、と言われて、自由と人権を放棄してしまっては、それこそ本末転倒。
本当に理解不能な人たちが現れてしまいました。
自己の内面と向き合い、教師と友達と対話するような単元を削り
子どもはふるいにかけ、教師には多忙を
例えば理科の実験を通して自分で、教室で考察し合うというようなことが、本当は重要だったりするそうですね。
教育基本法から教科書問題まで
戦後教育の細やかな部分を少しずつ
個人から国へ
そろそろ歴史認識の修正でしょうか
因みに待機児解消と称して改定される保育所指針等にも懐疑的です。
人格形成に最も重要な乳幼児期の、人的・空間的保証をどんどん削っていると感じるからです。
ここ数年感じますが、愚○政策大成功なのでは…
「いい加減、目覚めなさい」重いですね~
個人的には学生時代に読んだ「23分間の奇跡」が強烈に印象に残っています。
いつもありがとうございます。
現政権は教育の現場や内容が左に行き過ぎていると考えているようですね。
首相は国会で口をとがらせて「日教組! 日教組!」
道徳教育が始まり、東京都が採択した育鵬社の教科書には安倍首相の写真が満載だとか。
これでは、彼らのバックボーンを考えると、いずれ「教育勅語」を教える時代が来るかもしれませんね。
政府が変えようとしている学校教育。
多様性や考えることを失わせる教育が、果たして彼らの愛してやまない国の発展に繋がるのでしょうか?
国際認識と違う歴史を教えることが、国際社会で通用する人間を生むのでしょうか?
大いに疑問です。
保育所指針に関して、僕は知識ゼロだったのですが、調べてみますね。
ありがとうございます。
さすがに今回の意見はぶっ飛びすぎた発言でしたので、しばらくはシンプルな発言を心がけるようにいたします。
これからの教育に必要なのは、多様性を受け入れる「心の柔軟性」と、自ら問題を思考し、思考したものを皆でシェアしたり時には討議するような「考えさせる教育」などでしょうね。
広い世界と早い時代の潮流の中で自分は何ができるのか、どうすればいいのかを考えられるクセを子供のころから身に着けさせると良いでしょうね。
ただこの手の問題に関しては、子供側も面倒くさがっている節があるので彼らに、いかに考えることが楽しいものなのか・面白いものなのかを教えられるような工夫が必要になってくるかと思います。(有志の私立学校に期待するしかないでしょうか)
いえいえ、忘却さんの熱い思いや危機感が伝わってきましたよ。
『女王の教室』は、真矢先生が不安や恐怖で、子供たちを支配していく過程を描いたドラマなんですよね。
国家なり文科省なりが、子供を支配しようと思えば、簡単にできることを証明している。
でも、和美や由介は「心の柔軟性」を持っていて、「自ら問題を思考し、思考したものを皆でシェアしたり」することを始めたんですね。
そして、団結して真矢先生に対峙した。
戦争法案に反対する人が、この作品に注目したのは、こんな所にあるのかもしれません。
保育所指針等とは、新エンゼルプラン辺りから東京都の認証保育所制度、子ども子育て支援法までの一連の変革等の事でした。
人的・空間的最低基準が削減されるなど問題点は多々あるかと思いますが、企業が保育事業に参入できるようになり、保育が金儲けの手段になりうる点が最も問題かと、感じます。
自治体(国)が直接的に子どもの発達や育ちを守る
従来の姿勢から大幅に変わっていると思います。
こちらの記事と主旨が離れてしまってすみませんでした。
教えていただきありがとうございます。
なるほど、老人介護施設などでも問題が起きてますしね。
国は少子化解消を課題にしているようですが、どうしてもっと予算を取らないんでしょうかね。
一方で、新国立競技場などの巨大建造物には金に糸目をつけない。
どちらが未来のためになるかは明らかなんですけどね。